ChMd162 ビリー・マイヤーのUFO画像は偽物です(12)
UFO Images of Billy Meier are Fake(12)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 ビリー・マイヤーの本 [B] の巻頭にカラー画像の口絵集があります。このカラー口絵には「撮影ビリー」とコメントされています。これについての解析を中心にして進めてゆくことにしたいと思います。
 次の図1は「飛び去るセミヤーゼのビームシップ(@フレヒト@ヒンヴィルにて)」と説明されているものです。さらに「写真1113 撮影ビリー 1975年1月28日15時15分」と添えられています。
 私の分類記号としては原画像[m1113]となります。


図1 原画像[m1113](もとの画像の70パーセント大)

 「写真1113 撮影ビリー 1975年(以下略)」のUFO拡大部分の解析

 「写真1113 撮影ビリー 1975年(以下略)」のUFO部分を拡大したものが、次の図2となります。


図2 原画像[m1113]のUFO部分拡大(画像A)
code = m1113[8]

 UFO部分を拡大すると、この図2のようになります。このUFOのデッキ部分はまるで円柱のようであり、暗い部分は「窓」なのでしょうか。これの明暗を見ると、向かって右が明るく、左が暗くなっています。すると、太陽は右のほうにあることになります。
 このように確認してから、図1の全景に戻ると、太陽はどこにあるのでしょうか。樹木が3本ほどありますが、向かって右から1本目と2本目の間が少し明るくなっており、これらの樹木が一様に暗くなっています。そうだとしたら、太陽は、これらの樹木の向こう側にあることになります。時間が指定してありました。「1975年1月28日15時15分」だそうです。ドイツの冬では、午後の3時に太陽が地平線へと向かうわけですか。
 ともあれ、ここには矛盾があります。UFOのデッキ部分を照らしている太陽は右のほうにあり、背景の中に見出される太陽は1本目と2本目の樹木の間の、ずうっと向こうにあるのです。
 このことは確認しておく必要があります。次の図3は「1本目と2本目の樹木の間の太陽(×8の60パーセント大)」です。ほぼ中央の左手に太陽があります。15時15分に沈むのかどうかは、スイスとかドイツとかに住んでいないのでよく分かりませんが、とにかく太陽は真正面の地平線近くにあります。
 これなら、UFO上部のデッキ部分は、これらの樹木と同じように、全体的に暗くなっていなければなりません。ところが、UFOのデッキ部分は右から照らされています。円盤部分の上面はというと、どうやら右上から照らされていることになります。
 このような考察により、このUFOは、この背景の空間に存在していないことが証明されます。このような証明は、この画像が撮影されたという1975年ごろでも可能だったはずです。2015年にならなければ(私がハロー解析などを生み出さなければ)分からなかったということではないのです。


図3 1本目と2本目の樹木の間の太陽(×8の60パーセント大)

 現在は2015年ですし、私が開発したウェーブレット画像解析のツールが、これでもかと言わんばかりに、うじゃうじゃあります。それらの幾つかを使って調べる必要もないわけですが、「ダメ押し」のため、やっておくことにします。
 図4は「画像AのハローKing解析(振幅8)」で、図5は「同ハローRook解析(振幅8)」、そして、図6は「同じくハローWhale解析(振幅8)」です。


図4 画像AのハローKing解析(振幅8)
code = m1113[8]_onAGI(King)8(64)


図5 画像AのハローRook解析(振幅8)
code = m1113[8]_onAGI(Rook)8(64)


図6 画像AのハローWhale解析(振幅8)
code = m1113[8]_onAGI(Whale)8(64)

 このUFOは、図2を見ると、上部のデッキに窓らしき黒い領域があるように感じ取れますが、この後の各種の解析では、そのような整然とした構造は現われてきません。ただの配色の違いによる「偽装の窓」と考えられます。
 下部の円盤状ボディにも、何も構造のようなものが見られず、ほぼ平面的な暗い模様にすぎないということが分かります。
 これらの解析結果からも、このUFOがイラストであると分かります。画像合成に特有の四角いバリ領域も現われています。
 もちろん偽物UFOです。

 まとめ

 「飛び去るセミヤーゼのビームシップ(@フレヒト@ヒンヴィルにて) 写真1113 撮影ビリー 1975年1月28日15時15分」と説明されている画像について調べたところ、UFOを照らしている太陽の位置と、この画像そのものに記録されている太陽の位置とがおおきく異なっていることが分かりました。
 UFOそのものについて解析したところ、立体的な構造をもつものとは認められず、合成のための四角いバリ領域もついていました。
 これらのことから、このUFOは偽物であると考えられます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, July 16, 2015)

 参照資料

[B] 「宇宙の深遠より 地球外知的生命 プレアデスとのコンタクト」(<ビリー>E.A.マイヤー=著、フィグ・ヤーパン=監訳、(株)徳間書店、2001)
[m1113] http://www.theyfly.com/photos/images/f1113.jpg

 

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