ChMd26 月には大気があるのではないか(5)
ChMd26 Does The Moon Have The Atmosphere?(5)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

PDF ChMd26 月には大気があるのではないか(5)
ブランチページへもどる

 月には大気層がある

 「月には大気層がある」とタイトルを変更すべきかもしれない。
 2011年9月9日(金)の夜、デジタルカメラとデジタルビデオで月を撮影し、その画像を分析した。月の、ごく近くだけが明るく光っている。しかも、月面で反射している太陽光は白いが、月の、ごく近くで光っている領域は、青から緑となっている。これは、地球の空が青いことと同じであると考えられる。太陽光のうち、青に近い成分が散乱されているのだ。
 このように明確な証拠が、これまで、何故見逃されてきたのだろうか。
 ひとつは、「ChMd24 月には大気があるのではないか(4)」で示したように、月面を見るための露出では、月の大気圏の光を観測することができないという「盲点」がある。月面が真っ白になるくらいの露光を確保しておかなければ、「月の空」を観測することができない。
 他に考えられるのは、科学者たちとNASAによる、事実の隠ぺいがあるのかもしれない。月に大気がある、もしくは、月に大気層がある、あるいは、月の周囲には太陽光を散乱させる領域がある、このようなことを隠しておくための、どのような理由があるのだろうか。
 遠い宇宙の物語だけに関心をもっている天文学者たちは、いったい何をしているのだろうか。宇宙の成り立ちや、世界の果てのことを知る前に、ごくごく近くにある、月という天体についての謎を解き明かしたほうがよいのではないだろうか。月はNASAやJAXAによって調べつくされていると考えるのは愚かだ。
 プロやアマを問わず、地球の天文学者もしくは天文愛好家は、心を引き締めて、自分たちにできることを問いなおしてほしい。
 追記 (2011-09-14)
 この次になる、「CHMd27 月には大気があるのではないか(6)」をまとめて、これを公開した後、月の空が、月の北極と南極とで、ずいぶん違った様子になっているので、月の磁場がどのようになっているのかを調べようとした。月には磁場がないという。これもまた不思議なことであるが、このとき、「月の大気圧」という項目があることを知った。
 「月には大気がある」と、NASAが1980年代に宣言したらしい。しかし、その大気圧は、ほとんど真空に近いものだとされている。それには、おおいに疑問がある。月の大気が真空とさほど変わらないものだとしたら、私が観測しているように、背景宇宙空間と月面との間に、ほとんどコンターパターンが現れないゾーンが生じるはずがない。月の大気は、NASAが公表したものより、ずうっと濃いものであるはずだ。
 とはいえ、「月には大気がある」のなら、このページのタイトルを変える必要がある。こんなにひかえめに表現する必要はなかった。せめて、「月にはもっと濃い大気があるのではないか」とすべきだったのだろう。

 観測状況

 日時は2011年9月9日(金)の夜、およそ7時〜8時ごろだったと思う。太陽がすでに沈み、月は南の空にかかっていた。雲は無かった。肉眼で見ると、月に暈がかかっていたが、撮影したところ、それは記録できなかった。
 月の近くの暗い領域に関心があったので、露光は多めにとった。
 撮影機材は、SONYのHANDYCAMの一種で、DCR-SR100というビデオカメラ。写真モードでは「カメラの明るさ」をマニュアルで調整しながら撮影した(DCR-SR100のカメラモードにはシャッター速度を変更する機能は無い)。

 解析手法

 原画像だけではなく、黒月解析研究所で開発した画像解析ソフトのゴブリンクォーク2 [1]を使って、「拡大なめらか補間」のあと、「ゴブリンアイ機能」をもちいて、「色のかすみ」をとりのぞき、対象領域の色と明るさを変化させている。これは、ある種の強調処理ということになる。ほぼ同じような画像は、色の成分を抜き出すことによっても構成できる。他にも、見えにくい構造を見やすくするための技法をいろいろと工夫してあるが、「ゴブリンアイ機能」は、自然な目の能力を強化したように現れるものなので、現象の姿を理解しやすい。

 画像解析の結果

 次の図1から図6において、観測原画像から、「拡大なめらか補間」と「ゴブリンアイ機能」によって、「月の空」の色を見やすく調整する。強調された図6の解析結果を見てから、あらためて図2の画像を見ると、かすかな色の違いではあるものの、「月の空」の色が撮影されていることが分かるだろう。













 月の近くに、青い光を放つ領域がある。これは、太陽に照らされている部分で顕著に現れている。月の北半球に比べ、南半球の「空」のほうが、青色が濃い。



 図7は、図1の撮影より、やや暗く露光した画像である。こちらにも「月の空」は写っているが、0〜255の色すべてを使って構成している図8に対して、図9では、色の範囲を78〜135に制限した「光核画像」を示した。「月の大気層」が散乱させている、(今回の撮影における)光の特徴が、このようにして明らかになる。この「大気における散乱光」は、月の明暗境界線付近の「空」にも存在していることが、図9によって分かる。





  次の図10〜図12は、月をデジタルビデオで撮影した画像について分析したものである。いずれも、画像をクリックすると拡大画像へと進む。







(Written by Kinohito KULOTSUKI, Aug 10, 2011)



 参照資料
[1] ゴブリンクォーク2
http://www.treeman9621.com/C_Program_of_KAI_Main_Page.html
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se481681.html

ブランチページへもどる