クールペッパーページ18「フォボスの光る粒子群」/黒月樹人
Cool Pepper Page 18 “SHINING PARTICLES ON FHOBOS”
By Tree man (on) BLACK MOON (Kinohito KULOTSUKI)

 クールペッパーページ18「フォボスの光る粒子群」

 まだまだ画像解析ソフトを改良しているところであるが、火星の小さな衛星ダイモスの画像を調べて、この衛星ダイモスの形状がゴマのようになっていることが分かった[1]NASAはフォボスのほうに興味があったようで、こちらの近くに観測機を送って、より高精度の画像を得ている(1, 2)[2][3]。これを見ると、フォボスに数多くの不思議があることが分かる。図2では色調が変えられているが、この巨大なクレーターが衝突によってできたと考えるなら、フォボスは岩石ではありえないことになるだろう。ほぼ、この巨大クレーターの縁から生じている、何本もの筋状のくぼみが、どのようにして生じたのか。そして、この青緑色の模様は、いったい何なのか。さらに、小さなクレーターの形状に、シャープなものと、シャープではないものがある。これも変だ。これらの謎について、NASAの科学者たちは、さぞ頭を悩ませていることだろう。


1 フォボスの全体像

2 フォボスの巨大クレーター

 私が開発している画像解析ソフトは、現在、バージョン12であるが、これのメインネームは、ただのboxである。これは、C言語の学習テキストにあったサンプルプログラムの名称を継承したからであり、ウィンドウ画面に□を描くだけのプログラムだったかと思う。それをベースにして、さまざまなアルゴリズムによる処理過程を組み込み、市販の画像ソフトには無い、特別な処理ができるものとなってきた。これによる処理結果のレベルを、アルファベットの大文字で表している。OAは原画像で、Oは全体像に近いもの、Aは処理用の小さく切り取ったものとしている。B,C,Dの説明は略して、利用するのはEレベルからである。Fはさらに色補正を行ったもので、Gはフォーカス処理を加えたものである。対象物によって、E, F, Gのうち、分かりやすいものを選ぶことになる。Gのレベルが、いつでも最良の効果を生み出すというわけではないようだ。

 解析対象として、図1と同じ角度と距離からの、より高精度の画像([2]の高精度)を用いた。これをコンピュータに取り込み、拡大して、眺めてゆき、次の図3〜図6の地域を選んだ。ここには、何か気になる小粒が確認できる。図のタイトルで、これらの目標物を説明しておく。


3 巨大クレーターの縁の白い2

4 中央の小クレーター付近の右方の、小粒

5 上部のゆるい凹みの、左上斜面にある白い粒

6 右上の筋が始まるクレーターの左にある、
細かい筋の途中にあるニキビ状の粒

 図3の白い2点を含む、狭い領域を図7として取り出し、解析ソフトbox12.exeEレベルの処理画像をつくって図8とした。これについては、まだ、よく分からないが、何かドーム状のものがあるようにも見える。


7 クレーター縁の白い2点の原画像

8 白い2点画像のEレベル処理

 図4の右端の平原にある小粒の周囲を切り出して図9とし、これに対してEレベル処理を行ったものを図10とした。この小粒は、丸い形状をしている。その左上の暗部は、この球体の影ではないように見える。ここは窪地なのかもしれない。


9 平原の小粒の原画像

10 平原小粒画像のEレベル処理

 図5の奥斜面の白い粒の周囲を含めた領域を取り出して図11とし、これのEレベル処理画像を図12とした。これは輝く尖塔に見える。暗領域は、この尖塔の影だろう。この影の形状から、輝く尖塔の形は三角形となる。ただし、左側の部分の影がぼやけており、この尖塔は、左側に、光の反射能が低い何かを従えている可能性がある。あるいは、左側が不鮮明なのは、その地の影響かもしれない。ここの色調は、右上の平地とよく似ている。


11 ゆるい凹み奥斜面の白い粒


12 白い粒画像のEレベル処理

6では、右上の筋が始まるクレーターの左に位置している、細かい筋の途中にあるニキビ状の粒を対象物として選んだ。小粒が集まっている部分である。これを含む小領域を図13として取り出し、これのEレベル処理画面を14とした。これは驚きだ。明らかに、これは自然現象で生じた形状ではない。中央の白い物体は、左上に、波状の影を作っている。これらは、輝くドームの集合体のように見える。この集合体は三脚の配置で棟をもっていて、中央に高い部分をもっており、図の左上に向かって、少し離れた白いドームと、黄味がかったドームをしたがえている。その周囲には、低い凸凹のものが群がっている。まるで教会と周囲の村のような関係だ。あるいは、これらの凹凸は何かの資材を置いた状態のようにも見える。ここは何かの「基地」なのだろうか。それとも、さらにSFじみてくるのだが、この三角型の光るものは、この細い筋を掘り進んでいるブルトウザーのようなものなのだろうか。図6を見ると、この細い筋で、これが左上に進んでいるとしたら、後にしてきた右下の部分だけが、他の部分より白くなっていることが説明できる。はたして、これは「基地」なのか、それとも何らかの「機器」なのか。さらに詳しく調べる必要がありそうだ。


