ChMd16 月には大気があるのではないか
ChMd16 Does The Moon Have The Atmosphere?

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 G・アダムスキーの体験記

 G・アダムスキーの著書「空飛ぶ円盤実見記」[1]「空飛ぶ円盤同乗記」[2] が世界中で読まれたのは、今から何十年も前のことだ。現在では下火になっているどころか、UFO画像が偽物だとか、体験記の内容が突拍子もないものだという風評が生じていて、否定的な評価がなされている。
 画像が偽物かどうかを論じるのは、おそらく早すぎたのだろう。同じように偽物だとの風評が生じていた「ウンモ星の円盤」画像を解析したところ、本物でなければ生み出すことのできない、空にあるスペースマターのパターンが見出され、円盤は、それらのパターンとうまく絡み合っていた[3]。模型などの偽物では、こうはいかない。G・アダムスキーが撮影した円盤の画像を偽物だと判定した技術について、再検討してみたいものだ。
 体験記の内容が、地球の現代科学の「常識」と合わないという問題については、地球の現代科学の「常識」も、頭ごなしに信じるのではなく、「こちらの情報の誤り」という可能性についても検討すべきだ。特にNASAが発する情報には、かなり怪しいものがある。
 G・アダムスキーが金星人や土星人と会って、彼らのスペースシップにも乗り、さまざまな観察を行い、会見し、情報提供を受けたというストーリーの中には、とてもG・アダムスキーの空想物語とは考えられない証拠がある。 反重力の研究で名高い早坂秀雄の著書[4]で紹介されていたのだが、G・アダムスキーの情報に基づいて、バーソンという人が宇宙船の推進機の特許を日本の特許庁に出して承認されているのだ。「バーソンの電磁場応用の推進力発生機(金星タイプの推進機)」と呼ばれているもの。このようなものは、単なるストーリーメイカーによって生み出せるものではない。
 G・アダムスキーの著書の中に記された「突拍子もないこと」と表現されそうな幾つかのことについては、もう一度検討しなおす必要がある。

 太陽系の各惑星人

 G・アダムスキーの体験記には、地球人の中に紛れ込んでいても違和感のない宇宙人がいることが書かれている。彼らは火星人(ファーコン)や土星人(ラミュー)なのだそうだ。また、G・アダムスキーが最初に会見した金星人(オーソン)も、地球では芸能人としてなら自然に存在していられそうである。これらの名前は物語の説明上アダムスキーがつけたもの。
 金星人や土星人だけではなく、私たちの太陽系の惑星(12惑星あるらしい)には、すべて人間がいるという。土星そのものに人間が住んでいるかどうかは、かなり難しい議論になるが、土星の衛星のタイタンには地球の探査機が飛んで行って着陸もしており、そのとき撮影された画像を調べると、着陸地点のすぐそばに、何らかの生命体による文明の証拠が見出されている。
 水星については、大部分が細かなクレーターだらけの原野に見えるが、一か所、色の変わった地域があって、そこを撮影した画像を調べると、やはり、文明の証拠となるものを幾つも確認できる。
 木星そのものも巨大すぎて、大気の外側を見ているようなものであり、詳しく分析することができない。しかし、ここでも、衛星の幾つかには、文明の証拠のようなものが見つかっている。
 火星の画像からは植物らしきものが見つかっている。それより先に、火星の衛星フォボスについての大きな画像が公開されていて、これを調べてみると、文明の証拠が見つかる。
 木星より遠くの衛星については、たどりついた探査機も限られており、詳しい画像はあまり得られていない。

