ChMd136 ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析
The Wavelet Analysis of Goblin Quark 9

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ブランチページへもどる

 はじめに

 UFO画像の真偽を見極めるため、ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析を発展させてきました。あまりにも多くのウェーブレット解析関数や、C言語のアルゴリムとしての関数を生み出してきたので、ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析ページのスイッチ配置はかなり混乱しています。
 次の図1は「ケーブルカーUFO」と名づけているビデオ画像の1コマC39について、ハローKing解析を行ったところの全景です。


図1 ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析ページ

 残念ながら黒月解析研究所は(ほとんど収益はありませんが)一応民間企業のはしくれ(あるいはゴースト)ですので、このページに関わる詳しい技術については、世間一般で唱えられている「企業秘密」に属します。そのため、詳しいメカニズムなどについて公開することはできませんが、どのような性質があるかということなら説明することができます。
 このページでは、このような視点に沿って、ゴブリンクォーク9のウェーブレット(スペースの関係で「小波」と表記)解析ページの内容についてかんたんに説明します。

 基礎的な変数

 たとえば、図1で解析した画像のコードとして次のようなものを使っています。
 code = C39_onAGI(King)8(64)
 ここでC39は画像のコードです。ケーブルカーUFOのディレクトリを作っておき、そこの39番目の画像ということで[39]とだけ記すのがいつもの方法ですが、今回はC39としておきます。この画像から2倍拡大なめらか補間画像を作ったときは、C39[2]と記します。さらにここから再び2倍拡大なめらか補間画像を作ったとするとC39[2][2]となります。つまり、アンダーバーの前が解析前の画像のコードです。
 アンダーバーの後が小波解析ページでの解析コードとなります。
 onの対はoffですが、これは解析していないので使うことはありません。onとoffの間にあるmixは、解析前の原画像と、解析結果画像との、平均合成画像を意味します。各画素について画像データを半分ずつ足したものです。
 次のAはNorとAntという様式のAntを意味しています。ある画素について解析した結果の色値をcとますと、このcをそのまま使うのがNorで、255-cという値で使うのがAntです。
 Gは画像の処理過程のあるところでGry(濃淡値)を選んでいることを意味します。ここで実は6色(赤、緑、青、シアン、イエロー、マゼンタ)に分解した色版を選ぶこともできるのですが、最近はあまり使っていません。
 Iは色のバージョンの一つ目[I]を意味しています。ここで[II]や[III]も用意してあるのですが、今ではほとんど使っていません。
 (King)のKingが解析の種類です。これについてのかんたんな説明は後で行います。
 8と記してあるのが振幅値です。この値を大きくすると、Antのモードで、より強く表現されることになります。(まず使いませんが)0から(めったに使いませんが)200まで変えることができます。
 (64)の64は基礎色の値です。0から255まで変えることができます。

 解析の種類のおおまかな分類

 解析の種類は多岐にわたっています。
 ウェーブレット関数の画素数の違いが周波数に対応します。2次元の画素領域を使った関数ですが、もっとも小さいもの、すなわち高周波数のものとしては、3×3画素のものを用意してあります。もっとも大きなもの、すなわち低周波数のものとして17×17画素のものがあります。
 ここからの内容は完全に企業秘密となりますが、ウェーブレット関数の正負の値の分布というものが、いろいろな機能を生み出すこととなります。また、これらの基礎関数の組み合わせを色々変え、そこにさまざまな条件を加えることによって、多様な機能が生まれます。
 これらの機能をおおまかに分類して、次のように名づけることにしました。
 レリーフ解析、テキスタイル解析、クリスタル解析、ハロー解析
 レリーフ解析というのは、解析結果が、まるで壁面に半分膨らんで彫刻されているレリーフのように見えるものです。T解析、X解析が3×3画素のもので、7F解析, 15解析、5B解析などの数字nはn×n画素を象徴しています。クリスタル解析の性質も少しもっているものとして、eel解析とegg解析というレリーフ解析があります。
 テキスタイル解析は、一般に白黒画像で現れるようにしたもので、立体的には見えません。Nslash(=NИ)解析、HM解析などのグループが3×3画素のものです。Ξ(グザイ)解析、Ψ(プサイ)解析、Λ(ラムダ)解析の3つが5×5画素です。Θ(シータ)解析、Φ(ファイ)解析、Σ(シグマ)解析、◇■(ホワイトダイアモンドブラックスクウェア―)解析の4つが7×7画素のものです。記号が足らなくなってきたので、9×9画素以上のものについては、Χ(カイ)9解析などの表現としました。また、*(アスタリスク)をつけてあるものは5×5画素のもので、$(ドル)をつけてあるものは7×7画素のものです。より緻密な表現となるものを考え、*oh(=ast-oh)と*um(=ast-um)を新たに作りました。
 クリスタル解析は、微妙なところが、明るい色で現れるように工夫したもので、解析結果の色合いがオパールなどの宝石のようにも見えるので、このように名づけました。これは、合成画像における境界領域のわずかな変化に敏感なもので、ここのところをカラ―ハロー(襟状光輝, collar halo)と呼ぶことにしました。
 ハロー解析は、このカラ―ハローに関する画像の色情報についての性質を考慮し、ここのところを(適度に)敏感に表現できるようなものを構成したものです。この技法による初期のものとしてdudk解析, owl解析, swan解析, crow解析があります。敏感さを極めたものとしてKing解析を生み出しましたが、これはあまりに敏感すぎますので、緩和するファクターを組み込んで、色合いも変えて、Queen解析としました。これらの基礎色は表現する色とも関係してくるので0にはしません。
 さらに、周囲の背景画像におけるジェーペグ画像化による性質を考慮して、表現スタイルを変化させられるようにしました。このようにして構成したのが、Joker(愚か者)解析, Clown(道化、ピエロ)解析, Pawn(歩兵)解析の3つです。これらについては基礎色を0とすると見やすくなります。