13 細い筋にあるニキビ状粒子群

14 ニキビ状粒子群のEレベル処理

 ニキビ状粒子群の右下白色領域を含む画像を切り取って拡大し、Eレベル処理画像としたものを図15とした。この白色領域の様子は、よく分からない。暗い部分が見当たらず、まるで雲のようにも見える。さらに解析プログラムの能力を引き上げる必要がある。


15 ニキビ状粒子群の右下白色領域のEレベル処理

 図6の左下にある、このニキビ状粒子群だけでなく、図6には、他にも、パターンの異なる要素が見える。このニキビ状粒子群の右上へと視線を移すと、他のクレーターとは、深さも底面の向きも異なる、中央に小さな黒点をもつクレーターがある。これについて調べよう。この「中央黒点クレーター」を含む領域を切り取って、拡大し、図16とした。これについて、Eレベル処理をした画像を図17とした。これの分析結果を調べたところ、光の三原色の最低値が、いずれも高すぎて、明るすぎる状態であったので、Fレベル処理もおこなって、これを図18とした。


16 中央黒点クレーターの原画像

17 中央黒点クレーターのEレベル処理


18 中央黒点クレーターのFレベル処理

 これは、とんでもないものが現れた。方形の物体だ。この解析プログラムの内部アルゴリズムから考えて、このような方形の線が現れるということは、処理のミスではなく、確かに、そこに映っていたものが、方形の陰影を帯びていたということである。中央の黒点は、穴と考えられる。これを取り囲むように、高い壁かビルのような構造物があり、その左下のところに空間がある。これらの構造物は、穴に続く中央に、隙間をもっている。また、これらの高い構造物の上側には、低くて細長い、通路のようなものが一本と、低い構造物が平行に二練ある。このクレーターの右側にある、細い緑の線は、原画像を構成するときに、異なる画像を切り取って合成したときの、ビットのずれに由来しているものだと考えられる。このクレーターは、右側に入口のような構造をもっているようだ。これは、大変なことになった。このような構造物は、とても自然現象で生ずるものではない。フォボスには基地があるのかもしれない。あるいは、ここは、地中への入口かもしれない。フォボスは「スターウォーズ」のデス・スターのような、人工的な天体だという可能性も浮かび上がってきた。図10も、ひょっとすると、地下トンネルとの出入り口かもしれない。とにかく図18は、何らかの見間違いや、プログラム操作のミスで描けるようなものではない。今、私は、ようやく「夢」から醒めた。(2009.01.20)

 追記(2012年3月11日)
 この図18は「偽像」でした。解析のための原画像のサイトを調べたところ、jpg画像だけではなく、tif画像も存在していました。上記解析を行っていたころは、tif画像がbmp画像と同じ精度をもったものだということを知らなかったので、jpg画像を取り込んで解析していたわけです。今回、この、tif画像を取り込んで、bmp画像へと変換し、解析したところ、jpg画像で観察されていた、方形のパターンは、まったく現れませんでした。訂正して、おわびします。「夢」を見ていた、「夢」から、もう一度、醒めたところのような気分です。



 参照

[1] 黒月樹人, クールペッパーページ17

COOL_PEPPER_PAGE_17_MARS_MOON_DEIMOS.html

[2] NASA, PIA10368: Phobos from 6,800 Kilometers (Color) PIA10368.jpg (964.4 kB)

(高精度) http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA10368

(中精度) http://photojournal.jpl.nasa.gov/jpegMod/PIA10368_modest.jpg

[3] NASA, phobos.jpg

http://weblogs.baltimoresun.com/news/sciencematters/blog/phobos.jpg

 補足

  フォボスの大きさは26.8km×22.4km×18.4kmと分かっている。画像から比を用いて推定すると、この中央黒点クレーターの直径は250mほどになる。すると、図18の構造物の横の長さは100mくらいとなる。妥当な値だ。そして、この衛星の平均密度は1.887[g/m3]と求められている。これは小さすぎる。内部空間が、かなり確保されていると考えるしかない。なるほど、NASAが興味をもつのは当然のことである。フォボスが人工天体や人工衛星であるかどうかは、まだ決められないが、その状況証拠は、一気に増えたことになろう。とにかく、内部のことまでは分からないものの、ここに着陸してビルを建てられるくらいの知性の手が入っているのだ。さらに、これらの証拠から言えることは、地球だけに(イルカやクジラや、絵を描くゾウやオランウータンも含めた) 知性体が存在していると考えるのは、まったく「夢物語」だったということである。私たちは、いつまでも、自分たちだけの「夢」の中で生きているべきではない。すでに、フォボスには、図18のような「現実」が存在しているのだ。