CPP117「クッキリンmoz07で見る夕暮れの飛翔体」
CPP117 Flying Beings at dusk seen by Kukkiling moz07
黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI, @黒月解析研究所)
CPP117「クッキリンmoz07で見る夕暮れの飛翔体」

 肉眼で見えないはずのものが、写真には写っているということがあります。具体的なサンプルをお見せしましょう。次の図1には、明らかに肉眼では見えていなかったものが写っています。これは、200928日の夕暮れに撮影したものです。特別なものを写そうとは思わずに、単に夕暮れの風景を記録しただけのものでした。よく見ると、ここには、白と黒の「羽虫」のようなものが、無数に写っています。しかし、そのようなものは、実際の現場では、まったく「見えてはいなかった」のです。この画像には、ジェーペグ画像からビットマップ画像へと変更して、必要な大きさに切り取った以外に、まだ何の加工もほどこしていません。もちろん、ジェーペグ画像でも同じように写っています。いったい、これらは何なのでしょうか。


1 「夕暮れの風景」を取り込んだクッキリンmoz07のマップ画面


2 マップ画面で8倍の窓を指定する


3 クッキリン画面で拡大しクッキリン処理を行う(アパインタイプ)

 図3のように、空に白いものと黒いものがいくつも浮かんでいます。ゴミや塵のサイズではありません。「虫」もしくは「小鳥」のサイズのようです。しかし、そのようなものだったら、その場で分かるはずです。実際は、何も見えていなかったし、羽音も鳴き声も何も聞こえていませんでした。

 解析タイプをアピーチアベリーに変えると、さらに不思議なものが現れます。図4です。このとき、見やすくするために、暗さ-40へと変えました。これらの周囲には、多様な色が散らばっているのです。このような色は、もちろん見えません。色のヒストグラムの間隔を変化させて生み出したものです。しかし、この世界の「色」は、どちらが正しいのかと考えてゆくと、答えは見つからなくなります。意図的に色のヒストグラのパターンを変えた画像に対して、アピーチアベリーの処理を行うと、ほんとうの色に戻ることがあるからです。ただし、このときの「ほんとうの色」は、とびきり暗いところの色値をもっているので、これらの色の差異を私たちが見分けることはできないようです。


4 クッキリン画面でアピーチタイプとする(暗さ-40)

 図4の中央近くにある、二つの白い粒子を含む32倍の窓を、マップ画面に戻って指定してから、クッキリン画面に戻ったものが図5です。白い粒子の形が分かります。これ以上細かい構造は確認できません。全体的にツルっとしています。同様に、図4の中央やや右下にある、二つの黒い粒子を32倍の窓で指定して戻ってきたのが図6です。黒い粒子のほうも、これ以上細かい構造は確認できません。しかし、脚や羽根のようなものがあるとしたら分かるはずですが、そのようなものは見あたりません。だから、「虫」や「鳥」ではないことは明らかです。これらの粒子が何であるかは分かりません。浮かんでいるのか、飛んでいるのか、動いているのかということも、まだ、よく分かっていないのです。何かが画像の中に写っているのですが、肉眼では見ることができないということが分かっているだけなのです。


5 マップ画面で32倍の窓を指定してクッキリン画面に戻る


6 マップ画面で別の32倍の窓を指定してクッキリン画面に戻る

 マップ画面に戻り、図7のように、下方にある樹木の陰の部分に8倍の窓を指定して、クッキリン画面へと進んだものが図8です。このとき、見やすくするために、暗さの値を+50へと変えました。樹木の手前に白い粒子があることが分かります。黒い粒子については確認しづらいのですが、もっと白っぽい、平板な模様の背景で確認することができます。これらの粒子は、遠い宇宙空間にあるのではなく、そこに写っている風景の対象と、撮影したデジタルカメラの間にあるのです。遠景にピントが合っていなくて、これらの粒子に合っているようです。


7 マップ画面で、下方の樹木の陰のところに、8倍の窓を指定する


8 クッキリン画面へ進む

 これらの不思議な粒子と、「色の雲」のようなものは、いったい何なのでしょうか。

ひょっとすると、レンズの表面についた、ホコリなのでしょうか。ホコリが生み出す画像を間違えてUFOだと考えたことがあります。そのときの粒子は、もっと大きく見えていました。また、黒い粒子がホコリの影だとしても、白い粒子のことは説明できません。

デジタルカメラの機構が生み出すノイズではないかと考えたこともあります。しかし、夕暮れのときに多く見られるということや、まるで生物的な、複雑な色や形の配置を、いったいどのようにして、ランダムになりがちな機械ノイズなどで生み出すのかと考えると、行き詰まってしまいます。これらの粒子の分布を観察すると、一様なものではなく、集まったり散らばったりしています。図5のように拡大して観察すると、背景の「色の雲」と結びついているようにも思えます。

これらの粒子や色の「雲」のようなものは、通常の画像においては、ほとんど見られないものです。しかし、図1の画像は、その通常の画像の一枚であるとみなすこともできます。図4などの配色は、その違いを拡大しただけであると考えられます。すなわち、「画像上での差異」は、たしかに存在しているのです。何とも不思議です。


9 マップ画面で2倍の窓、進んだクッキリン画面でアピーチを指定

 (2009.08.02 Written by Kinohito KULOTSUKI)