ハリモミはカー体の外側に光るオーラをもっている
CPP188 Picea Torano has Shinning Aura outside Ka Body

黒月解析研究所(KULOTSUKI ANALYSIS INSTITUTION) 黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI)

CPP188 ハリモミはカー体の外側に光るオーラをもっている

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 植物園の看板樹木であるヒマラヤスギの巨木の隣にハリモミ[1]の樹がある。樹高は10メートルくらいだった。大きな樹である。私は植物学者ではないので、これ以上詳しいことはコメントできない。ただ、大学生のころ、私は突然数学に目覚めて「そうだ数学をやろう」と思っていなければ、おそらく、教授たちが決めていたように、私は植物生理学の教室へと振り分けられていただろう。そのような選択をしていたら、今頃は、どこかの大学で まあ、起こらなかった現実については考えないことにしよう。地位も名誉も財産も、今では、ほとんど無いのだが、一見めちゃくちゃにも見える、これまでの人生でのストーリーのほうが、何倍も面白いと思えている。植物生理学だけに偏らなかったことが、今では幸運だと思える。

 黒月解析研究所で開発したゴブリンクォーク2 (gqu)[2] やゴブリンキメラ(goch)[3] を使って、撮影したハリモミの画像を調べる。解析上都合がよいのは、植物の背景が空になっている場合である。空には単なる気体の空気が存在するだけではない。デジタル写真においても、物質としての気体だけでは説明がつかないものが写りこんでいる。独立した何かとして特定できることもあるが、今回の解析では、それについては論じない。空には、何らかの原因で生じた「ゆらぎ」があって、ほぼランダムな特定のパターンをもっている。これは、コンター解析を行うことにより明らかとなる。

 図2で、ハリモミ先端部の葉についての解析領域(A)を赤枠で指定する。図3が、その解析領域Aについての拡大なめらか補間画像(B)である。この画像Bについて、図4に示したような、コンター解析を行った。このとき、このハリモミの物質体ではコンター描写を行わないように、コンター解析の色範囲を132255とした。背景としての空には、ランダムな何かの、ぶつぶつしたパターンと、日の光のグラデイションが作用して、まるで、海で生じる波のようなパターンが現れている。このバックグラウンドパターンに対して、ハリモミの葉は、物質体の周囲に、まるで、これらの小葉が「てぶくろ」をはめているかのような、密度の大きなコンターパターンをもっている。これらの領域が、古代から言い伝えられている「カー体」であると考えられる。




 図5でハリモミの球果を含む領域を指定し、図6で、その拡大なめらか補間画像を示した。かすかに、この球果や葉の周囲が明るくなっていることが分かる。図7は、コンター解析で、図8が色加味解析である。





 図8で、球果や葉の周囲に、白っぽい帯がある。空が桃色に色加味されているのに対して、これより、さらに明るいということになる。このことを確認するため、図9おいて、×16の窓で、より小さな領域を指定した。



 図10は拡大なめらか補間画像である。もし、ここに示されている明るい部分がないとしたら、ここは、球果や葉の暗い色と、薄青い空の色とのグラデイションになっていなければならない。ところが、このような明部が存在している。バックの空より輝いているのだ。これは不思議なことである。図11のコンター解析では、球果や葉の物質体でのコンター描写を避けるため、102255の色値範囲で行っている。物質体の外側に、線密度の大きな帯があり、その、さらに外側に、線密度の小さな領域がある。そして、それを包む2層のコンター領域。明らかに、3種類の何かで、このハリモミの物質体は包まれていることが分かる。



 図12は、画像Fに対しての、「1C配色0-255硬」モードによる色加味画像である。物質体の領域が、ちょうど、黒と緑が混じった配色に対応するようになっている。空の色は桃色となる。白っぽく輝く部分は、ところどころで離れていることも考えると、言い伝えられている「オーラ」に相当するものであると考えられる。図10では、この「オーラ」について識別できたわけであるが、物質体ではない、ただの空間とみなせる部分に、ハリモミも「カー体」と考えられるものをもっていることが、図11のコンター密集部分、図12の赤・青・水色の部分として示されている。ここで不思議に思うのは、これらの3色の帯が、それらの隣接部で混じっていないことである。この色加味解析では、これらの節点色というものは、0255の色値の中で、それぞれ、ある一点の色値に対応しているものであり、それらの中間の色値では、それに応じた変化色にならなければならない。このことは、黒と緑のところで実現されている。ところが、「カー体」として認識する領域では、赤と青と水色が、ほぼ独立している。右から突き出た葉についての「カー体」のところで、わずかに、赤と緑、水色と桃色についての変化色の領域が現れているが、そこでも、一定の色値の、赤と青と水色の帯が存在している。このことにより、「ハリモミのカー体は3層の構造をもっている」と結論づけられる。そして、その外側に、背景の空より明るく輝く「オーラ」をもっているのである。

(2010.04.06 Written by Kinohito KULOTSUKI)

参照資料

[1] ハリモミ http://ja.wikipedia.org/wiki/ハリモミ

ハリモミ(別名バラモミPicea torano (P.polita)はマツ科トウヒ属の常緑針葉樹である。樹形や葉の形状がモミ属に似るが、葉先が針のように尖っているためこの名がある。日本特産種で、福島県から鹿児島県の高隈山までの冷温帯に分布する。太平洋側に多く、日本海側の多雪地にはほとんど分布しない。日本のトウヒ属中もっとも低高度・南方まで分布する種類である。

いわゆるクリスマスツリー型の樹形で、大きいものでは樹高35m、直径1mに達する。樹皮は灰褐色。葉は長さ 15-25mm程度と日本のトウヒ属の中ではもっとも大型で堅い。葉の断面は菱形である。球果も長さ7-15cmほどで、比較的大型。

[2] ゴブリンクォーク2 (gqu)

http://www.treeman9621.com/C_Program_of_KAI_Main_Page.html

ベクターのgqu ページ http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se481681.html

[3] ゴブリンキメラ(goch)

http://www.treeman9621.com/C_Program_of_KAI_Main_Page.html

ベクターのgoch ページ http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se482225.html

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