ゴブリンライス(開発中)の「色紋」解析の能力 (2) 草や木の色
Ability of Iromon Analysis @ Goblin Rice (2) Color of Grass & Tree

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PDF ゴブリンライス(開発中)の「色紋」解析の能力 (2) 草や木の色

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 はじめに

 JAXA「かぐや」画像を調べると、その配色や色紋グラフのパターンから、月面に植物由来の「緑色」や「枯草色」が存在することが分かってきました。地球での風景と見比べ、色について記述しようと考えましたが、こちらの基準色の、具体的なrgb=(red, green, blue) 値が、はっきりしません。Color Name として、コンピューターやウェブで使える、英語名の対応表もあったのですが、色の種類は限られたものでした。そこで、次の資料から、色のサンプルを採集し、これをゴブリンライスの色紋解析で調べることにより、色とrgb値との対応を調べることにしました。
 参照資料
[1] 「色の名前 IRO NO NAMAE」
  近江源太郎/監修
  ネイチャー・プロ編集室(三谷英生・野見山ふみこ)/構成・文
  角川書店刊 2000

 シナモン(cinamon)・肉桂色



図1 シナモン(cinamon)

 色紋解析画像の右下にある「色値表」のGray(濃淡値)のところで156となっている色が、どうやら、肉桂色のようです。→ RGB(R, G, B) の記号で示された値は、Green=100としたときの値です。比として1を使うと少数になって見づらいので、このような表記としました。
 Gray=156, rgb=(220, 105, 253) → RGB(210, 100, 241)
 濃い色としては、濃淡値83〜63の、次のような値かもしれません。
 Gray= 83, rgb=(115, 51, 165) → RGB(225, 100, 324)
 Gray= 76, rgb=(112, 53, 108) → RGB(211, 100, 204)
 Gray= 63, rgb=( 98, 42, 87) → RGB(233, 100, 207)
 これらの中で、Gray= 83 の色は、少し青味(Blue=324)が強いようです。255の値を越えてしまうのは、Greenを100としたためで、異常なことではありません。
 シナモン(肉桂色)の代表色としては、次の値でよいでしょう。
 Gray=156, rgb=(220, 105, 253)

 コルク(cork)



図2 コルク(cork)

 上記の出典本の「コルク」のところの説明文の中に、次のようなものがありました。
  コルクのような明るい灰みの茶色の色名をコルクといいます。
 この定義を参考に「色値表」から、次の値を選びました。
 Gray=135, rgb=(134, 146, 32)

 エバー・グリーン(ever green)





 上記の出典本の「エバー・グリーン」のところに、次のようなものがありました。
  常緑樹の緑をエバー・グリーンといい、日本語では常磐(ときわ)緑、千歳緑、深緑。
 画像の中央にあるのが、そのような常緑樹なのでしょうが、「色値表」にある色の中に、「エバー・グリーン」に対応するものは、あらわれていないかもしれません。
 おそらく、次の2色が組み合わさって、「エバー・グリーン」となっているようです。
 Gray=143, rgb=( 50, 175, 123) の「緑」
 Gray= 43, rgb=( 72, 23, 71) の「こげ茶」

 フレッシュ・グリーン(fresh green)



図4 フレッシュ・グリーン(fresh green)

 フレッシュ・グリーン(fresh green)には、スプリング・グリーン(spring green)という色名もあります。次のように説明されています。
  春の若い葉や草の鮮やかな黄緑。
 「色値表」には、この定義文に対応する色が、たくさん現れています。→ RGB(R, G, B) の記号で示された値は、Green=100としたときの値です。
 Gray=208, rgb=(182, 255, 39) → RGB( 71, 100, 15)
 Gray=198, rgb=(158, 252, 29) → RGB( 63, 100, 12)
 Gray=178, rgb=(121, 232, 51) → RGB( 52, 100, 22)
 Gray=175, rgb=(102, 234, 67) → RGB( 44, 100, 29)
 Gray=152, rgb=( 67, 213, 65) → RGB( 31, 100, 31)
 Gray=141, rgb=( 4, 203, 68) → RGB( 2, 100, 33)
 Gray=121, rgb=( 4, 191, 70) → RGB( 2, 100, 37)
 Gray=110, rgb=( 14, 167, 72) → RGB( 8, 100, 43)
 Gray= 93, rgb=( 27, 133, 63) → RGB( 20, 100, 47)
 Gray= 64, rgb=( 26, 93, 23) → RGB( 28, 100, 25)
 RGB(###, 100, ###) の平均値を求めると、平均値 RGB( 32, 100, 29)となります。
この平均値に近い色が、上から5番目にあることが分かります。次の色です。
 Gray=152, rgb=( 67, 213, 65)

 蒲色(かばいろ)/ガマの穂



図5 蒲色(かばいろ)/ガマの穂

 原画像は逆光になっていて、暗いこげ茶色が支配的になっています。
 わずかに見えている、光がよくあたっているガマの穂の部分の色は、「色値表」の中では、次の色となりそうです。
 Gray=110, rgb=(156, 97, 65)

 草色(grass green)



図6  草色(grass green)

 これの原画像には、上半分に、樹木と空と遠景の山が写っていましたが、「草色」の解析のため、カットしました。実際の草原の画像には、草と草の間に、「色値表」の下の方にある、赤色系の色も混じっているようです。
 何種類かの緑色系の色が抽出されています。原画像からの印象に重みをおいて、次の色を代表色としたいと思います。
 Gray=91, rgb=(30, 134, 30)
 「フレッシュ・グリーン」の平均値RGB( 32, 100, 29)より、Green が、もう少し強いものです。「フレッシュ・グリーン」の代表値 Gray=152, rgb=( 67, 213, 65) は、もっと明るいものでした。

 檜皮色(ひわだいろ)/樹皮色(きはだいろ)



図7 檜皮色(ひわだいろ)/樹皮色(きはだいろ)

 画像の出典本にある、タイトル下に添えられたサンプル色と見比べ、「色値表」から、次の色を代表値とします。
 Gray=103, rgb=(111, 100, 101)
 これは、rgb=(100, 100, 100)+( 11, 0, 1) と分解することができます。rgb1=(100, 100, 100)は灰色成分です。rgb2=( 11, 0, 1)は色味成分と呼べばよいでしょうか。
 檜皮色(ひわだいろ)/樹皮色(きはだいろ)は、Gray=100の灰色に、ほんの少しだけ赤色を加えたものと考えることができます。

 ホリー・グリーン(holly green)/ヒイラギの葉



図8 ホリー・グリーン(holly green)/ヒイラギの葉

 原画像にはヒイラギの実がたくさん写っています。ヒイラギの葉の、濃い緑色が、出典本の定義です。この本のサンプル色とも見比べると、「色値表」の、次の色のようです。
 Gray=99, rgb=( 27, 151, 24)
 灰色成分(rgb1)と色味成分(rgb2)に分解すると、次のようになります。
 rgb1=( 24, 24, 24)
 rgb2=( 3, 127, 0)

 調べた色は、まだまだありますが、ページがかさむと扱いにくくなってしまいますので、とりあえず、今回は、これらの8色だけとします。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621@ 9621 ANALYSIS, June 23, 2012)

 参照資料

[1] 「色の名前 IRO NO NAMAE」
   近江源太郎/監修
   ネイチャー・プロ編集室(三谷英生・野見山ふみこ)/構成・文
   角川書店刊2000

 

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