ChMd149 太陽の近くに巨大な直方体のUFOが実在するのか
Does The Huge Cuboidal UFO Exist Near The Sun?

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 太陽の近くに巨大な UFOが現れているという噂のようなものを、どこかで読んだという覚えがあります。どちらかというと、太陽系には、地球人が所属していない文明があって、太陽をふくめ、あちらこちらの惑星へと航行しているUFOがあるのは、ごくごく自然なことだと考えていました。
 地球の科学者たちは、たいした観測データもないのに、太陽が巨大な核融合炉だと決めつけ、宇宙の進化論へと発展させて論じています。ところが、この太陽系を飛びまわっている宇宙人らしきものからの情報によると、太陽はガス球などではなく、固い地表をもった星なのだとか。それなら、太陽の大気圏へと突入してゆく巨大UFOがあってもおかしくないと、これまでは自然なこととして考えてきました。
 ともあれ、そのようなわけで、この太陽系のあちらこちらに、文明の証拠であるUFOが観測されても不思議なことではないと思っていました。
 ところが、このあと詳しく調べてゆきますが、太陽の近くに立方体形のUFOが写っている画像を見て、これはいくらなんでも不自然ではないかと思いました。なぜかというと、仮にこのような実体が存在したとすると、地球や水星と比較できるくらいの質量をもつことになります。すると、太陽系の運動におけるケプラーの法則が、きっと、これまでどおりには成り立たなくなるだろうと予測されるからです。
 ここでは、このような状況証拠によって議論を進めてゆくのではなく、実際の観測画像を、ゴブリンクォーク9の解析アルゴリズムを使って、ストレートに調べることにより、このようなUFOがほんとうに存在するのかどうかを見てゆくことにします。

 解析対象

 今回解析する対象画像は図1のものです。どうやら円盤状のおおいで隠された中心部の向こうに太陽があるようです。このようなものはコロナグラフと呼ばれている特殊な望遠鏡による画像で、このような装置を使って見ることで、日食以外のときでも、太陽の光に妨害されず、周囲の宇宙空間を観測できるというものです。
 ところが「2011/07/23 05:30」と記録された、この画像には、向かって左のところに、光る面と影のような暗い面とをもつ、まるで巨大な直方体であるかのようなUFOが写っています。コロナグラフの中心の被いのところに太陽が隠れているということを考えると、このUFOのサイズは惑星クラスです。しかも、水星や金星クラスではなく、木星や土星にも匹敵するほどのものということになります。
 この画像をよく見ると、ほかに、色々なパターンのUFOが幾つも写っています。これらの形状を見ると、もっと小さなサイズの直方体や立方体が、まるでレゴブロックのように組み合わさり、はっきりしたものから、薄くかすかなものまで、さまざまなパターンで分布しています。これらのサイズもやはり異常なものです。


図1 画像8 (参照資料[8])

 画像8にある不思議なパターン(UFO)の(×16)拡大画像を次の図2〜図4にまとめました。その下の図5は、この画像の背景パターンの一部を選んだものです。比較のために取り出しました。


図2 不思議なパターン(UFO)の(×16)拡大画像


図3 不思議なパターン(UFO)の(×16)拡大画像


図4 不思議なパターン(UFO)の(×16)拡大画像

 比較のために取り出した、UFOらしきものとは無関係の、背景空間の一部を図5としてまとめておきます。


図5 背景空間の(×16)拡大画像

 巨大な直方体のようなUFO(8D)についての解析

 図2の「不思議なパターン(UFO)の(×16)拡大画像」の8Dは直方体のように見えますが、ここでは「立体8D」と呼ぶこととします。


図6 立体8Dのハローswan解析

 ハローswan解析はハロー解析群の第1世代のもので、まだ、ハロー解析の特性が強く現われることなく、レリーフ解析の性質ももっているものです。
 立体8Dの輪郭部分が、swan解析では色が異なるように表示されることになりますが、とても太いラインとして描かれます。
 しかし、これが本物の立体であるなら、斜めになっている面のグラデーションも、きちんと色わけされて表示されなければならないのに、この解析結果では、面についての情報が完全に欠落しています。
 これらのことから、この立体8Dは、本物の立体ではなく、立体のように見せかけて描かれた偽物と見なせます。
 これらの解析をしているときに気づいたのですが、この立体8Dが太陽に対して(向かって)左のほうにありますが、それなら、明るい面と暗い面の位置関係が逆になっていなければおかしいはずです。なぜなら、これらの空間での光源は太陽以外に考えられないからです。太陽のほうに向いた面が暗くて、逆の面が明るいなんて、まったくありえない状況です。他にも、8B, 8G, 8Jなど、もう少し小さなキューブ(立方体)が組み合わさったように見えるものがありますが、これらの太陽に対する明るさの関係が、やはり、自然な物理現象を無視したものとなっています。


図7 立体8Dのクリスタルleek解析

 クリスタル解析は、ハロー解析の第1世代と同じころに開発したもので、明るく色づくところが、画像の合成に伴うカラ―ハロー(襟状光輝, collar halo)に対応するようになっています。この図7の解析結果によれば、向かって右の暗い長方形の面の輪郭を描いたあとに、左の明るい長方形の輪郭を描いたことが分かります。このような描写により、これが立体的なものをワンショットの写真として撮影したものではないことが分かります。