 金星探査

 地球の近くにある金星については、かなり否定的な観測データが得られている。金星の大気に含まれる二酸化炭素などの影響で、かなり高温になっているというのだ。
しかし、これは金星の地表におけるデータではなく、大気上空での観測値らしい。  そのようなことを言ったら、地球の大気上層の温度も、低すぎたり高すぎたりしている。理科年表によると、高度11kmまでは−6.5℃/kmの割合で温度が下がっているが、高度20kmまでの変化率は0.0℃/kmで、さらに高度32kmまでは+1.0℃/kmで温度が上がってゆき、とまあ、これらの小変化を終えて、高度100kmから高度200kmにかけて温度は急上昇して、高度400kmから1000kmのところでは絶対温度で1000Kとなっているという。
 金星にはかつてのソ連が探査機を何度も送っている。「金星へ向かう途中で通信途絶」という失敗が何度続いても、これでもかとばかり、金星に向けて探査機を打ち上げている。
 特に「ベネラ計画」というシリーズでは、1961年のベネラ1号(金星へ向かう途中で通信途絶)に始まって、ベネラ2号(1965年、金星へ向かう途中で通信途絶)、ベネラ3号(1965年、金星へ向かう途中で通信途絶)、ベネラ4号(1967年、金星へ着陸カプセルを投下、推定高度25kmで通信途絶)、ベネラ5号(1969年、金星へ着陸カプセルを投下、推定高度18kmで通信途絶)、ベネラ6号(1969年、金星へ着陸カプセルを投下、推定高度22kmで通信途絶)と、ほぼ同じ失敗をくりかえしている。
 ベネラ7号(197年、金星へ着陸カプセルを投下、地表到達から23分後に通信途絶)でようやく地表に到達したものの、すぐに通信途絶となる。ベネラ8号(1972年)でも地表に到達したが、63分後に通信途絶している。(これらの情報は「金星」のウィキペディア[5]のページから得た。)
 ベネラ探査機のシリーズは1983年の16号まで続き、地表に着陸して撮影に成功したり失敗したりしている。表土の分析なども行ったらしい。ベネラ15号と16号では、「金星周回軌道へ投入」とある。
 1984年〜1985年にベガ計画というものがあって、このころ太陽系の中心へと近づいてきたハレー彗星を調査する途中に、金星に近づいてカプセルを投下したようだが、いずれも「通信途絶」となっている。
 ソ連の金星調査にかける、この執念のようなものの源泉は、いったい何なのだろうか。また、金星地表の状態は、いったいどのようになっているのだろうか。あるいは、こうも失敗ばかりが続くのは、いったい何故なのだろうか。温度が高いというのなら、それに対する対策を講じて送っていることだろう。温度に対する耐性くらい、地球ででもテストできるはずだ。
 金星のデータで不思議なことがある。地表の気温が400度で、大気の地表での圧力が90気圧もあるとされていることである。
 「理想気体の状態方程式」だっただろうか、化学で学んだ公式の中にPV=nRT というものがあった。Pは気体の圧力で、Vは気体が占める体積、nは気体の物質量(モル数)で、Rは気体定数、そしてTが気体の熱力学温度(絶対温度)である。
 金星の重力は地球とあまり変わらない。だから、上記のnやVは何倍も異なる値ではないはず。Rは物理定数であり同じはず。すると、P/T=nR/V と変形したとき、金星と地球とでは、右辺の値は同じくらいと考えられる。
 地球の大気圧力は1気圧で、温度については20度を採用しておこう。絶対温度で293度である。地球のP/T=1/293=0.00341となる。
 金星の大気圧が90気圧で、気温が400度(絶対温度で673度)だから、P/T=90/673=0.134となる。まったく異なる値だ。仮に金星の気温のほうを信頼したとすると、地球と金星でP/Tの方程式は、1/293=P/673 となる。ここから 金星の大気圧はP=2.3気圧となるはずである。90気圧になるためには、金星の重力が地球の(90/2.3=)39倍もなければならない。馬鹿げている。
 金星の大気は「理想気体の状態方程式」を満たさないとでもいうのだろうか。湖の方程式は気体の種類にはよらない。水蒸気のところに二酸化炭素が入っても、同じモル数なら同じ結果を生み出す。金星の大気が二酸化炭素だらけだとしても、90気圧になるはずがない。

