CPP89 Beside the Ring of Neptune
By Tree Man (on) Black Moon (Kinohito KULOTSUKI, @KAI)
CPP89「海王星の環のそばに」黒月樹人
CPP89「海王星の環のそばに」

 ボイジャー2号が海王星の領域へと訪れた1989年に、新しい衛星や環が発見された。図1は、そのときの画像である。NASAの解説文を途中まで日本語に訳して載せたが、問題となるところは、最後の1文である。図1に指定した解析領域A2には、上から書き込まれた「1989N4」の文字と、指すための線があり、その線の先に、環の弧があって、さらに右側にある、白い輝くものが、新しい衛星なのであろう。ところが、この衛星よりも、さらに明るく、大きなものが、二つもA3のところに映っている。NASAは、この「二つの輝く筋」が「星」であると述べている。155秒もの露光時間であるから、星が動いたと考えているのだろうか。そのときには、同じ幅の線が描かれるはずであり、そのようなパターンには見えない。この当時には、これらの画像を拡大して現れる、デジタルモザイクパターンを解析して、その向こう側にあったはずのものを再構成する技術はなかっただろう。しかし、20年が経過した2009年の、新しい解析技術で調べてみれば、これらの「二つの輝く筋」が「星」ではないと考えることになるだろう。

 図2は領域A2(1)解析画像と、(2)(3)その部分拡大である。(2)が新しい衛星1989N4のようだ。しかし、これの形は、かなり複雑なもののように見える。細長い石ころのような形であると判断されたのかもしれないが、この「石ころ」には、手足か羽のようなものが付いているようにも見える。(3)は、新しい環の弧状部分であるが、ここには、少し大きな光体が、環に沿って幾つも存在しており、まるで、電線に止まっている鳥のようなパターンである。これらの、ある程度集中した光体の周囲にある、細かなものが、いったい何かということも問題になることだろう。現在では、これらは、宇宙空間に存在するダークマターの一種であろうと推測できる。しかし、このダークマターは、画像に映るものの、それがいったいどのようなものであるかということは、まだよく分かっていない。

 図2の解析画像は、ごくごく基本的な解析ソフトによるものであり、細部がはっきりしない。そこで、さらに細部を詳しく調べることができる、特殊な解析ソフトを生み出し、これによって、この画像に映っているものを調べ直すことにした。このとき、原画像は単色であり、赤緑青3原色の色値には、まったく同じものが収録されている。しかし、この特殊な解析ソフトでは、これらの色値の比を調整することにより、単色の濃淡に対応して、かすかに色づけすることができる。このような解析ソフトにより、図2(2)(3)を調べ直すと、次のような画像が得られた。

 こうして見ると、「1989N4」として衛星と認定された光体の形が、これまで知られている衛星の形とは、大きく異なっていることが分かる。また、図4の左下から右上にかけての対角線に並んでいるものが、海王星の環を形成していることになるが、これが、岩と氷からできていると考えるのも難しくなってきた。

 A3領域にある「二つの輝く筋」について、この解析ソフトで調べてみよう。

 図5の光体をA3スリム、図6の光体をA3ファットと呼ぶことにしよう。A3スリムには右上に突き出ている部分があるが、これの形状が、生命体の頭部のように見える。しかし、体の部分の形が、うまく解釈できない。ひょっとすると、何らかの生命体が二体もしくは二羽、そばにいるのかもしれない。A3スリムが平板に見えるのに対して、A3ファットは、かなり複雑な構造に見える。解析を進めていって、このような画像が現れてきて驚いたが、これも、155秒かけて露光したことの効果なのだろう。輝くような白い面を、このように調べてみると、白の中にもいろいろな段階があるので、それらの差異を別の色へと移せば、このような画像になるのである。A3ファットの意味を解釈することは、依然難しいかもしれないが、これが「星」でないばかりか、自然な「岩」や「氷」のようなものでもないということは分かるだろう。

 図1に戻って観察してみると、A1A4の領域にも、光るものがある。これらについても調べてみよう。図8にある、領域A4の光体の形は、あまり突起もなく、うまくまとまっていて、これがいちばん、衛星や氷の塊に見える。これに対して、図7の領域A1にある光体の姿は、どちらが頭部でどちらが尾部か判断しにくいものの、これまで、他の衛星などの世界で、たびたび現れてきた、背中に丸いものを背負った「鳥」型生命体のように見える。

(2009.05.29 Written by Kinohito KULOTSUKI )

参照資料

[1] http://photojournal.jpl.nasa.gov/jpeg/PIA02200.jpg