CPP82 “What exist in the Craters on Moon Hyperion
By Tree Man (on) Black Moon (Kinohito KULOTSUKI, @KAI)
CPP82「衛星ハイペリオンのクレーターの中にあるもの」/黒月樹人
CPP82「衛星ハイペリオンのクレーターの中にあるもの」

 新しいクールペッパーページを書くためのトピックスは太陽系の衛星の数ほどもあり、未知の惑星も、まだ幾つか見つかっていないようだし、木星や土星の衛星数も、まだ確定していないということなので、このような数を引用するということは、「不確定多数」と言っているようなものである。最近、理科年表で正式な名称と半径をチェックして、太陽系の衛星について、それらの画像にどのようなものがあるのかを調べている。ボイジャー探査機のものからガリレオ探査機のもの、さらには、カッシーニ探査機のものが増えている。以前は、このように、さらに近づいて撮影した、高解像度のものはなかったかもしれない。これまでの画像ストックでは、単に画像を取り込んでいただけだったが、本格的なページを書くときに、それらの画像の由来がないと困るので、細かく記録を残すようにしている。

 木星の衛星では、ガリレオ衛星の4つが、他の衛星のサイズから大きく離れており、いずれも不思議な世界となっている。イオは木星にもっとも近いので、潮汐現象で内部が力を受け、融けたマグマが生じて、火山となって噴火している。まさにこの火山が噴火しているところの画像も見つかる。エウロパ、ガニメデ、カリストの順で木星から遠ざかるが、この中でもエウロパには生命が誕生しているとも考えられて、注目の的である。ガニメデを調査することを忘れて、カリストのほうを調べ出したところ、いきなり驚くようなことを見出した。これは、あまりに不思議なことなので、現在も研究中であり、容易に公開できなくなってしまった。

 木星の衛星について、新しいページを構成できないのであればと、火星の衛星を再び調べることにした。フォボスについては、非常に大きな解像度の画像が得られており、一度調べて、ページを構成したことがある。しかし、そのときから時間もたち、解析ソフトも発達していたので、これで調べると、これまで分からなかったものが、どんどん見えてきた。これも、同じタイプの驚きだった。もう一つのダイモスについても、以前より解像度の大きな画像を見出し、それを調べてみたが、ここにも、いるのだ。すると、木星の衛星と火星の衛星の間を「渡って」いるのだろうか。

 木星と火星についてのトピックについては、かんたんに公表できなくなってきた。これは、あまりにショッキングなことでもあり、まるで童話かお伽話のようでもあり、SF小説や、その手の映画やTVドラマのストーリーとしても、あまりに安易なプロットであった。だから、もっともっと証拠を集める必要がある。

 それでは土星ならどうだろうか。半径が2575kmもあるタイタンは別格であり、おそらく、この衛星にも文明の証拠が多く見出されることだろう。私は、これまで無視し続けていた、もう少し小さな衛星を調べることにした。以前の解析ソフトでは、たいしたものは見つからないだろうと思って、ウェブにある画像を見ても、「無理」「不可能」「分からない」という判断となり、それらを素通りしていたのだった。ところが、ここにいたって、それらの画像をチェックしてみたところ、「何か見えそうだ」という判断が優先するようになり、それらの画像と、出所のURL記録を保存し始めた。

 では、現在の私が、画像から、どのようなものを見出しているのかということを、土星の衛星の中でも、かなり小さくて、単なる岩のかたまりのようにもみなされているハイペリオン(Hyperion) について、具体的な画像を示そう。

 図1は、2005926日に、カッシーニ探査機によって撮影されたものである[1]。これは白黒画像のように見えているかもしれないが、細かなところを見れば分かるように、れっきとしたカラー画像である。ただし、赤外線と緑と紫外線の3つのフィルターを通った光を利用して構成した、偽物のカラー画像だということらしい。自然光では、もっと赤く見えるという。これを拡大して観察していたところ、緑色の明るい光点が映っていたので、それを含む領域を、桃色の箱で指定して、これを原画像Xとして切り出した。次の図2は、これを単純に拡大した、ブロックモザイク画像Yである。これを8系のマジックフィルター(MF)で解析したものが図3となる。「×0.40」とあるのは、解析した画像の40%に縮小したという意味である。


 図3の解析画像Zにおいて、さらに拡大して解析することができるMF32系ソフトでの解析領域を図4に描いた。内部にあるC, E, G, Iの領域は、切り出して、別の倍率で描いただけであり、解析ソフトはMF32系のままである。


 図5として、緑色の光点部分を解析した画像を載せたが、この緑色のものは、左下に、尖った部分をもっていることが分かる。しかし、これが何であるかは見当がつかない。


 領域BCの中には、まるで真珠のような球体が映っている。この真珠のような球体が乗っているクレーターのようなものは、他のクレーターとは、地表の色のパターンが異なっており、まるで、貝の殻のようでもある。不思議だ。海の中でもないし、貝の本体も見当たらない。あるのは、貝の殻のような「皿」と、真珠のような「卵」ということだろうか。


 領域Dの解析画像では、左上の光体の形を見極めるため、光量を減らしすぎていて、右上のアーチ型の光体の様子が分かりにくくなっている。図9を見ると、この光体がS字の形をしていることが分かる。


 領域F, Gに映っているものの形は、まるで「ヒヨコ」である。次の領域H, Iに映っているものの形については、あまり思い浮かぶものがないが、下端に球体がついているところが奇妙である。


 図1のハイペリオンの画像から、緑色の小さな光点に引かれて、解析領域を一つ切り出して調べてみたが、緑色の光点ではなく、白く光っているものの、それぞれが、ユニークな形と色になっていて、周囲の地形から独立したものであることが分かった。これらの形が何を意味しているかということまでは、ここでは議論すべきではないだろう。まだまだデータ数が少なすぎる。しかし、このハイペリオンという衛星は、でこぼこした地形の表面以外に、見るべきものが何もないということではないのである。これだけのところにおいても、このように不思議なものが存在しいていたのだ。

(2009.05.18 Written by Kinohito KULOTSUKI )

 

参照資料

[1] Odd Moon Date 26 Sep 2005

 http://solarsystem.nasa.gov/multimedia/gallery/Hyperion_PIA07740_full.jpg

 土星の衛星ハイペリオンの、この素晴らしい、偽りのカラーの光景は、奇妙でガタガタした衛星表面にわたっての、ばりばりとした詳細を明らかにしている。色における差異は、地表の物質の成分における違いを表している。この眺めは、2005926日における、カッシーニの接近フライバイの間に得られた。

ハイペリオンは、自然な色で見たとき、目立って赤みの強い色調となっている。その赤い色は、この偽もののカラー光景で、トーンダウンしており、他の色調が強められているが、これは、ハイペリオンの表面にわたって、より分かりやすく、微妙な色の変化を見るためのものである。

赤外線を使った画像と、緑や紫外線のスペクトルフィルターを利用した画像を組み合わせて、この光景が生み出されている。それらの画像は、カッシーニ宇宙探査機の、視野角の狭いカメラで、ハイペリオンから、およそ62,000kmの距離で撮られたものと、太陽ハイペリオン宇宙探査機において、あるいは、52度の角度での相の位置関係で撮られたものである。この画像スケールは、ピクセルあたり362mである。(日本語への翻訳は黒月樹人による)