ChMd35 月世界のほんとうの色は?
Real Color on Moon Surface

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

PDF ChMd35 月世界のほんとうの色は?

ブランチページへもどる

 はじめに(謎)

 JAXA かぐや探査機が月周回軌道に乗って、月世界の画像を地球に送ってきている。ところが、この画像が、なんだかおかしい。何がおかしいかというと、あまりに白すぎるのだ。まるで白黒画像であるかのように見える。ところが、JAXA/NHK とコメントされているように、NHKのハイビジョン技術が盛り込まれている。21世紀にもなっているのに、白黒画像のはずがない。
 もちろん、厳密に調べることは可能で、白黒画像とカラ―画像とは、「画紋解析」という手法で、かんたんに違いが分かる。「かぐや」による月面画像の多くは、もちろんカラ―画像だ。一部、カラ―ではなく、正真正銘の白黒画像が含まれている。完璧な合成偽物画像だ。こんなものを平然と紛れ込ませている神経が、私にはよく分からない。
 その、カラ―画像についても、やはり、おかしい。なぜ、こんなに、つまらない世界に見えているのだろうか。なぜ、わざわざ、白黒画像と間違うような、ハイトーンの露光状態で撮影するのか。もっと自然な画像は、JAXAとNHKの技術があれば、かんたんに撮影できるはずだろう。

 ハイビジョンカメラがとらえた月面 グリマルディ付近

 そこで見つけたのが、ChMd34 月の海にある緑色はコケによるものか? でとりあげた「画像C」である。これこそ「自然な画像」に見える。
 ところが、この「画像C」に写っている「月の海」は、異常なほど「緑色」になっている。この「緑色」の分布パターンは、地質学的な地層パターンというより、湿り気をもとめて繁殖した「コケ」や「緑藻」などの、生物学的なコロニーのパターンのように見える。
 私は、「画像C」の、もともとの画像を、JAXAのサイトから探すことにした。「もともとの画像」はなんとか見つかったのだが、自然なものではなかった。白黒画像に間違えそうな、異常に「無色ぎみ」の、幽霊ぐらいしか住むことができないような、冷たく、きびしい世界に見える。


(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)

(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)

 画像Xの名称は「ハイビジョンカメラがとらえた月面 グリマルディ付近」(Updated : 2009.02.20)となっている。「グリマルディ」というのは、図1で、向かって左下の「緑色」の「海」である。向かって右上の平坦部分は「嵐の大洋」である。ちょうど、このあたりは、月の「表」と「裏」の境あたり。

 「色の強弱」モード

 画像Xは白黒のようにも見えているが、げんみつにはカラ―画像なので、ここに含まれているピクセルの、赤と緑と青の分布パターンは、微妙に異なっている。白黒画像なら、完全に同じ分布パターンである。
 赤と緑と青の分布パターンが異なっているのなら、このパターンを強調して描き直すことができる。黒月解析研究所の画像解析プログラムのほとんどに、このような機能がある。「色の強弱」と名づけてあるモードだ。元の色分布パターンを100として、0へと近づけてゆけば、色を失って、白黒画像となる。その逆に、200, 300, …, 1000のほうへと向かわせれば、より「強い色」となる。

 画像Xの「色の強弱」を変えると

 図2の画像Xは、図3の「色の強弱」の指標について推定すると、もとの標準的なカラ―画像100に対して、1ではないにしても、10か20くらいの「色の弱さ」である。
 仮に、画像Xが、もとの標準的なカラ―画像100に対して、10の指標値になっていたとしたら、もとの色は、画像Xの「色の強さ」を10倍にすると、見ることができる。
 仮に、画像Xが20の値としたら、もとの色は5倍で再現できる。  画像解析プログラムの「色の強弱」モードでは、解析対象の画像を100として始めるので、画像Xについて調べるとき、これの「色の強弱」指標は100となる。
 すると、画像Xの、もとの色は、5倍の500から、10倍の1000あたりまでの範囲のものと考えられる。このような考え方で、画像Xの「色の強弱」を変化させたものが、次の図4である。


(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)

(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)

(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)

(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)


 驚いた。画像Cとはならない。しかも、月面全体が「緑化」されている。図4の「色の強弱指数1000」の右下画像を見ると、グリマルディの平地は深い青緑となって、嵐の大洋もグリーンだ。しかし、それらの中間にある山地あたりには、赤味をおびたところも見られる。全体が「緑」だけに染まっているわけではない。「緑」とは補色関係にある「赤」も現れている。そして、「月の空」は濃紺だ。青味がかかっている。なぜ? 大気の影響だとすれば理解できる。太陽の光が、月の大気中で散乱して、青味成分が散乱する。これは、地球の空が青いのと同じこと。月の空では、このくらいにしか、色づかないのだろう。
 この仮説がほんとうなら、月の空に星が見当たらないのは、あたりまえのことになる。なぜなら、その「暗い月の空」は「月の昼間の空」であり、星の光より明るいからだと説明がつく。太陽の光が散乱しているのなら、星の光が見えるはずがない。つまり、月の空が暗いのは、そのような色へと落ち込むように、コントラストやトーンが調整されていたからなのだ。

 まとめ

 月世界のほんとうの色が、図2の画像Xのものであるとは信じがたい。なぜなら、図1の画像Cが存在しているからだ。
 そこで私は、画像Xに残っている色成分を「発酵させて」、もともとの色を再現することにした。そして、得られたのは、図4に示したような、月世界が「緑化」されているかと思えるほどの、緑にあふれたものだった。ところが、この画像は、緑のフィルターがかかっているのかというと、そうでもなくて、赤や青も、それなりに強く現れている。
 すると、画像Cのほうが偽物で、「月の岩石は茶色いはずだ」と考えられて、色のバランスを自由に変えることのできる(商業的な世界で使われている)画像処理プログラムによって作られたものだという可能性が出てきた。
 図4の「1000」画像は、色を勝手に変えて作ったものではなく、画像Xの、かすかな色を、単に強めただけである。このプロセスは確かなものだ。
 画像Xが、完全な白黒画像とならなかったのが、かすかな「てがかり」だった。
 JAXA 「かぐや」の月面画像は、ほかにもたくさんある。上記の手法に準じて、月世界のほんとうの色を浮き上がらせることができる。
 このテーマはシリーズ化しそうだ。
 (Written by Kinohito KULOTSUKI, Nov 8, 2011)

 広告


ケンコー スカイエクスプローラー Sky Explorer SE2 赤道儀 天体望遠鏡に最新のコンピューターシステム(SynScan)を搭載、13 436個もの天体を記憶※赤道儀単体★

ビクセン 天体望遠鏡 AXD[ATLUX DELUX] 赤道儀 36911-9 VIXEN [赤道儀のみ]

ケンコー・トキナー 145525 ケンコー 天体望遠鏡 赤道儀 スカイメモR 天体写真撮影用

ビクセン GP2赤道儀 天体望遠鏡 3990-00

Vixen(ビクセン) アクロマート屈折式天体望遠鏡 GP2赤道儀シリーズ 「 STAR BOOKセット」 GP2-A80Mf・SBS 39503-3

Vixen(ビクセン) 反射(ニュートン)式天体望遠鏡 GP2赤道儀シリーズ 「 STAR BOOKセット」 GP2-R130Sf・SBS 39593-4

天体望遠鏡SKYWALKER SW-V PCケンコー製赤道儀付・高倍率!! 当店人気商品!!

天体望遠鏡SKYWALKER SW-VI PC赤道儀付・大口径ケンコー製・送料無料!!当店人気商品
ブランチページへもどる