月世界の雲の核は枯草菌の芽胞(がほう)かもしれない
CPP218 Moon Cloud Core may be Bacillus Subtilis Spore

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621)@ 9621 ANALYSIS

このページの画像はおもにゴブリンクォーク4で解析しました。詳しくは
  「ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで」

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 はじめに

 月は不思議な「惑星」だ。
 月を「衛星」だと決めつけているのは、地球の科学者たちのエゴによるものである。
 太陽の周りをまわっているのが「惑星」の第一条件なら、「地球」と「月」は対等な立場にある。
 「地球」と「月」は、それらの「共通の重心」が太陽の周りを公転しており、それを中心として、まるで、ダンスをしているかのように、その重心の周りを回っている。
 月の質量や重力については、現在でも、確かなことは分かっていない。
 かつて、NASAが月面探査プロジェクトを実行して、月に何度か着陸したとされているが、その記録画像の、ほとんどすべてが「偽物」であった。このような異常な事態が見過ごされてきたというのも不思議なことだ。



図 1 「ChMd41月世界のほんとうの色は?(7) ほんとうの色の月の顔」より
(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)

 かつて、月には大気がないと考えられていたが、最近になって、NASAの関係者が、水星に大気を見出した方法を月にも適用して、ごくごく希薄な「ナトリウム大気」が存在していることを報告した。これに応じて、日本でも、この「ナトリウム大気」を観測する試みがなされている。
 しかし、大学で取り扱う観測機器を使わなくても、かんたんな望遠鏡やデジタルカメラを使って月を撮影した画像を調べれば、「ナトリウム大気」どころか、もっと濃いはずの、何らかの成分をもった、一般的な大気が存在していることが分かる。
 JAXAかぐや探査機が月周回軌道に乗り、さまざまな画像を観測した。これらの一部がウェブで公開されている。残念ながら、これらの画像は、@きょくたんに色が弱められている、A月の空が人工的な黒で置き換えられている、などの問題点をもっている。
 JAXAかぐや画像の、弱められた色を、もとの色の強さへと再現したところ、月面には、地球における「草」や「枯れ草」あるいは「苔」が生み出すものと、ほぼ対応する色のパターン(色紋)が存在することが分かってきた。全ての月面が、そうであるわけではないが、ほとんどの月面が、そうなのである。
 さらに不思議なこととして、JAXAかぐや画像の月面部分を調べて、光の強さが自然なものではないという現象が記録されていることに気がついた。
 月は地球よりかなり小さい。地球の「地平線」が丸いことを実感するには、海を観察する必要があるだろうが、月の「月平線」が丸いことは、たいていの月面画像でも分かる。このような状態で、太陽光が斜めに差し込んでいるとき、この太陽光に対しても、もっとも垂直に近い面をさらす月面(夏状態)と、斜めに太陽光を受け止める月面(冬状態)とが、ほんの近くの月面で混在することができて、これらを一つの画像で記録することができる。
 もし、地球であれば、夏状態の面と、冬状態の面とで、明るさを比べれば、夏状態のほうが明るいに決まっている。太陽光による温水器や発電パネルを設置するとき、誰も、冬状態になるような角度では工事をしないだろう。
 ところが、月面では違うのである。「いつもいつも」というわけではないが、ときとして「月面において夏状態の面より冬状態の面のほうが明るい」という現象が起こることがある。地球においては「不自然な」、このようなことが、なぜ、月においては「自然に」起こるのだろうか。
 一つの仮説として、月には太陽光を遮る「雲」のようなものがあって、上記の光に関する逆転現象は、たまたま「雲の切れ目」から、冬状態の月面へと、強い太陽光が差し込んだとすれば説明がつく。しかし、このことを検証しようにも、JAXAかぐや画像では、「月の空」の部分が、人工的な黒などで置き換えられているので、直接観察することができない。
 しかし、このような断片的な証拠をつなぎあわせて、不思議な「事件」を起こした「犯人像(月の自然のメカニズム)」を推定することができないわけではない、と私は思う。
 このページにおいては、このことに集中して考察してゆく。

