ゴブリンクォーク4マニュアル Manual of Goblin Quark 4
[3] 色構成(フルーツ解析)Fruit

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 解析原画像

 解析原画像として、「法隆寺正門の仁王像」を選びました。これは、門の外から見て、向かって左側の仁王様です。寺の中からは、右の仁王像ということになるのでしょう。
 デジタルカメラ(実は、デジタルビデオカメラの写真モードによるもの)のオートモード(シャッター速度と画面の明るさ(絞りに相当))で撮影しました。このように、オートモードで撮影した画像では、暗い領域から明るい領域まで、平均的なレベルが設定されていますので、この画像について、とくに、どこに印象を受け、どこを強調したいのかということが、うまく表現できていません。
 ただし、この機種では、シャッター速度や画面の明るさをマニュアルモードで、それぞれ設定することもできます。従来のフィルムカメラでは、このようなマニュアル機能や、現像での微妙な技法の「あや」によって、画像の変化を生み出そうとしていたものでした。



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 フルーツ解析の原点はピーチ解析

 ピーチ解析と名づけた解析法は、特殊な配色による画像などを、私たちが見慣れた色合いに、ほとんど強制的に変換するものでした。NASAの天文画像の中には、太陽光のもとで撮影した画像と同じようなものを生み出すため、赤外線画像や紫外線画像のデータを組み合わせた、「疑似カラ―画像」というものがあります。可視光線の赤色成分の代わりに赤外線画像を使い、青色成分の代わりに紫外線画像をつかうというわけです。肉眼で見たとしても、真っ暗で色はよく分からないかもしれないという状況でも、この「疑似カラ―画像」なら、太陽光のもとでの写真のように見えます。これらが、本当の色かどうかは、よく分かりません。ほんとうに、そこは、赤い光が支配的な世界なのかもしれませんし、肉眼では何も見えない、真っ暗な世界かもしれません。でも、そこに何らかの電磁波が飛び交っていて、そこにあるものの影響を受けて変化しているのなら、それを、私たちが見慣れている光と色のパターンに変換して、見ることができるはずです。ピーチ解析は、そのような画像を生み出すためのものでした。
 以前のゴブリンクォークなどのソフトには、ピーチ解析と、ベリー解析しかありませんでした。後者のベリー解析は、ピーチ解析による画像と比べると、暗く、ぼんやりとした感じがしていため、あまり利用することがありませんでした。  ピーチ解析は、暗い画像や、意図的に色の構成を不自然なものにされた画像を、より見やすいものに変換するために、役だつものでした。



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 ピーチ解析の変化

 この「色構成」のページでは、ピーチ解析からマロン解析までの、画像をくっきり見やすする9種類の解析法を用意していますが、それらの一つずつについて、[1](色の)強弱、[2]明暗、[3]色味、[4] CONTRAST(コントラスト)の、4種の変化を用意しています。いずれも、画像を少しずつ変化させるものです。
 次の図3では、それぞれ標準状態でのピーチ解析であった図2に対して、[1](色の)強弱 → [強]、[2]明暗 → [暗]、[3]色味 → [水色]、[4] CONTRAST(コントラスト) → [+A]としました。



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 アンズ解析

 あるとき、ピーチ解析による画像を画紋解析にかけて調べてみると、色のプロットが、原点の0あたりや、最高値の255のあたりで、画紋解析グラフの対角線に収束していないということが分かりだしてきました。自然に撮影した画像では、ほぼ、このような収束現象が見られるのです。このような収束現象を無視しているため、ピーチ解析では赤色や緑色や青色の原色が不自然なほど強く現れるということになっているようです。これでは、自然な画像へと変化させたことにはなりません。
 このような問題点を見出し、これに対する解決策を講じることにしました。それが、この、アンズ解析です。
 アンズ解析では、原点の0あたりや、最高値の255のあたりで、画紋解析のグラフが対角線に収束するようにしました。これにより、「より明るく」「よりカラフルで」「よりコントラストが効いた」画像でありつつ、暗いところや明るいところで過度に原色が現れないものとなりました。



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 キウイ解析

 キウイ解析はアンズ解析の「逆」という発想で生まれました。アンズ解析では、暗点(濃淡値0)と明点(濃淡値255)あたりで、色の強さがゼロへと収束し、純粋な黒や白となります。キウイ解析では、濃淡値の中央(128)あたりで、色の強さがゼロへと収束し、色を失って灰色になります。このことにより、明るい領域と暗い領域での色が、それぞれ印象づけられます。



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 キャロット解析

 キャロット解析では、明るい領域での色を識別しやすくしました。このため、全体を少し暗くしています。



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 オニオン解析

 オニオン解析は、暗い領域の色を見やすくしたものです。このため、画像全体を少し明るくしています。図7では、仁王像ではなく、背景にある、建物の柱や梁の部分に注目してください。このような、他の解析法では「黒つぶれ」の状態となっていたところの様子が、はっきりと分かるようになります。



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 アケビ解析

 アケビ解析の特徴を一言で表現すると、「なめらかな変化のアンズ解析」ということになります。アンズ解析では、ピーチ解析をベースとして、暗点や明点で、色の強弱をゼロへと収束させています。このアケビ解析では、このような収束変化を、画像の全体にわたって、すこしずつ行っています。



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 サクランボ解析

 サクランボ解析と、次のライム解析は、ピーチ解析とマロン解析の、二つの極の間に位置するものとして設定しました。サクランボ解析のほうが、ピーチ解析に近いものです。



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 ライム解析

 ライム解析は、上記サクランボ解析と次のマロン解析の特徴を半分ずつ組み合わせたものです。サクランボ解析は、ピーチ解析やアンズ解析、これらに近いアケビ解析の特徴をわずかに引き継いでいます。これに対して、次のマロン解析は、原画像の色味を変化させることなく、コントラストを少し高めるものとなっています。このライム解析は、原画像の色味をベースとして、3色を均等に扱うピーチ解析の向きへと、少し変化したてものとなります。



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 マロン解析

 マロン解析は、原画像の色味を残したまま、コントラストを少し高めるものです。具体的には、赤緑青3色の色分布における「中央値」の位置をそのままにして、この色分布を、0-255軸の左右に、少しずつ広げたものです。



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 [6] 保存

 [決定 KEEP2] をクリックすると、解析中の画像が、原画像を呼び出してきたディレクトリに、KEEP2.bmp の名称で保存されます。解析プロセスの後から、これを呼び出して、さらなる解析を行うというときに便利です。
 このようなKEEPファイルは、このソフトを終了するときに消去するかどうか聞いてきます。これは不要なビットマップ画像がたまってゆくのを避けるためです。
 ソフト終了後も、このKEEEP2.bmp 画像を保存しておきたいときは、OSの [コンピュータ] スイッチによって、保存してあるディクトリを呼び出し、右クリックで現れるリストの中から、「名前を変更」を指定して、他の名称に変えておくという方法があります。
 あるいは、[指定 保存] をクリックすると現れる、「名前をつけて保存する」ダイアログボックス(図12)を利用してください。



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