図8 立体8DのハローKing解析


図9 立体8DのハローRook解析

 ハロー解析の第2世代であるKing解析から、画像の合成に伴うカラ―ハロー(襟状光輝, collar halo)のところが、外側も内側も、同じ色で表示されるようになりました。King解析においては中央のラインをはさんで2重の白っぽい(明るい)太線が現われます。Rook解析でも明るい太線が偽物画像の目印となります。第2世代のKing解析と第4世代のRook解析を見比べると、背景について、Rook解析のほうが、より鈍感になっているので、相対的に見やすいものとなっています。King解析はカラ―ハローに強く反応しますが、背景の色々なものにも敏感であるため、全体が真っ白となって識別できないこともあり、感度を落として色を変えたQueen解析を調整したあと、第3世代のJoker解析などを構成し、さらに工夫を重ねて、第4世代のJack解析、Rook解析、Bishop解析を生み出したのでした。


図10 立体8Dのテキスタイルast-oh解析と原画像との平均合成(mix)

 テキスタイルast-oh解析の正式名はテキスタイル・アスタリスク・オードリー・ヘップバーン解析となります。初期のテキスタイル解析に比べ、このアスタリスク・オードリー・ヘップバーン解析は、解析のベースとなるウェーレット関数の対称性にこだわった結果、テスト画像として使ったオードリー・ヘップバーンの顔の陰影がこれまでのものの中でもっとも忠実に再現できるということから、このように名づけたものでした。
 PとQの平均合成(mix)というのは、アルゴリズムがとてもかんたんなもので、それぞれの画素における色値を、赤も緑も青についても、それぞれ平均値としたものです。いわゆる、PとQの二重写しのような画像となります。原画像と解析画像との位置関係を見るために、とても役立つものです。
 これらの解析結果を総合するまでもなく、どれか一つだけでも、この立体8Dが、ほんとうは立体ではなく、そのように見せかけただけの、平面的なイラストであることが分かります。

 小さな立方体の組み合わせよる他のUFOについて

 8Aから8Jのうち、8Cと8Dを除いたものは、同じくらいの大きさの小さな立方体を組み合わせたようなパターンです。これらも、太陽との位置関係を考えると、明るい面と暗い面の配置が、まったく不自然なものとなっていて、自然な物理現象を無視したものとなっています。このことで、これらが本物の立体ではないことが確定的なこととなりますが、もっと直接的な証拠として、画像そのものを解析することも試みておきます。ただし、すべてのケースについての解析結果を載せると煩雑になってしまいますので、8Gと8Eについての解析結果を示すだけとしておきます。


図11 8Gの原画像


図12 8Gのクリスタルkeel解析

 原画像の図11で暗い領域の周囲に、カラ―ハローが輝いて現われています。


図13 8GのハローKing解析


図14 8GのハローRook解析

 「図11 8G」における右の暗い四角のところが、このハローRook解析では、4つの頂点のところが黒っぽいものとなっています。ここのところが何らかの均一な色パターンとなっているということですが、このようなことは、自然な四角い領域では考えられないことです。


図15 8Gのテキスタイルast-oh解析と原画像との平均合成(mix)


図16 8Eの原画像


図17 8Eのクリスタルleek解析


図18 8EのハローKing解析


図19 8EのハローRook解析

 この図19「8EのハローRook解析」では、あちらこちらに黒っぽい小領域が現われています。均一な配色となっているところに現れるものですが、原画像と比較すると、組立基礎のキューブの角あたりとなっています。これがなぜそのようになるのかはよく分かりませんが、これらの表現からも、この図形が立体的な情報をもっていないことが分かります。つまり、平面的なところに描かれた立体イラストだということになります。

 空洞(ボイド)のような8Kについて

 他に棒状の8Cや光体の8Lという対象もありますが、これらの真偽についての評価はたいして重いものではなく、それより、8Kのような四角いボイド(空白領域)が存在するのかどうかということをはっきりさせておくべきでしょう。


図20 8Kの原画像


図21 8KのハローKing解析

 四角いボイドの輪郭線が太く描かれています。それだけではなく、この図21には、左上の青い領域への、階段状のバリ領域が現われています。このことから、このときのもともとの原画像である「図1 画像8」が何らかの撮影されたものではなく、青い周囲の背景に合成されたものだということが分かります。このときのボイドは、ここに現れたバリ領域と境界線でつながっており、意図的に生み出されたものというより、何らかのミスによって生み出されてしまったものという可能性も浮かび上がってきました。このことは、次の図22で、ボイドと周囲との境界が異なる色となっているとからも、強く示唆される仮説です。


図22 8KのハローRook解析


図23 8kのレリーフRoh解析と原画像との平均合成(mix)

 レリーフRoh解析は、テキスタイルast-oh解析のウェーブレット関数から変化させて構成したものです。このときのボイド領域に関するいろいろな疑惑の証拠が、ここにも数多く現われています。

 背景について

 順序としては、これらの解析の初めのところにもってくるべきものだったかもしませんが、背景空間の代表としての8Mと8Nの解析結果を示しておきます。


図24 8Mの原画像


図25 8MのハローKing解析


図26 8MのハローRook解析


図27 8Nの原画像


図28 8NのハローKing解析


図29 8NのハローRook解析

 まとめ

 これらの立方体や直方体などの、巨大なモノリスや、組み合わせキューブのようにも見えるUFOについて調べたところ、いずれも立体としての情報をもってはおらず、平面に描かれたイラストと考えられます。
 また、これらと太陽との位置関係を見たところ、太陽からの光で立体的に見えているというものはひとつもなく、このような関係を無視した陰影となっています。
 周囲の青い領域がかぶっているかのように見えるボイドの領域も、何らかの理由で作られたものであり、自然な宇宙空間に実在するものではありませんでした。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, June 6, 2015)

 参照資料

[8] http://www.ufosightingsdaily.com/2011/06/giant-black-cube-orbiting-earth-sun.html

 

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