 月の大気とナトリウム

 「月の大気とナトリウム」について、ブランチページの「キメラマインド」におさめた、次のウェブページで論じている。最初の数字はChMd##(ChMdはChimera Mind の略記号)の##部分である。

 ◆16 月には大気があるのではないか(改訂)  /文献調査。
 ◆17 月には大気があるのではないか(2) /月の大気層部分をコンター解析で示す。
 ◆19 月には大気があるのではないか(3) /月の重力が地球の1/6(およそ13%)ではなく0.64G(64%)であることを、地球と月の間にある重力のニュートラルポイントを月に向かっている観測機(宇宙船)によって調べることにより、NASAは観測しているらしい。
 ◆24 月には大気があるのではないか(4) /「カメラ明るさ(絞り)」によって月の大気層の見え方が違う。月面を観察しようとしていては、月の大気を観察することはできない。月面が白く飛ぶくらいに露出を調整すると、大気層を記録することができる。
 ◆26 月には大気があるのではないか(5) /月の周囲には青く光るゾーンがある。
 ◆27 月には大気があるのではないか(6)
 /満月のときの月の画像から、緑色のゾーンや、カラフルなオーロラのような「雲」が観測できた。
 ◆28 1988年に月で発見されたのは「ナトリウム大気」ではなく「ナトリウム蒸気」 /「月のナトリウム大気」に関する文献調査。ナトリウムだけでなくカリウムも観測されている。これらの観測値は非常に薄いものであり、英語での原論文では「ナトリウム蒸気」として観測されている。これが誤ってウィキペディアなどで「ナトリウム大気」という名称へと変更され、これそのものが「月の大気」であるかのように誤解されている。
 ◆29 日蝕観測時に月の大気は観測されている /日蝕観測時に月の大気が観測されていることを、画像を調べることによって示した。

 この後の考察にとって重要と思われることがらを、ChMd28から抜き出しておく。

 Potter, A. E. and Morgan, T, H., 1988 : Discovery of Sodium and Potassium Vapor in the Atmosphere of Moon. Science 241, 675-680.

 (英文については略す)太陽直下点上の、1平方センチメートルあたりの天頂柱密度は、ナトリウムでは8±3×10^8 原子で、カリウムでは1.4±0.3×10^8と見積もられる。
 対応する表面密度は、それぞれ、1立方センチメートルあたり、67±12原子と15±3原子である。


 この要旨から、キーワードとなる言葉を拾い上げると、次のようになる。

 (英文については略す)「月の大気中においての、ナトリウムとカリウム蒸気」
「ナトリウム大気に対するスケール高度」
「月の表面にわたってナトリウム蒸気が広範囲に分布している」
「その大気が表面の鉱物の蒸気由来であること」

 ここで「ナトリウム蒸気(大気とされているが)」の由来が「表面の鉱物」であると判じられているが、これはNASAの固定観念による誤った判断である。NASAの研究者は、月の表面には鉱物しか存在しないと信じているだけのことであり、論理的にそのことが証明されているわけではない。

 月のナトリウム大気の観測に挑む(<特集>月の起源と進化)より
 「極方向」と「赤道方向」において、ナトリウム蒸気の「差が7倍近く」あるということであるが、このとき、「極方向」より「赤道方向」のほうが大きな値となっている。
 これは日本の研究者による観測情報である。「ナトリウム蒸気(大気とされているが)」が、「極方向」より「赤道方向」のほうが大きな値となっているというのは、今後の考察で重要な意味をもつ。NASAが誤って判断したように、これが「月の鉱物」に由来するものであれば、「極方向」と「赤道方向」で大きな違いが生じるはずがない。

 月は緑化されている

 月世界は、まるで「緑化されている」かのように、自然な草や苔にもとづく「緑色」にあふれている。このことを解明していったプロセスを、次のページからたどることができる。
 ◆34 月の海にある緑色はコケによるものか?
 ◆35 月世界のほんとうの色は?
 ◆36 月世界のほんとうの色は?(2)画紋解析
 ◆37 月世界のほんとうの色は?(3)CX300再現色
 ◆38 月世界のほんとうの色は?(4)Mona Lisa Gamon Chart
 ◆39月世界のほんとうの色は?(5)神殿クレーター
 ◆40 月世界のほんとうの色は?(6)文献調査・考察
 ◆41 月世界のほんとうの色は?(7) ほんとうの色の月の顔
 ◆42 コケか草か? / 月世界のほんとうの色は?(8)
 ◆43 月の岩窟寺院 / 月世界のほんとうの色は?(9)
 ◆44 コケか草か?(2) / 月世界のほんとうの色は?(10)
 



