ChMd24 月には大気があるのではないか(4)
ChMd24 Does The Moon Have The Atmosphere?(4)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

ブランチページへもどる

 SONY HANDCAM HDR-HGC7

 月が大気をもっているかどうかを調べるため、ネットで月の画像を探したが、それぞれの撮影条件が異なるため、検討のための指針を見出すことができないようだ。
 天体望遠鏡を持っていないので、系統的な調査は難しいとも思えたが、現時点での条件でやれることをやってみようと考えた。
 私が持っている観測機器の一つはデジタルビデオカメラのSONY HANDCAM HDR-HGC7である。ビデオモードだけでなく、一枚ずつのデジタル写真を撮影することもできる。この機種は、この写真モードのマニュアル指定において、「シャッター速度」を決めることができ、さらに「カメラ明るさ」を24段階で設定することができる。従来のカメラにおける「絞り」機能をなぞっているのだろう。

 「シャッター速度1/125秒」における各「カメラ明るさ」の月

 撮影日時は2011年8月14日(日)のPM10時ごろ。ほぼ満月であった。空も晴天に近く、厚い雲は見当たらなかった。
 「シャッター速度」を「125」(1/125秒のこと)に指定し、この状態で、「カメラ明るさ」を最も明るい状態(これをL24と呼ぼう)から、2段階ずつ暗くして撮影した。 [####] の数字は画像番号。



 おそらく月の画像としては、上記のL16〜L10あたりのものが選ばれるものと思われる。L24〜L18の画像では月が光りすぎているし、L08〜L02では月が暗すぎるため、月面の細部が分らなくなって、ボツになることだろう。つまり、これらのボツ画像は、ネット上で公開されることはないはずである。

 月の周辺の空間をコンター解析によって調べる

 ゴブリンクォーク2のコンター解析によって、各「カメラ明るさ」の画像を調べ、図2としてまとめた。



 このようなコンター解析おいて月の周辺の空間の細部がよく分かるのはL22かL20あたりの画像であろう。L24では明るすぎて、月から放射状に光が広がって見え、月周辺での構造と見なしにくい。
月面の様子が分かりやすいL16〜L12あたりでは、コンター解析で分析できるものの、コンター解析を行っていない 図1において、月周辺の空間が均一なものと見えてしまう。
 L10以下では、コンター解析においても、違いを区別しにくくなっている。

 L20の詳細画像

 L22とL20の画像を図1と図2から取り出して、図3〜図6として示す。









 考察

 次の図7に月の周囲が緑色に光っている図3の部分拡大画像を、図8に、そのコンター解析画像を示す。





 月に大気があるとすれば、緑色に光っている領域と、月の地表面との間にある、やや暗い部分であろう。
 緑色に光っている領域は、太陽での「彩層」もしくは「コロナ」に対応するものかもしれない。
 背景宇宙空間との境界が、まるで炎のようなパターンになっている。
 月の周囲にある、このような領域を調べるためには、月面が白く光るほど露光しておく必要があるようだ。このような画像は、これまで「失敗」と見なされて、詳しく調べられることは無かったのだろう。

(Written by Kinohito KULOTSUKI, Aug 15, 2011)



ブランチページへもどる