ChMd154 ビリー・マイヤーのUFO画像は偽物です(4)
UFO Images of Billy Meier are Fake(4)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 ビリー・マイヤーUFO画像[5]について解析します。

 原画像[5]の解析対象

 図に原画像[5]を示します。オリジナル画像は参照資料の[5] によって見て下さい。ここでは70パーセント大にしてあります。



図1 原画像[5]

 これは有名な写真で、「ビリーのキャンピングカーの近くを飛ぶクウェッツァルの最新式ビームシップ」と呼ばれているようです。UFO部分を拡大したのが次の図2です。これを画像Aとし、これについて詳しく解析します。


図2 原画像[5]のUFO拡大(画像A)

 画像Aの解析


図3 画像AのハローQueen解析(振幅8)

 ハローKing解析では白い帯があふれてしまって見づらかったので、もう少し鈍感なハローQueen解析を示します。このUFOの上部に多くの球形部分がありますが、この部分が特に白くなっています。もう一つ、UFOの向こうにある樹木の枝のところも白くなっています。この画像は比較的小さな画素数のもののようで、ジェーペグ化したときのメッシュが荒く、その継ぎ目が点線のようになって現われてしまっています。


図4 画像Aのハローcrow解析(振幅8)

 ハローcrow解析ではかなり整理されます。次のハローRook解析と合わせて見比べると、問題点がどこにあるのかがよく分かります。


図5 画像AのハローRook解析(振幅8)

 ハローRook解析でこのように黒い領域として現われたところは、イラストに基づく部分です。もう少し具体的に言うと、色の変化の傾向がランダムではなく、ある種の一定の傾きをもっているところです。
 ハローRook解析では、これまであまり注意してこなかったのですが、このUFOの円盤の「スカート」部分の上部、比喩として述べれば、「スカートのゴムバンド」のところが、不思議なことに、黄色と赤色と水色になっています。黒いところとは異なる色傾向となっていることを意味しています。ここのところも自然なランダムさをもたず、かなり人工的な配色だということになります。


図6 画像AのハローShrimp解析(振幅8)

 ハローShrimp解析で注目すべきところは、青色の領域です。これが特殊な色の傾向をもっているところを示しています。もちろん、イラストに関わるものです。


図7 画像AのハローWhale解析(振幅8)

 ハローWhale解析での問題点は黒いところです。「スカートのゴムバンド」のところが黄色と水色になっており、ここも異質なところであることを示しています。


図8 画像Aのテキスタイルast-ah解析(振幅8)

 このテキスタイルast-ah解析で、UFOの「スカート」部分の円弧のところに、収縮率の異なる画像が隣接しているとき、ジェーペグ化によって生ずる四角いバリ領域が現われています。よく見ると、上記のハローWhale解析でも同じところに四角いバリ領域が現われています。これはこの画像がワンショット撮影写真ではないことを示しています。

 画像Aの光核解析(画像B)の解析

 画像Aを光核LC(a)解析したものを画像Bとします。このLC(a)とは、濃淡値の0から64のデータを0から255のキャンバスに広げ直したものです。0から64というのは暗いところの1/4に相当します。


図9 画像Aの光核解析(画像B)

 この画像BについてテキスタイルΧ(kai)15解析を行ったのが次の図10です。また、その次に示した図11は、図9と図10との画素データを半分ずつ合わせた(平均合成した)mix画像です。


図10 画像BのテキスタイルΧ(kai)15解析(振幅2)


図11 画像BとテキスタイルΧ(kai)15解析(振幅2)の平均画像

 成分が異なるチョコレートが固まったようなイメージとっています。これは自然なものではないことを意味しています。

 UFO上部の球体部分と「スカートのゴムバンド」部分の拡大(画像C)解析

 図5 画像AのハローRook解析(振幅8)あたりで異質な描写となっていた、UFO上部の球体部分と「スカートのゴムバンド」部分を拡大して、これを画像Cとおき、さらに詳しく解析します。


図12 UFO上部の球体部分と「スカートのゴムバンド」部分の拡大(画像C)


図13 画像CのハローQueen解析(振幅8)


図14 画像CのハローRook解析(振幅8)


図15 画像CのハローWhale解析(振幅8)


図16 画像Cのハローowl解析(振幅8)

 これらの4つのハロー解析により、「上部の球体部分」と「スカートのゴムバンド部分」とは、かなり異なる描写となっています。
 かなり複雑な「上部の球体部分」は、Rook解析で黒い領域が多く現われており、自然な物体とは見なせません。また、「スカートのゴムバンド部分」は、こうして拡大して調べると、立体的な構造を持っていないということが分かります。もとの写真では溝があるかのように見えていますが、そのような構造がまったく現われていないわけでけす。
 これらのことから、このUFOはすでに模型でもなく、それをモデルとして描かれたイラストと見なされます。

 まとめ

 この画像はビリー・マイヤーのUFO画像の中でも有名なものの一つで、UFOがあまりにも鮮明に写っており、しかも、ビリー・マイヤーのキャンピングカーを被うようにして浮かんでいるという、親密さも兼ね備えたものでした。
 しかし、ここには画像合成の跡も確認できますし、溶けたチョコレートパターンも確認できますし、UFOのスカート部分が立体によるものではないことが分かり、明らかにイラストとして描かれた偽物です。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, July 7, 2015)

 参照資料

[5] http://nexusilluminati.blogspot.jp/2010/12/5100-year-old-iceman-proves-meier-ufo.html

 

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