図 2 「ChMd42 コケか草か? / 月世界のほんとうの色は?(8)」より
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 ここまではゴブリンクォーク4を利用して解析した。このあとの解析ページは、新しく開発したゴブリンライスを利用している。このゴブリンライスの「色紋解析」は、非常に感度の高い「新しい目」である。これまで、このような「(不思議な)視力」は、どこにもなかったことだろう。これまでは分からなかったことが、この「新しい目」によって、どんどん分かるようになった。

 ◆72 月世界のCX500画像と地球植物画像の色紋解析



図 3 「ChMd36 月世界のほんとうの色は?(2)画紋解析」の図6より
(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)
あるいは「ChMd72 月世界のCX500画像と地球植物画像の色紋解析」より

 ◆73 月は砂漠ではない
 ◆74 月は砂漠ではない(2)
 ◆75 青いクレーター/月は砂漠ではない(3)

 月面の夏状態が暗く冬状態が明るい

 月にはどうやら植物がありそうである。月の画像を調べてゆくと、ほとんど、草の緑色か、枯れ草の茶褐色が認められる。ゴブリンライスの色紋解析で調べてゆくと、「月の景色の緑色」の色紋パターンは、「地球の植物の緑色」の色紋パターンと、ほとんど同じ特徴をもっていることが分かる。このとき、「地球の鉱物」や「人工的な色による看板」の色紋パターンとは、明らかに異なっていることが分かる。自然のものには、それなりの色紋パターンがあるのである。
 ところが、あるとき、このような「緑化現象」とは異なる、もっと不思議なことが起こっていることに気がついた。
 その現象のために、次のことを確認してほしい。
 太陽が右斜め上から差し込んでいるとき、月面の曲率が地球より大きく影響するので、月面の右のほうが、太陽光線をまともに受け取ることになり、月面の左のほうでは斜めに受け取ることになる。右のほうを「夏状態」、左のほうを「冬状態」と呼ぶことにした。
 月世界におる不思議な現象とは、「月面の夏状態が暗く冬状態が明るい」ということが起こっているケースがあるということである。他のケースも調べたところ、このような異常が発生していないときも多く見られる。
 いつも起こっていることではないのだが、何例かのケースでは、「月面の夏状態が暗く冬状態が明るい」という画像になっているのだ。

 ◆JAXA かぐや画像m483「地球の出」の嘘
 ◆月には太陽光を遮る雲がある
 ◆カラフルな月世界



図 4 (左)「月には太陽光を遮る雲がある」図1(b) m464(2) と(右)モデル1
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 光をさえぎっているのは「雲」なのかもしれない

 「月面の夏状態が暗く冬状態が明るい」という現象は、「暗いほうの上空に太陽光をさえぎる雲があった」と考えると、うまく説明がつく。



図 5 (左)「月には太陽光を遮る雲がある」図1(b) m464(2) と(右)モデル2
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 しかし、月の空はただ真っ暗なだけで、雲のようなものは何も写っていないように見える。この難点は無視できる。なぜかというと、JAXAとNHKは、この「月の空」を「偽物の人工的な黒」で置き換えているからである。これは、きちんと証明されたことである。
 つまり、「月の空には太陽光をさえぎる雲がある」という可能性を否定する証拠はないということだ。
 私は、このような「月の空の雲」とも考えられる画像を観測している。



図 6  「ChMd27 月には大気があるのではないか(6)」より
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 雲を生み出す「核」は何なのか

