CPP45 “KAI handles Ant & Pig
(KULOTSUKI ANALYSIS INSTITUTION handles ANT.EXE & PIG.EXE)
By Tree man (on) BLACK MOON (Kinohito KULOTSUKI)
クールペッパーページ45「黒月解析研究所のant.exepig.exe」/黒月樹人

CPP45「黒月解析研究所のant.exeとpig.exe」

 黒月解析研究所の「商品」となるものを制作しているところだ。かなり多く生まれてきたが、「商品」としての形となるまで、まだ少し、乗り越えなければならない「壁」がある。このような過程の中で、いろいろな問題を解決するため、次々と新しいアイディアがわいてきて、それらを実現するために、限られた時間を使わなければならない。今は、それらの優先権を何に振るかということが、私の目の前にある問題である。

 このページでは、新しく生まれた解析ソフトのantpigについて説明しよう。

 最近、画像ソフトの能力が急激に発達したので、女性の裸体やUFOの合成画像が、あちらこちらに、あふれている。女性の裸体については、本人なら容易に判定できる。本人の記憶や、実際の体の特徴が、反例の証拠になろう。しかし、後者の証拠を持ち出すのには問題がある。これに対して、UFOの合成画像の判定は、さらに難しくなる。何が本物で何が偽物かという答えを、実体で確認することは、まあ、太陽系の宇宙連合のようなものがあって、地球が、そこに参加できないかぎり、ほとんど不可能である。

 解析ソフトのantは、Photo Shopなどで加工されたはずの画像に対して、その加工前の画像を想定するために生まれた。このときのアルゴリズムの主要なところを思い浮かべると、各種の変化形を生み出すことができる。最もシンプルな拡張が、単純な「逆」操作である。antでは、「画紋グラフ」が、対角線のほうへと収束するのであるが、pigでは、これが、逆の向きに発散する。

 これらの説明のために、まず、何も加工していない、自然な画像を用意しよう。私が撮影した、図1の、散歩中の犬である。しかし、最近のカメラは、このような生命体の画像を撮影するとき、勝手に何らかの操作をするようだ。図2Gamon_OWは、図1の画像について、「画紋」を調べたものである。このGamon_OWと、これまで用いていたGamon_Wとは、「画紋グラフ」の大きさが異なっているだけで、内容は同じである。Ooriginalの頭文字であり、歴史的には、Gamon_OWのほうが早く生まれていた。さて、ant100-50の画像のほうが、これまでに得られていた「自然な画像」に近いと思われる。しかし、カメラのサービス機能で、何もしなくても、Gamon_OWの画像が得られるようになっているらしい。そのほうが、カメラとして「優秀」だと考えられているのかもしれない。人間を撮影するときも、きっと、何かやっていることだろう。まあ、今回は、この犬の画像を「自然なもの」と見なそう。


 pig解析の例としては、pig_50pig_500を取り上げた。antでは色が薄くなるのに対して、pigでは色が濃くなる。これらの違いは、他の画像ソフトにおける「色のコントラスト」と考えればよいだろう。そのような、他の画像ソフトと同じ手法かどうかは分からない。このような方法は、一通りだけというわけではない。ここでは、pig_500の画像のほうを、よく見ておいてほしい。特に注意してほしいのは、画面の粒子が一様になっているところである。

 次に、これらのソフトの応用として、UFOの画像について考察しよう。図3は、2009年に、あるウェブ[1]で登録された、UFOの画像である。もちろん、登録した側では、「本物」だと考えていることだろう。

 このUFO画像をベースとして、図2に倣い、図4として、Gamon_OW, ant100-50, pig_50, pig_500の解析結果をまとめる。Gamon_OWの画紋グラフのパターンは、自然な画像のパターンと、よく似ている。しかし、中間より、少し明るいほうへ向かったところに、何か、切れ目のようなところがあり、そこから、小さな広がりがあって、さらに、最も明るい部分では、画紋パターンが極端に収束している。ひょっとすると、このUFO画像は、自然なものではないかもしれない。

 図4の、ant100-50, pig_50, pig_500の解析結果を見てゆくと、画紋グラフのほうも、その解析アルゴリズムに従って変化しているが、最後のpig_500UFO画像に、このページの結論が現れている。図2でのpig_500の、散歩犬の画像と見比べてほしい。明らかに異なっており、合成画像の処理過程が現れてきている。この画像のUFO部分の一部を拡大して、図5とした。空の画像モザイク単位の大きさと、UFOの画像モザイク単位の大きさが、81となっていて、明らかに異なる。散歩犬の画像(6)では、このような変化は、どこにも見られない。このようなことから、UFO画像(Wichita, Kansas, 2009)は合成されたものであることが明らかになった。

 まとめ

 黒月解析研究所で、新しく開発した、antpigの二極ソフトを利用すると、合成画像の直接的な証拠が、その画像から得られるということが分かった。このような解析過程を突破して、合成画像が、本物らしく生きながらえることは、ほとんど不可能に近いと考えられる。本物そのものか、本物のように見せかけた、実体をもつ模型などを、実際に飛ばせて、それを撮影するしか、この解析過程を突破する方法はないだろう。もちろん、できの悪い模型であれば、いずれ、何らかの手法で、嘘は見抜けるようになるだろう。しかし、たとえ模型であろうと、それが実際に空を飛んでいれば、本物としてのUFOの定義にあてはまるかもしれない。その模型を宇宙人が作っているか、地球の、どこかの軍が作っているかということの違いは、おそらく、画像には現れないだろう。私が判定するのは、バーチャルなUFOだけである。(2009.03.06)

 参照資料

[1] UFO画像(Wichita, Kansas, 2009)

http://www.ufocasebook.com/2009/wichitakansaslarge.jpg