ChMd163 ビリー・マイヤーのUFO画像は偽物です(13)
UFO Images of Billy Meier are Fake(13)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 ビリー・マイヤーの本 [B] の巻頭にカラー口絵集にはふくまれていないのですが、ビリー・マイヤーのUFO画像の中に、UFOの姿がはっきりとしたものが幾つかあります。いずれも明るい空にぽっかりと浮かんでいるものです。いかにも説得力のある画像です。これらから4つのケースを取り出し図1としてまとめました。
 小さなUFOが写っているものを調べると、たいてい、合成にともなう四角いバリ領域がくっついていることが多く、これで「決まり」だったわけですが、これらからバリ領域は見つかりそうにありません。


図1  UFOの姿がはっきりとしたものの各原画像

 図1の各原画像からUFO部分を取り出して拡大したものが次の図2です。どうやら同じタイプのUFOのようです。いえ、上部デッキのようすが、(b)と(c)では異なるようです。(c)と(d)は同じものかもしれません。(a)が(b)の底なのか(c)や(d)の底なのかはよく分かりません。まってください。(c)と(d)も、デッキの大きさに比べて円盤部の大きさが違うように見受けられます。(d)の方が、下部円盤が大きく見えています。同じように見えていて、少しずつ違うわけです。


図2 各原画像におけるUFO拡大

 このあと、このUFO拡大の画像、もしくは、これをさらに拡大した画像について、解析をすすめてゆきます。

 m157の解析


図3 m157画像A(図2(a))についての各種ハロー解析

 図3の「m157画像A(図2(a))についての各種ハロー解析」を見れば、このUFOがイラストであることが分かります。
 この理由は、もっとリアルな、本物の立体である、地上の車を撮影した画像についての、この種の解析画像と見比べると明らかになります。
 次に、そのような「地上の車を撮影した画像」と「それについてのハロー解析」を示します。


図4 地上の車を撮影した画像(画像CAR)


図5 地上の車を撮影した画像(画像CAR)についての各種ハロー解析

 Queen解析やJack解析では細かなところが見づらいかもしれません。でも、Rook解析やWhale解析では細かなところまでリアルに表現されていることが分かります。
 分かりやすく説明するため、次の図6に参照すべき画像を集めます。


図6 UFOとCARについてのハローRook解析

 図6の(c)と(d)を見比べてください。(a)UFOの画像では見えている、このUFOの底部のリングパターンのうち、明るく照らされているところにはRook解析で黒い線が描かれていますが、暗い上のほうの円周部分がまったくRook解析によってとらえられていません。これがRook解析の欠陥によるものではないことは、(b)と(d)を見てもらえれば分かると思います。そもそもウェーブレット画像解析というシステムは、暗くて見えづらいところのラインなどのかすかな信号もとらえて描写するところに、重要な特性をもつものなのです。それが感じ取れないということは、そこに描写されている色の差異が、本物に由来するものではないということなのです。
 よってm157の円盤はイラストであり偽物UFOです。

 m176の解析

< m176の画像からUFOを取り出して「図2(b) m176(32パーセント大)」としましたが、より細部を観察するため、ここからUFO部分をさらに拡大した次の図7を画像Bとして解析をすすめてゆきます。br>


図7 m176のUFO拡大(画像B)


図8 m176のUFO拡大(画像B)についての各種解析

 言葉による説明より、解析画像によって「説明」することにしましょう。
 次の図9は図4の画像CARについての、クリスタルleek解析(振幅8)とハローcrow解析(振幅8)です。leek解析とkeel解析は、同じ解析の「色違い」バージョンです。クリスタルleek(またはkeel)解析に比べて、ハローcrow解析では、より大胆に線を描くようになっていますが、それでも、図9(h)のCARがドアの構造的なラインなどを緻密にとられたものとなっているのに比べ、図8(f)のUFOの描写では、円盤の円弧状の継ぎ目がほとんどとらえられていません。ここでは詳しく調べて説明しませんが、UFO上部の、まるで「王冠」のような部分も、実は立体的なものとして浮かび上がってこないものなのです。


図9  CARのクリスタルkeel解析とハローcrow解析

 m176の円盤はイラストによる偽物UFOです。

 m179の解析

 m179のUFOについては、図2(c)のさらに2倍の画像を作ることにしましたが、このとき全体がうまく入らなかったので、片方を切り取ることにしました。


図10 m179のUFO拡大画像(画像D)