 「月の雲」があるとしたら、その主成分は「水」だろう。月に水が存在することは、最近になって、NASAが報告していたと思う。
 上記の解析より、月面をほんとうの色で観察すると、植物に由来する「緑色」の色紋解析によるパターンが存在しており、これらが鉱物由来のものでもなく、もちろん、人工的な色でもないということが明らかになっている。ほとんど、月に植物が存在することは、確かなものとなってきた。
 それらの植物は、「太陽光」と、大気の中の「二酸化炭素」や「酸素」、そして、「水」の存在を保証するものである。植物たちは、夜、自らが生産した酸素を使って呼吸もしているのだ。
 ところが、「雲」というものは、「水分」があれば、気温の変化などによって自然と発生するわけではない。大気中に、何らかの「核」が浮かんでいて、それを足がかりとして、その周囲の水蒸気が液化して、小さな水滴になるのである。
 地球では、赤道付近で、雲が発達し、台風などにもなる。このときの「核」は、海面での「しぶき」なのだそうだ。小さな海水の粒の中には、ナトリウム塩などのイオンが含まれており、周囲の水分が水蒸気として逃げて行っても、このようなイオンが物質としての「核」となって、空に浮かんでゆく。
 地球では、火山が噴火したときの、火山灰というものも、空中に漂っている。大きな火山噴火があったときの冬に、ドカンと大雪が降ることがある。なるほど、雲の「核」が、たっぷりとあるのだなあと、私は思ったりもすることがある。
 しかし、月には、ほんものの海はないし、火山としてのクレーターもない、ということになっている。たとえ、このようなものが存在したとしても、その影響は、ごくわずかなはずである。
 上記の不思議な「光の明るさに関する逆転現象」が、比較的ひんぱんに起こっているということから、月における「雲の核」は、もっと自然なものであらねばならない。
 このように考えていって、私は、月世界が広範囲に緑化されているようにも見えることから、次のような「雲の核」の候補を考えた。
 @ 草花の花粉
 A 苔(コケ)や羊歯(シダ)の胞子
 月を地球から観測し、その周囲を調べると、ある条件のもとで、次の図のように、月の大気圏と思われる部分が緑色となって現れることがある。地球における「空の青」や「夕日の赤」ではなく、なぜ「緑色」となるのか、よく分からなかった。
 しかし、月の空には緑色をした粒子が大量に浮かんでいるとしたら、この現象も説明することができる。



図 7 「ChMd27 月には大気があるのではないか(6)」より
(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)

 月世界の「雲の核」が、「@ 草花の花粉」か「A 苔(コケ)や羊歯(シダ)の胞子」であるという仮説で、これまでの謎のすべてが説明できれば、これでよいのかもしれないが、一つ難点がのこりそうだ。
 次の画像は「月面の夏状態が暗く冬状態が明るい」という現象の一例であるが、画像の左手、「明るい冬状態」が「青い光」で満たされているのだ。右手の暗い部分だけを詳しく調べると、「黄色い光」や「赤い光」が認められる。このような色の分離がなぜ起こるのか。虹の色の並びに似ているが、地球の「虹」は、もっと狭い範囲だけの色の変化である。地球の「虹」のメカニズムで、このときの色の分離現象を説明することはできないだろう。


(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)

(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)

図 8 「カラフルな月世界」よりJAXAかぐやm466(12)CX500再現色の光核解析

 この問題を考えるため、光の波長と、月の「雲の核」となりそうな粒子のサイズを調べることとにした。

 光の波長

 太陽光の中には、可視光線として、さまざまな色の光がまじっている。可視光線以外の光も混じっているはずだが、今回の解析では、観測できないので無視しておこう。
 自然な可視光線の中の、さまざまな色の光について、それらの波長を調べておこう。
 ウェブで調べる方法もあるが、ここでは「理科年表」によるデータを採用する。表1は「光の波長と色名」である。
 ここから、「赤」「黄」「緑」「青」の波長を、表1の中間値(単位はμm)で代表させておこう。すると、それぞれの色の、波長の代表値は、次のようになる。
 赤(0.71)
 黄(0.57)
 緑(0.52)
 青(0.46)

