CPP108 衛星カリストでカラフルに光るもの
CPP108 What shines colorfully on Moon Callisto
黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI, treeman9621.com)
CPP108 衛星カリストでカラフルに光るもの

 衛星カリストの画像[1]を調べていて、カラフルに光るものがいくつか映っていることに気がついた。図1で指定した解析領域から、特異的な色が現われている領域を選び出し、図2としてまとめた。

 図3として、領域Cの解析画像を載せる。ここで、右上の白い光体は、衛星カリストでは数多くあるものの一つなので、ここでは取り上げない。左上にある、濃い赤と淡い緑の部分を拡大して解析したものを図4とする。これは光の強さから、通常の「光るクレーター」の一種のように思える。

 ところが、領域Cの中央下部にある、紫色と強い緑色の光るものは、少し特異なイメージである。特に、強い光を放っている緑の光体は、周囲のものをカラフルに変色させているようだ。これらの拡大解析画像を図5とする。紫色の光体も、弱いながら、周囲を黄色く色づけているようだ。緑の光体は、周囲に羽のようなものを持っているのかもしれない。スペースシャトルの形に似ている。図6は光量を制限したものである。この中で、緑の光体が最後まで残ってゆく。明らかに、他のものとはレベルの違う光り方をしている。

 図7の領域D1にも、緑色と青色の光体がある。緑色のほうは強く輝いている。図8は緑色のほうの拡大図である。これは、二つの光体から成っているように見える。赤い角のような部分は、実体なのか、それとも、気体との摩擦で生じた熱によるものなのか、判断に苦しむところだ。まさしく、地球における大気圏突入のようなものだろうか。なんとなく、動きのようなものを感じる。これに対して、青色のほうは静的に見える。これも、拡大して見ると、中心部分の色は赤っぽい。図5のものと同じ傾向を示している。周囲の白いものが、これによって、緑色へと変色して見えている。



 図10の領域F1には、弱い紫色のほかに、強い光をはなつ、緑色と赤色の光体がある。

 図11は、紫色の光体についての拡大解析画像である。形から判断すると、ベースとなっている白いものの、変色体であるように思える。これに対して、図12の緑色の光体は、脚のような突起を何本か持っているように見え、明らかに、周囲のものとは異なっている。図13の赤い光体は、光っている部分が四角くて、赤い全体が、なんとなく、スペースシャトルに似ている。形状と光りかたから、おそらく、人工的なものであろう。

 図14の領域G1には、形のよく似た、白く光るものと、緑色に頭部が染まっているものがある。これらは「ヒナ形の光体」なのであろう。人工的な形態ではないが、周囲の地形のパターンからは浮いていて、ある種の独立した異物ではある。

 図16に、これまで解析した光体の中から、カラフルで強く光るものを6体集めた。最初の二つをBlueと名づけたのは間違っていたかもしれない。外に放つ光は青色だが、本体らしきものは、外部との境界を持っているもののように見え、それの色はPinkである。これらは、まったく異なる地点に現われているが、非常によく似ている。

 中段右のGreen(D1)には、赤い腕もしくは、赤い鼻のようなものがある。よく見ると、これほど大きく長いわけではないが、他のところにも、緑の突起のようなものがある。この緑色の光体のデザインには、少し違和感がある。これに対して、BDEの光体のデザインには親しみがわく。これらは単なる光体ではなく、何らかの物体の一部が強く光っているものだと考えられる。光っているものの形が、B「ひし形」D「五角形」E「四角形」と、単純な幾何学形態なのである。なぜ、このようになっているのかということまでは分からない。このようなことを説明するとしたら、あとはSF小説の世界に入り込んでしまう。解析して見出したことについて語ることができるのは、これくらいのことであろう。そうそう、解析の解像度が小さいのではないということを、BとDの光体についている、緑色の突起が示している。このような解像度があるという中で、これらの光体は、ツルっとしているわけである。上段の@とAのピンクの光体の形も、完全な球ではなく、しかも、これらには立体的な影がついている。気づくことや思いつくことを書いていっても、これ以上のことは分からない。とにかく、衛星カリストには、このような光体が、ところどころにあるということである。そうそう、これらの光体のサイズなら議論することができる。図1の領域G5のあたりにあるヴァルハラクレーター中心部の直径を743kmと推定したことがある。ここから、この図1での解析領域の横幅が、およそ500kmとなる。さらに、図10から赤い光体の全長を求めると45kmとなる。他の光体の大きさは、ここから推定してほしい。図16の倍率は同じにしてある。人工物だとしても、やはり、かなり巨大なものである。そうでないと、このような画像には映らないわけではあるが。

(2009.05.13 Written by Kinohito KULOTSUKI)

 

参照資料

[1] http://www.wolaver.org/Space/callisto2.jpg