 ハトホル

 古代エジプトの時代から地球人と深く関わってきたというハトホルらの言によると、ハトホルらは金星のエーテル界に存在しているという[6]。地球の現代科学者たちは、このようなエーテル界とかアストラル界といった、空間に関する異なった視点について考察するのが、はっきりいって苦手だ。
 空間と次元に関す考え方については、地球の科学では、まだ、すっきりとした説明がなされていない。言い伝えとしては、いろいろなものがあって、宗教として分類される情報のなかには、そのようなことに対応するものもあるが、それらを確認する方法が、まだ、よく確立されていない。
 太陽系の惑星の中で、地球にはもちろん人が住んでいる。他の惑星には人間が住んでいないと、きっぱり断定できるほど、地球の科学的な調査は進んでいないと考えるべきではないだろうか。
 実際に人間が行ったのは月だけであり、他の天体については、できるだけ近づいて撮影したとか、(火星と金星と土星の衛星タイタンでは)着陸した装置が調べたという程度でしかない。
 一つだけ人間が行ったという月の探査画像を調べてみると、明らかに地球のどこかのスタジオで撮影した偽物や、無人探査機による撮影画像をもとにして合成された偽物が、あふれかえっていた。いったい、月探査は、ほんとうに行われたのかとも疑ってしまう。

 土星人パイロットの説明

 G・アダムスキーの体験記で金星人たちから語られることのなかに、「月には大気がある」というものがある。具体的な描写などがたくさんあるのは、「空飛ぶ円盤同乗記」[2] の第9章「不思議な機械に満ちた研究所」のところである。これは土星の(葉巻型をした)大母船の中にある研究室のことである。ここにアダムスキーが案内されて説明を受けているとき、ちょうど、月からそう遠くない位置に、研究室を含んでいる大母船がいるというので、月に関する色々な情報へと物語が進んでゆく。
 土星人パイロットがはっきりと
「月には空気があります」
と言う。さらに、このように続けている。
 「地球から月の上空を動いている厚い雲(複数)が見えませんが、地球の科学者たちはときたまいわゆる”ゆるやかな空気の流れ”を観測しています。特にいわゆる”クレーター”と呼ばれる谷のポケット地帯の中に です。たしかに彼らが見るのは動く雲(複数)の影なのです。地球から見える側の月面には実際の雲(複数)を見るチャンスはあまりありません。これは雲が濃密にならないからです。ところで月のリム(縁)のすぐ向こう側の、温帯ともいえる部分の上空には、地球の上空の雲とひじょうによく似た濃密な雲が形成され、それが流動したり消滅したりしているのが、この装置でわかります。」
 少し中略して、土星人のパイロットの発言を続けよう。
 「宇宙空間のどんな天体でも、熱かろうが冷たかろうが、地球人のいう大気または寒暖を発生させるガス類を”持っていなければならない”のです。」
 「私たちは月のリムのすぐ向こう側の、温暖ながら少し冷たい地域に一大研究所を建設しています。」

 ダニエル・ロスの分析

 ダニエル・ロスという名のG・アダムスキー研究家による「UFO――宇宙からの完全な証拠 金星・火星・月に関する真相」(久保田八郎訳、中央アート出版1991)[7] の第6章「月の真相を暴露する」、第7章「アポロ月へ行く」、第8章「月の示す生命環境」のところに、この問題についての詳しい解説がある。
 月に大気があるかどうかという問題については、1959年に「月という不思議な世界」という研究成果を出したV・A・ファーソフの業績を取りあげている。
 ファーソフは1957年の3月に、6.5インチ反射望遠鏡を用いて、月の後ろを通る2つの恒星の様子を調べ、「どちらの星も、月の縁に接触してすぐに消えたのではなく、急速にぼんやりとして、次に強く輝きながらチラチラし、またぼんやりとして最後に見えなくなった」という。
 このような現象は、明らかに、月の大気による効果である。

 月の画像解析

 ある物語での、誰かの言葉だけを信じるかどうかでは、なっとくがいかないことだろう。天体望遠鏡があって、観測条件に恵まれれば、前述のファーソフの観測を再現することもできるだろうが、現在主流となっているデジタル画像と、それに関する画像解析の技術を応用すれば、もっと手っ取り早く、「月の大気」の存在を確認することができる。
 インターネットで「月食 画像」を検索して図1の画像を見つけた。これは整理上GG08と名づけた。