表1 光の波長と色名


 花粉や胞子のサイズ

 月に植物があるというのは、まだ仮説段階である。だから、あまりSF的な、勝手な仮定を盛り込むことはできないだろう。自然な仮定としては、地球で見られる植物の、基本的なサイズが、月においても成立するとしておくことであろう。ここまで小さなものに、地球と月の重力の違いが影響するとも思えない。たとえば、地球にいる小さなアリたちは、仮に月に行ったとしても、ほとんど生活パターンを変えることなく暮らしてゆくことだろう。地球において、風に乗って飛んでゆける花粉や胞子は、さらに重力が小さくなったとしても、何も影響されないことだろう。
 つまり、仮定として、花粉や胞子のような、地球において、じゅうぶん小さなものたちは、月においても、おなじくらいのサイズを保ってゆくと考えておくのである。
 さて、それでは、地球の花粉や胞子のサイズは、どれくらいなのだろうか。



 これでは大きすぎる。大きすぎると何が問題かというと、上記の「月面の夏状態が暗く冬状態が明るい」という現象の一例で、おそらくは、雲の影となって暗いところに、かすかながら、「黄色の光」や「赤い光」が残ってゆくということが、うまく説明できない。
 これくらい大きいというときは、「赤い光」から「青い光」まで、すべての色が、さえぎられるか、あるいは、通過されるか、ということになってしまって、色の分離が起こらなくなる。
 色の分離が起こるためには、その分離の境界に近いサイズの粒子が必要となる。
 たとえば、緑の波長(0.52μm)くらいにそろっている粒子がたくさんあるとしよう。すると、これより小さな波長の「青い光」は散乱させられ、他へと向かうことになる。これより大きな波長の「黄色の光」や「赤い光」は、うまくかわしてゆくことができる。
 「青い光」を雲のないところへ向かわせ、「黄色の光」や「赤い光」だけを通過させるには、ちょうど緑の波長(0.52μm)くらいにそろっている粒子が必要なのである。
 「胞子」つながりで、「カビの胞子」のサイズも調べたが、「小さくても数μm」とか「2μm」という記述があった。これでも、まだ大きいのだ。
 いろいろ調べてゆく過程で、「胞子(spore)」というキーワードで、このページのタイトルにかかげたものへとたどり着いたのである。

 枯草菌とその芽胞(がほう)について

 枯草菌(Bacillus subtilis)のラテン語による種名は「バチルス サブティリス」とか「バシラス サチリス」と読むのだそうだ。実は私は、某大学の理学部生物学科で学んでいたことがあり、そのとき、仲間が言っていた「バチルス サチリス」という組み合わせが耳に残って、このように読んでいた。
(参照ページ「枯草菌」のウィキペディア
 「微生物学」の授業で、いろいろなバクテリアを寒天培地で培養するという実験があった。このとき、問題となるのが、この「枯草菌」である。オートクレーブとよばれていた、全自動の圧力釜で、つくった寒天培地に含まれている、すべてのバクテリアを殺しておかなければ、実験が成立しない。にもかかわらず、「枯草菌」だけは、このオートクレーブで滅菌できないのだという。正確に言うと、一回のオートクレーブ処理では、根絶やしにできないのだ。なぜか。「枯草菌」は、体(細胞)の中に「芽胞(がほう)」と呼ばれる胞子をもっていて、これが熱につよくて、本体の細胞が壊れてしまっても、なんともなく、残ってしまうのだそうだ。これは生きているというよりは、眠っているものであり、眠ったまま、オートクレーブ処理を耐えてしまう。
 ところが、「枯草菌」の体(細胞)から外に出されてしまった、「芽胞(がほう)」と呼ばれる胞子は、眠りから目をさまし、芽を出して、もとの「枯草菌」へと成長しようとする。このときはもう、熱に弱い、ふつうの細胞の子供状態なので、この状態でオートクレーブ処理を行えば、殺してしまえるのだそうだ。ふつうは一日後に芽を出すらしいが、すこしゆっくり成長するものも確実に殺してしまうため、3日にわたって、3回オートクレーブ処理を行い、「枯草菌」の戦略に打ち勝って、これを滅菌する。
 かつて、「生物は自然に湧く」と考えられたのは、この「枯草菌」の戦略にだまされていたからだろう。
 次の画像は、「枯草菌(赤色)」とその「芽胞(がほう, 緑色)」である。このままの色なのか、見やすくするために染色したのかは確認していない。



