「アインシュタインの特殊相対性理論は、 まったくの幻です (第4版)」
について

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 おことわり

 このページは、「幽霊変換」の論理に誤りがあったことに気づいたころ、これに関連するページとして削除しました。
 しかし、ウェブのリストの中には、タイトルだけが、まだ残っているようです。
 「幽霊変換」を取り下げてから、アインシュタインの特殊相対性理論の原著などを図書館から借りてきて、ゆっくり、何度も繰り返して読み直しました。
 10年前は、何のことが書いてあるのか、よく分からなかったので、読み飛ばしていた「前書き」や「§1と§2」について、要約リストを作って、その内容を把握していったところ、次のような問題点があることに気がつきました。

 [問題点] アインシュタインは、§1と§2のところで、(1)時間についての「同時性」、(2)長さと時間の相対性、という二つについて説明しています。
 このとき用いられた手法というのは、ある距離を隔てたAとBの地点について、光で走らせ、それが往復するときの、@A地点での光の放射、AB地点での光の反射、BA地点への光の到着、という3つの事件に関する時刻について考えるというものです。
 このような思考実験を、定常系(静止系)と運動系(伴走系)とでおこなったところ、それらの時刻が同じようにならないということから、上記(1)や(2)を論じてゆくわけです。
 しかし、このような、定常系と同じ観測値が運動系で得られないのは、運動系が定常系に対して速度vをもっているからだろうと考え、これらの観測結果の違いを説明することができます。
 にもかかわらず、アインシュタインは、このような思考実験の、一般的な解法を求めるのではなく、最初に持ち出した「仮定」を疑うことなく、定常系と運動系とでは「長さも時間も異なる」として、それらの座標系の変換公式としての、ローレンツ変換を導こうとしたのです。

 長くなってしまいましたが、ここのところに問題点があったと考えられます。
 このあと、アインシュタインはなんのためらいもなく§3に進んで、定常系の空間座標と時間とを成分としてもつ、タウ関数というものを定義し、運動系の時間τ(タウ)を規定するという、ローレンツ変換への道のりの第一歩を踏みしめてしまいます。ここのところから先には、重大な矛盾のようなものはありません。定常系の空間座標と時間が関連して、運動系の空間座標と時間が決まるという考え方さえ、どこかで組み込めば、ローレンツ変換へと向かって行けるのです。
 間違っていましたが「幽霊変換」の中で使っていた表現の「論理の断絶をで示す」という手法を使えば、上記の問題点は、次のようにあらわすことができます。

   前書き → (§1,§2)  §3 → §4 → 

 このことが理解してもらえれば、「アインシュタインの特殊相対性理論は、 まったくの幻です (第5版)」となるはずです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, July 26, 2018)

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