ChMd27 月には大気があるのではないか(6)
ChMd27 Does The Moon Have The Atmosphere?(6)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

PDF ChMd27 月には大気があるのではないか(6)
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 満月になると何かかが変わる

 「月の魔力」というタイトルの本があったと思う。私たちは月に大きく影響されて生きている。確か、満月の夜には犯罪が増えるとか。科学的な道筋は分かっていないかもしれないが、統計的には、多くの事例が挙がっている。月の光に何かが潜んでいるのだろうか。それとも、月と地球と太陽とが、ほぼ一直線に並んでいるのが、満月の状況であるから、これによる重力の影響だろうか。スカラー電磁波が重力波で、私たちの体を貫く「気」も、これらの波の同類だという仮説が浮かんできた。それなら、天体と私たちの気分や行動が深く結びついているというのも、説明がつきそうに思えてくる。
 今回私は、満月前夜の月と、満月の画像を分析した。

 道具

 使った道具は、SONY HANDYCAM HDR-HC7 と、黒月解析研究所の画像解析ソフトのゴブリンクォーク2である[1]。

 手法

 月をHDR-HC7で撮影するとき、シャッター速度を1/60などに固定する。この状態で、「カメラの明るさ」(絞り)を、最も明るい段階から、少しずつ暗くしながら撮影する。
 取得画像はjpgで保存されている。解析の都合上、これをペイントソフトでbmpへ変換する。このとき、ある程度のトリミングを行っている。
 月が中心にトリミングされたbmp画像をゴブリンクォーク2に取り込んで、まず、×2の「拡大なめらか補間」処理を行う。この機能は、(ペイントには無いが)Wordの画像拡大などでも行うことができる。オペラやグーグルクロームの画像拡大モードでも、同じことをやっている。デジタル画像においては、この機能は、当然のことではなく、特別な処理を必要とするものである。 かつての銀塩写真の、スライドで幾らでも大きくできる現象を真似ようとしているわけである。銀塩写真の最小の画素は酸化銀の原子であるから、肉眼で確認することはできない。しかし、デジタル画像の場合、最小の画素は、モザイクパターンのようになったときの1ピクセルであるから、いつかは、これが現れることになる。

 ゴブリンアイ

 デジタル画像の、最小の画素が並んだモザイクパターンからでも、ある程度という条件はつくが、もとの連続的な変化を見せる像に近いものを再現することができる。この技術が「拡大なめらか補間」である。これは、四角い凸凹の地形の、角を削ってなめらかなものにするような技術である。このとき、角を削った砂は、そこに散りばめられることになろう。画像の「なめらか補間」では、この「砂」に相当する、「色のかけら」が散りばめられることになる。ゴブリンクォーク2には、この「色のかけら」を整理して、「色の地形」がくっきりとするように再構成する機能がある。ゴブリンアイである。明るい部分をくつきりとさせるのが「明ゴブリンアイ」で、暗い部分をくっきりとさせるのが「暗ゴブリンアイ」で、それらを双方ともに行うのが「双ゴブリンアイ」である。
 他の画像処理ソフトに「コントラスト」という機能がある。ゴブリンアイは、これとよく似たものであるが、本質的に違う点がある。「コントラスト」という機能では、画像を構成する成分色の一部を捨てるのであるが、ゴブリンアイでは捨てないのである。画像の情報量を落とさずに、見やすく変化させる。

 満月前夜の月

 満月前夜(2011年9月11日の午後7時〜8時ごろ)の月の画像を3例示す。この3例の画像では、「拡大なめらか補間」以外には何も特別な処理を行っていない。画像番号の数字が増えるごとに絞りが効いて、画像が暗くなってゆく。いずれの画像も、画像をクリックすると、拡大原画像のページへと進む。 







 図2で、月の「大気層(と思われる領域)」が緑色に光っている。この部分が、周囲の宇宙空間とは異なった性質をもっていることを示している。
 図3は、さらに暗くして撮影したものである。月の「大気層(と思われる領域)」が赤色に光っている。半月のときには見られなかった現象である。これは、月の大気層(と思われる領域)を厚く光が通過しているためだろうか。ちょうど、地球の夕焼けや朝焼けのように。
 理論や仮説を生み出す前に、もっと観察を続けよう。

 満月

 翌日(2011年9月12日)は満月であった。昨日は午後の7時台の撮影だったが、満月のこの日は午後の10時〜11時ごろに撮影した。南の空に高く位置していた。雲はほとんど無かった。画像番号の数字が増えるごとに絞りが効いて、画像が暗くなってゆく。いずれの画像も、画像をクリックすると、拡大原画像のページへと進む。









 図6の画像4508についてゴブリンアイ処理を行ったものが図7である。月の周囲に赤く輝く層が見られる。一様な輝き方ではなく、月面近くが強く光っていたり、暗くなっていたりする。「月の天気」のような現象なのだろうか。
 次の図8では、絞りが効き始めてきて、月面の「海」が現れ出した。この図8についてゴブリンアイ処理を行ったものが図9である。ここで私は驚いた。月の南極の空の様子は、図7のパターンを弱めたような感じだが、月の北極の空に、色の変化に富んで輝く層が見られる。





 図9に見える、月の北極付近の空を、×8の枠で指定して拡大したものが図10である。これについて、図11〜図13にむかって、順次ゴブリンアイ処理を加えていった。
 図13を見ると、不思議な色と形状をした、まるで巨大な「雲」のようなものが並んでいるのが分かる。だが、まだ、「雲」と決まったわけではない。
 さらに観察と分析を続けてゆく必要がある。









(Written by Kinohito KULOTSUKI, Aug 13, 2011)

 追記 (2011-09-14)

 これを公開した後、月の空が、月の北極と南極とで、ずいぶん違った様子になっているので、月の磁場がどのようになっているのかを調べようとした。月には磁場がないという。これもまた不思議なことであるが、このとき、「月の大気圧」という項目があることを知った。
 「月には大気がある」と、NASAが1980年代に宣言したらしい。しかし、その大気圧は、ほとんど真空に近いものだとされている。それには、おおいに疑問がある。
 月の大気が真空とさほど変わらないものだとしたら、私が観測しているように、背景宇宙空間と月面との間に、ほとんどコンターパターンが現れないゾーンが生じるはずがない。
 また、このページで解析したような、不思議な色で光るものが、真空とほとんど変わらない状況で、どのようにして、おのおのを主張すればよいというのだろうか。もし、それらが地球のネオン管のようなものに閉じ込められて、通電されて光っているのだとしたら、さらに不思議なことになる。月は異星人たちの歓楽街になっているのだろうか。
 月の大気は、NASAが公表したものより、ずうっと濃いものであるはずだ。
 月の大気が、NASAの値となっていたとすると、私が観測している「光のパターン」がどのようにして生まれているのかを説明するのが、とても困難なことになる。
 月の大気圧をNASAが規定したとき、はたして、このような「光のパターン」が存在するということは知られていたのだろうか。
 とはいえ、「月には大気がある」のなら、このページのタイトルを変える必要がある。こんなにひかえめに表現する必要はなかった。せめて、「月にはもっと濃い大気があるのではないか」とすべきだったのだろう。



 参照資料
[1] ゴブリンクォーク2
http://www.treeman9621.com/C_Program_of_KAI_Main_Page.html
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se481681.html

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