図 9 「枯草菌(赤色)」とその「芽胞(がほう, 緑色)」
(画像をクリック → 画像の由来ペーシへ進む)



図 10 上記画像の右下部分をゴブリンクォーク4で拡大したもの


 「枯草菌(赤色)」のサイズであるが、(0.7〜0.8)×(2〜3)[μm] とされている。「芽胞(がほう, 緑色)」のサイズは記されていなかったが、画像も参照して、この0.7〜0.8 [μm] より小さいということになる。これらの画像は、おそらく、たっぷりとした水分のもとでのものであろう。乾けば、さらに小さくなるはず。
 月世界の空に漂っているときは、きっと外側は乾燥状態で、中のDNAなどを守っていることだろう。私が想定している「雲の粒子」として、ちょうどよい、0.52[μm]前後のサイズになるのではないだろうか。
 しかも、月には「枯れ草」がぼうだいな量で存在する。その表面には、さらにぼうだいな数の「枯草菌」が存在しており、きびしい乾燥状態でもDNAを残しておくため、「芽胞(がほう)」を身ごもっている。やがて、それらが粉のようになって、月の大気へと飛び散ってゆく。
 これらは細胞なので、細胞壁の物質交換のため、ナトリウムポンプやカリウムポンプを利用しているはず。つまり、ナトリウムイオンやカリウムイオンを含んでいるのである。
 さらに、これらの培地となった草などは、月の極地方より赤道地方のほうが、よく発育することだろう。ナトリウムイオンやカリウムイオンの生産は、月の赤道地方のほうが盛んなのである。
 これまでの「謎」が、どんどんと解けてゆく。この仮説はかなり有望なものである。
 この仮説とは、次のようなものである。

 月の雲の「核」となっているのは、月世界の草などの表面に生息している、バクテリアの一種「枯草菌」の、「芽胞(がほう)」と呼ばれる内生胞子である。

 これは、ただの仮説であり、まだ、ほんの推測にすぎない。このことを直接調べるためには、JAXAが置き換えてしまった、かぐや画像による「月の空」のデータが必要となる。JAXAには、ほんとうの意味での科学者は一人もいないのだろう。このような、データの差し替えが行われるということが日本でも行われているということが、正直言って、信じがたい。
 まったく、くだらないことに無駄なエネルギーを使うのは、やめて、これまでの解析で分かってきたことを整理しておこう。

 まとめ

 まず、かなり確かなこととして、「月には植物が存在する」。しかも、大量に存在して、月面を多彩に彩っている。
 これは、月に「水」や「大気」が存在することを示している。「水」がまったく無くて、「大気」も無いようなところに、「植物」という様式の生命体が存在すると考えるのには無理がある。仮に、そのような条件のところにおいても生命体が存在するとしたら、かなり工夫された防護体制を持っているべきである。たとえば、バクテリアそのものや、その「胞子」などは、かなりの真空や乾燥に耐えるかもしない。
 さて、月に「植物」が存在しているとなると、「植物だけ」というのは、かなり不自然なことである。地球における、生命体による物質循環を考えると、二酸化炭素を消費して酸素を生み出す「植物」がいるなら、その逆の、酸素を消費して二酸化炭素を生み出す「動物」もいると考えるほうが「自然」であろう。
 もうひとつ、「月はカラフルだ」という現象を確認することができる。植物に由来する「緑色」や「枯草色の濃い黄色」が見られるだけでなく、「青色」や「赤色」も現れることがある。これらの色が、どのようにして、太陽光から分離されるのかということを、何らかのモデルで説明する必要がある。
 私がたどり着いたモデルの一つは、「月の空には、枯草菌の芽胞(がほう)が大量の粒で浮かび、水分をもたない雲となっている」というものである。
 ちょうど、光の波長として、緑色の光の波長と同じくらいのサイズで、粒が「雲」のようにたなびいていたとき、全ての色を含む太陽光が、いったいどのように変化するのかということは、まだよく分からない。これより小さな波長の「青い光」や、大きな波長の「黄色い光」や「赤い光」が、どのようにふるまうのかを、何らかの実験によって明らかにすべきだろう。

 (Written by KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621@ 9621 ANALYSIS, July 5, 2012)

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