クールペッパーページ24「タイタンの港湾風景」/黒月樹人
Cool Pepper Page 24 “A HARBOR SCENES ON TITAN”
By Tree man (on) BLACK MOON (Kinohito KULOTSUKI)

 クールペッパーページ24「タイタンの港湾風景」

 タイタンは土星で最大の衛星である。かねてから、大気の存在が確認されており、生命が存在する可能性も唱えられてきた。2005114日に、欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)の ホイヘンス探査機(Huygens probe)が、この衛星に着陸し、その過程において、情報量の豊富な写真が撮影されて、地球に送られた。着陸付近におけるタイタンの風景は、地球そっくりであるという。しかし、空中から撮影したタイタンの風景写真の一つを詳しく調べてみるだけで、はるかに驚くべき知識が得られる。私は、モザイク状のビットマップ画像から、それらのピクセルの向こうにあった景色の情報を引き出す技術を開発した。これを利用して、タイタンの風景の中に存在しているものの姿形を描きだしてみよう。Fig.1はタイタンの全景である。Fig.2はタイタンの一地域の写真に、解析領域を記して、風景コードを記したものである。Fig.3Fig.4は切り取った原画像である。これを拡大すると、モザイク状になってしまい、細部が分からない。これに対しての解析画像がFig.5Fig.6である。以後、原画像の掲載は省略する。
 何が写っているのかを想像することもできそうだが、遠い星の風景であり、文化的な交流もないので、あわてて判断することは、ひかえておこう。たとえば、Fig.12 の風景Hを「海」であると判断することは危険である。何かが立っており、そのうちの一つが光っている。Fig.13の構造物は、かなり巨大であり、複雑である。もちろん、自然物でないことは、すぐに分かる。Fig.17には、球体が、少なくとも三つ見える。

1 タイタン


2 風景コード


4  風景Aの原画像


5  風景Bの原画像

6  風景Aの解析画像


7  風景Bの解析画像


8  風景Cの解析画像

9  風景Dの解析画像


10  風景Eの解析画像

11 風景Fの解析画像

12  風景Gの解析画像


13  風景Hの解析画像


14  風景Iの解析画像

15  風景Jの解析画像


16  風景Kの解析画像

17  風景Lの解析画像


18  風景Mの解析画像

19  風景Nの解析画像

20  風景Oの解析画像

(2009.01.27)