ChMd09 COSMIC HALF 2 水星探査_2
ChMd09 A Exploration on Mercury_2
黒月解析研究所 (KULOTSUKI ANALYSIS INSTITUTION)

@水星探査_2

 Fig.20PIA10609画像は、2008114日に、メッセンジャーによって撮影された。これにはDiscovering New Rupes on Mercuryというタイトルが付いている。「水星における新しいRupesの発見」ということになる。この「Rupes」という用語は、「水星上での地質的に急斜面の崖」という意味で、「崖」という意味のラテン語から取ってきたそうだ。この「Rupes」と呼ばれる崖は、Fig.20の図において、下方の暗い部分に相当する。D[3], E[3], F[5], G[4]の領域に、この崖をおさめた。

 実は、この画像を選んだのは、崖に注目したからではない。初期のマジカルフィルターを開発したころ、それを使って水星の画像を調べていたとき、A2の領域にある、鍵穴のようなものを見つけたからである。これは、明らかにクレーターではないように思えた。ただの穴にしては、形が幾何的すぎる。そこで、この穴の中を調べるための、さらに強力なマジカルフィルターを開発する必要が生じた。それから、2か月ほど経過した。他の天体などの画像を調べる過程で、さまざまなタイプのマジカルフィルターを生み出し、そうして、再び、これらの、初歩的な白黒画像の解析へと戻ってきたのであった。今では、基本的な解析領域が、初期の4倍になっているし、拡大率を抑えたことによって、よりシャープな画像が得られるようになった。明るさやコントラストの調整が自由にできるばかりか、自然な色づけまで可能になっている。

 Fig.21A1領域の解析画像である。ここは、大きくて古いクレーターの周囲にある、くぼみである。ただ、それだけのことかと思っていたのだが、解析してみると、暗い領域の中央に何か粒のようなものが存在していることが分かった。そこで、この中心の粒を取り囲む、狭い領域を切り取って、再度、解析へとまわすことにした。Fig.22が、その解析結果である。かなり明るさのレベルを引き上げた。このときの「粒」の姿は、白く輝く、丸みをもったものである。背景の岩石などによる模様は灰色のレベルであるが、この白いものは、それらとは異なるものであるということを示している。だから、同じような岩の一種ではない。もっと光を反射するもの、もしくは、自ら光っているか、温度の高いものであろう。



 Fig.23A2領域の解析図である。以前は気がつかなかったが、こうして、強力なマジカルフィルターで調べてみると、この鍵穴地形の周囲にも、小さな鍵穴地形がいくつも存在しているということが分かる。ここは、やはり、何らかの「特別地区」なのに違いない。ところで、この鍵穴の内部を調べるため、ここを切り取って、再度解析することにした。その結果がFig.24である。ここでも、周囲より明るい物体が、丸い形状で存在していることが分かる。




 Fig.25A3領域には、怪しいものが見当たらない。Fig.26A4領域には、右の中ほどに、長いものが二本並んでいる。また、中央下部に、不思議な形状のものがある。牛に引かせた鋤のような形状だ。しかし、そのような用途のものではないだろう。四角い突起があって、かなり不自然なもののように見えている。

 Fig.27A5領域の左上にあるクレーターの中には、置時計のような黒いシルエットがある。その上に、丸いものが二つ並んでいる。ここの地形も不自然だ。この部分を切り取って二次解析を行った。その結果がFig.28である。この置時計型シルエットには、丸い屋根のようなものが付いているようだ。このシルエットは、奥に向かっている空洞を意味しているらしい。さらに明るさのレベルを上げても、底のようなものは確認できなかった。右上の、二つの球状体は、ほんとうに丸い。球体の陰影をもっている。



 Fig.29B領域の解析図である。中央部に白いものが存在している。異常に細い。この部分を切り取って、二次解析したものがFig.30である。確かに、周囲の岩石より明るく輝いている。これには、細い脚のようなものが、左下に3本ほどついているようにも見える。斜めに何かが設置されているという状況かもしれない。

 次のFig.31C1領域中央にある地形は、自然なクレーターの形状から、かなり隔たっている。まるで、かまど()のようだ。帽子型の暗部を囲うようにして、レンガの壁が垂直に積み上げられているような形になっており、その周囲に、白っぽい天板をもつ壁が配置されている。いったい、これまでして、何を守っているのだろうか。



 Fig.32C1領域の赤い領域を左側に並べ、それらの二次解析結果を右に並べたものである。こによると、暗い部分には、何か複雑なものが存在しているらしい。丸いものが連なっているようなパターンとなっている。

Fig.3 C2領域には、ビンを半分に割ったような地形が存在している。内部には梁(はり)のような構造も見られる。右側を船首として見れば、これは、伝説の方舟のようなものと考えることもできる。この窪みの中央右寄りに、雪だるま状の物体が存在している。

 Fig.34C3領域で不思議なものは、右上に、飛び込み台の板のようなものがあるということである。下に長く延びた影が、このことを示している。

Fig.35C4領域には、中央上部の、断崖絶壁のテラスのようなところに、丸いものが二つ有り、その近くに、建築物のような突起がある。かなり険しい渓谷である。

Fig.35C4領域には、中央上部の、断崖絶壁のテラスのようなところに、丸いものが二つ有り、その近くに、建築物のような突起がある。かなり険しい渓谷である。



 次のFig.39からは、「崖」の部分の解析に入るが、これらの暗部からは、特に不思議なものは、ほとんどみられなかった。メッセンジャーによる写真撮影のときの光量が不足していたようで、極端に明るくしても、細部が分かるようにはなっていなかった。


















 Fig.58I領域は、後から指定した。中央部に尖った三角形のモニュメントのようなものがあるのに、これを解析しておかないというのでは、後味が悪いからである。

(2009.04.20 Created by KULOTSUKI ANALYSIS INSTITUTION (KAI))

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