 この画像について画像解析する。解析の都合上、このjpg画像をペイントソフトで24ビットビットマップ形式のbmp画像に変換する。
 黒月解析研究所の画像解析ソフトの「ゴブリンクォーク2」[9] を使って解析を進める。  図2は、ゴブリンクォーク2に「月食画像GG08」を取り込み、「マップ」ページで×4の拡大領域A(緑枠)を指定したところである。







 図3の画像Cに対して、濃淡値0〜255, 飛値8のコンター解析を行ったものが図4である。月の明るい部分で周囲の宇宙空間を照らしているようにコンターパターンが現れているが、このところは、地球に届いた光が生み出したものであるかどうか、議論が生ずるところなので、図4の右上に見えている、月の縁と宇宙空間との間に暗い領域が認められるところを、さらに詳しく調べることにしよう。







 図7では濃淡値0〜8について飛値2でコンターパターンを描いた。濃淡値0, 2, 4, 6, 8の画素について、明るい黄色から暗い黄色へ色を置き換えている。
 図8〜図10で、濃淡値0, 2, 4のコンターパターンを、それぞれ独立して描いた。SCAN 0, SCAN 2, SCAN4 と指定することになる。SCAN 0 の画像では、背景宇宙空間のパターンが現れている。SCAN 2やSCAN4の画像では、これらの濃淡値が描くコンターラインと月食の影部分との間に、ぼんやりとした暗領域があることが分かる。これは月の大気部分ではないだろうか。







 まとめ

 月の背景が真っ黒になっている画像がある。調べてみると、撮影された月の輪郭を矩形で切り取って、完全な黒の背景へと合成していることが分かる。明るい満月などを撮影したものでは、背景にある星が見えなくなっていることもあるが、自然な撮影画像であれば、背景のまだらパターンの片鱗を確認することができる。
 巧みに切り取られて、人工的な黒い背景画面に埋め込まれていない月の画像であれば、上記の解析に準じた、月面と背景宇宙の境界に、ある幅で、緻密なグラデーションの層状領域を確認することができる。おそらく、これは「月の大気」に関わる現象と考えられる。
 月に大気があるかどうかという問題は、現代の技術を駆使すれば、さらに詳しく調べることができるだろう。簡単なデジタルカメラによる撮影画像だけではなく、望遠鏡を使って撮影した画像(加工していないもの)なら、いったいどのように見えるのだろうか。

(Written By Kinohito KULOTSUKI at Aug 14, 2011)



 参照資料
[1] G・アダムスキー「空飛ぶ円盤実見記」(久保田八郎訳、高文社1963)
  G・アダムスキー「第2 惑星からの地球訪問者」(久保田八郎訳、中央アート出版社1990)

[2] G・アダムスキー「空飛ぶ円盤同乗記」(久保田八郎訳、高文社1962)
  G・アダムスキー「第2 惑星からの地球訪問者」(久保田八郎訳、中央アート出版社1990)

[3] CPP51「UFO画像解析ファイル ウンモ星のUFO」/黒月樹人
[4] 早坂秀雄「宇宙第5 の力 反重力はやはり存在した」(徳間書店1998)
  早坂秀雄「宇宙船建造プロジェクト」(徳間書店2007)

[5] 「金星」のウィキペディア
[6] 「ハトホルの書」、トム・ケニオン&ヴァージニア・エッセン著、紫上はとる訳、ナチュラルスピリット刊、2003年

[7] ダニエル・ロス「UFO――宇宙からの完全な証拠 金星・火星・月に関する真相」(久保田八郎訳、中央アート出版1991)
[8] GG08 http://www.celestronimages.com/details.php?image_id=2018
[9] 黒月解析研究所の画像解析ソフトの「ゴブリンクォーク2」
http://www.treeman9621.com/C_Program_of_KAI_Main_Page.html
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se481681.html

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