図11 m179のUFO拡大画像(画像D)の各解析

 円盤下部の暗いところに、あるべきはずの、円弧状の段差など、構造的な情報がまったく浮かびあがってきません。これは単に色の違いだけで、それらを表現しようとしたことによる現象と考えられます。  このm179のUFOはイラストであり、偽物です。

 m181の解析

 m181のUFOについても、図2(d)のさらに2倍の画像を作ることにしました。


図12  m181のUFO拡大画像(画像E)

 この画像Eについて各種解析を行いました。


図13 m181のUFO拡大画像(画像E)の各解析

 図12ではくっきりと見えている、円盤底部の円弧状段差が、図13の解析ではほとんど感じ取れていません。もうひとつ、デッキの部分がどうも立体的なものではないようです。このことを確認するため、デッキ部分を拡大した次の図14(画像F)を作って調べることにしました。


図14 m181のUFOのデッキ部分拡大(画像F)


図15 m181のUFOのデッキ部分拡大(画像F)の各種解析

 (b) ハローRook解析(振幅8)を見れば、この部分が立体的な構造をもっていないことが分かります。(d) ハローWhale解析(振幅8)を見れば、ここは単なる塗り絵の集まりであり、しかも、何の意図もなく、ただペンやクレヨンが動くままに色づけたようなパターンです。(c) テキスタイルlambda解析(振幅4)では、描写のときのタッチが浮き上がってきます。また、(a) クリスタルkeel解析(振幅8)では、赤色と緑色の太い筆あとのようなパターンが浮かび上がりますが、これは、色を塗ったときの色領域の性質に基づいていますので、ここからもイラストであることが分かります。本物の立体であれば、その構造に従って赤色や緑色で描かれますので、そこから立体的な感覚が見てとれるものです(図9(g)参照)。
 よって、このデッキ部分は、こんなものだろうと、イラストレーターの感覚に従って描かれたものであると考えられます。本物のグラデーションを完璧に描くことができる画家は、おそらくいないと考えられます。ゴッホはまったく無理でしたし、レオナルド・ダ・ヴィンチでも無理でした。おそらく、目視でうまく描けていると感じ取って、それで満足してしまうので、このような「解析の目」のことは意識してはいないのでしょう。1975年のころの「解析の目」は、ほとんど「全盲」のようなものでした。それをだます程度のものしか描く必要がなかったということのようです。

 まとめ

 ビリー・マイヤーのUFO画像で、UFOの姿がはっきりとしたものを4つ選び出して、これらを解析しました。いずれも、晴れて何も無い空に、ぽっかりと浮かんでいるものです。
 最近多くのUFO画像を調べて、本物UFOというものが空中にあるときは、こんなにクリアーな姿を現わしていないということが分かりだしてきました。本物のUFOが空中にあるとき、それは何らかのメカニズムで空間に何らかの作用を及ぼし、地球の重力に逆らう力を生み出しています。そのときの作用により、たいていの本物UFOは大気中の水分を凝縮させた雲をまとうものなのです。また、その雲の奥に潜むUFOは、地表にあるときの、そのままの姿ではなく、高周波数の振動を行っていることが多く、そのため、半透明になっているものです。ウナギのようなUFOや、ねじれたロープのようなUFOを調べると、まるで胃袋や腸があるかのように、解析をすすめてゆくと、中心軸のあたりが、どんどんと細くなってゆきます。
 ビリー・マイヤーのUFO画像を光核解析で分解してゆくとき、そのような内部構造が現われてくるのではなく、塗り重ねた色の層が一色ずつはぎ取られてゆくようなパターンなのです。慣れてくれば、これらの違いはよく分かるようになります。
 これらのことに照らし合わせると、ビリー・マイヤーのくっきりUFOがイラストとして描かれた偽物UFOであると考えられます。
 「人の目」はだませても、ゴブリンクォーク9による「解析の目」はだませません。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, July 18, 2015)

 参照資料

[B] 「宇宙の深遠より 地球外知的生命 プレアデスとのコンタクト」(<ビリー>E.A.マイヤー=著、フィグ・ヤーパン=監訳、(株)徳間書店、2001)
[m157] http://www.theyfly.com/photos/1NewPics/f_157.jpg
[m176] http://www.theyfly.com/photos/1NewPics/f_176.jpg
[m179] http://www.theyfly.com/photos/1NewPics/f_179.jpg
[m181] http://www.theyfly.com/photos/1NewPics/f_181.jpg

 

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