 本物と偽物(イラスト)による表現の違い

 おおまかな分類について上記で説明しましたが、言葉だけでは分かりにくいので、具体的なサンプル画像を用いて、それらの解析結果を比較します。


図2 解析原画像


図3 レリーフX(エックス)解析


図4 レリーフegg解析


図5 テキスタイルNslash(NИ)解析


図6 テキスタイルラムダ(Λ, lambda)解析(振幅はいずれも1)


図7 テキスタイル*um(アスタリスクum)解析(振幅はいずれも1)


図8 クリスタルkeel(竜骨)解析


図9 ハローswan(白鳥)解析


図10 ハローKing(王)解析


図11 ハローQueen(女王)解析


図12 ハローJoker(愚か者)解析


図13 ハローClown(道化, ピエロ)解析


図14 ハローPawn(歩兵)解析

 解析原画像の(偽物としての)レベルの違いが大きく影響するようです。ここで偽物イラストとして採用した「ケーブルカーUFO」のレベルは高すぎたかもしれません。
 テキスタイルNslash(NИ)解析やテキスタイルラムダ(Λ, lambda)解析で違いは生じていますが、他の解析では程度の違いくらいの差異にとどまっています。
 偽物イラストUFOとして、UFOによって破壊されたNASA施設のスペースシャトルを選べば、違いははっきりと現れます。

 本物と偽物(イラスト)による表現の違い(2)

 本物として(a) 実写真の女性A(反転)を使いました。ウェブでコピーした女性ですが名前などは不明です。しかし、おそらく生存しておられる人の顔ですので、肖像権などがからんでくるといけないので、ここでは反転画像を載せておきます。
 偽物(イラスト)画像として(b) イラストの女性Bを使いますが、これはレオナルド・ダ・ヴィンチによる下絵スケッチです。立体的な陰影がきちんとついているものですが、解析してみると、そのような情報は消えてゆきます。


図15 原画像


図16 テキスタイルNslash(NИ)解析(振幅8)


図17 テキスタイルラムダ解析(振幅1)


図18 クリスタルkeel解析


図19 ハローQueen解析


図20 ハローClown解析

 レオナルド・ダ・ヴィンチによる下絵スケッチといえども、立体的な陰影をきちんと表現するのは困難だということが分かります。いずれの解析結果でも、実写真とイラストでは違いが顕著に現れています。

 本物と偽物(イラスト)による表現の違い(3)

 これらの解析関数はもともとUFO画像の真偽を判定するために開発したものでした。
 空に浮かぶUFOという条件のもとで、本物と偽物を選びました。本物はドイツ着陸UFOが空中に戻ったあとのもので、偽物はごらんのような三角形のUFOです。赤い炎のような光を放つ三角形のUFOが光っていないところという設定で作られたものと推定されます。これらの解析結果は見事なくらい異なっています。この三角形UFOと同じくらいの偽物ベルのものに、マヤ遺跡上空のUFOやバルト海上空のUFOなどがあります。


図21 原画像


図22 テキスタイルNslash(NИ)解析(振幅8)


図23 テキスタイルラムダ解析(振幅4)


図24 クリスタルkeel解析


図25 ハローQueen解析


図26 ハローClown解析


図27 ハローPawn解析

  (a) ドイツ着陸UFO(空中)はテキスタイルNslash(NИ)解析(振幅8)をのぞき、ほとんど情報が得られないのに対して、(b) 三角形のUFOのほうでは、イラストの証拠や合成の証拠などがたくさん確認できます。空中を飛ぶ本物のUFOというものはどのようなものなのかということをまったく理解せずに、このような偽物UFOを作ったとしても、(本物UFOとして)生き残ることはできません。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, May 4, 2015)

 

ブランチページへもどる