クールペッパーページ14「火星人ニュースの画像分析」/黒月樹人
Cool Pepper Page 14 “PICTURE ANALYSIS ON MARS BEING NEWS”
By Tree man (on) BLACK MOON (Kinohito KULOTSUKI)

クールペッパーページ14「火星人ニュースの画像分析」

 クールペッパーページ13で簡単に説明した画像分析法を、2008124日に紹介された「火星人ニュース」(CNET Japan)[1]の画像に対して適用してみよう。図1がニュース原画像である。これをAとする。ここから、図2で示した、赤枠、青枠、緑枠の、各分析領域を取り出して、画像分析した。


1 ニュース原画像A

2 分析領域

3 赤枠領域の原画像B

4 Bの処理画像(色補正したもの)

5 青枠領域の原画像C

6 Cの処理画像(色補正したもの)

7 緑枠領域の原画像D

8 Dの処理画像(色補正前)

9 Dの処理画像(色補正後)

 それぞれの原画像は赤茶色の色調になっているが、おそらくNASAによって調整されたものであろう。ただし、各色補正後の色が正しいというわけではない。今回の色補正の処理は、イメージを識別しやすくするための、人工的な変色である。しかし、この処理によって、図1の、ニュース原画像Aにおける舞台状況が、よく分かる。ここでは、手前にテラス状の岩石斜面があって、崖のような境界の向こう側には、低い位置としての、フロア状の石ころ砂漠がある。図4より、岩石斜面の色調に対して、石ころ砂漠の色調は、ややピンク色のほうへと傾いている。図6には、この石ころ砂漠の背景が、広く描かれている。火星人とも名づけられている、緑枠の、人魚姫のポーズにも見える画像について考察しよう。

7で頭部のように見えている暗い領域は、右肩から胴体を経由して右太ももへとつながる領域の像に対して、立体的な変化に乏しいことが分かる。また、右腕の肘から先の部分のように見える領域の色調は、図9の色補正後のものによると、青色にではなく、ピンク色のほうに近い。これらのことから、頭部と、右腕の肘から先と、左半身に相当する暗い領域は、フロア状の石ころ砂漠に映った影であると考えられる。この影を作った実体は、右肩から、脇、腰、右太もものように見える、テラスの端か、フロアへの斜面に存在する岩石であろう。少し中央が凹んだ円盤状の、赤血球の形状に似た部分が、ブーツのような部分に乗っているような形状である。ブーツの影が右腕の肘から先の部分に対応しているようだ。これは影なので、時間が経過すると、変化する可能性がある。そのような画像を見て、腕が動いているように思えるかもしれない。影の形状が、実体の形状と、完全に対応しないのは、石ころ砂漠の面が凸凹しているためだろう。ブーツの先は、テラスの基盤から、少し離れているようだ。ただ、これらの巨大赤血球とブーツ状の岩石の形状は、自然な岩石と見るには少し違和感のあるもので、奇妙な物体ではある。(2009.01.18)

 参照項目
[1]http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20365650,00.htm