衛星タイタン「布袋アーチ」にある建造物や道路
(ChMd63)Building & Road at Hotei Arcus on Satellite Titan

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

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 布袋アーチでの雨降り日(Rainy Day at Hotei Arcus)

 カッシーニ・ホイヘンス・ミッションとして、土星の衛星タイタンをレーダー撮影した画像の一つに、「布袋アーチでの雨降り日(Rainy Day at Hotei Arcus)」(PIA11838)[1] がある。画像は、次のサイトにある。
   http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA11838
 Hotei Arcus を直訳すると、「布袋」の「アーチ雲」となる。Arcus はラテン語の「弓」もしくは「アーチ」だそうだ。どう考えても地名のようなので、「布袋アーチ」とした。
 解析を進めてゆく過程で、これは地名ではないと気づいた(2012-03-18)。画像を観察し、上記サイトの解説文を翻訳して読んでゆくうちに、Hotei Arcus「布袋さまが身にまとっている、細長い布のように見える、アーチ型の雲」と訳せば、この画像にぴったりだと分かった。
 NASAのサイトにある画像のコードは、PIA11838 である。
 「マイケル・キャロル(Michael Carroll)による、芸術家としての考えによれば(in this artist's concept by Michael Carroll)」と解説文にあるが、この意味がよく分からない。この画像は、とても、地球の人間が描けるようなものではない。何らかの手を加えたということなのだろうか。あるいは、画像への「色づけ」などを行ったのだろうか。おそらく、「たなびくリボン状の雲」や「地表からわきあがる蒸気」などを描き加えたのだろう。拡大して見ると、これらの形状が、いかにも、イラストっぽい。しかし、地表にあるものをすべて描くというのは、とても人間技とは考えられない。ここのところは、実際に観測された「地形のレーダー画像」と考えられる。この後の解析画像も、このようなことを考慮して見てほしい。
 次の図1は、上記サイトから得たTIFF画像である(処理の都合で、TIFF →BMP→JPEGとなる)。ただし、原画像のサイズは4240 × 3300 pixels もある。ここでは、これの10%縮尺画像を載せる。ただし、この後の解析では、この原画像から切り取ったものを使っている。


(画像をクリック → 拡大原画像へ進む)


 水色枠の解析領域画像

 次の図2は、「布袋アーチでの雨降り日(Rainy Day at Hotei Arcus)」(PIA11838)の、図1における水色枠あたりを、TIFF原画像から切り取ったもの(このページでは、その50%サイズ)である。「河川流域の扇状地」と呼ぶことにしよう。図3は、図2のPeach解析である。Peach解析は「色のバランスを強制的に整える」ものである。タイタンで撮影されたときの「色」が、図2のようなものであるとしても、これを、地球の強い日射のもとで見るとしたら、このようになるだろう。しかし、この日は「雨降り」なのだそうだ。そこで、もう少し「色の強さ」を弱めて、図3を100としたときの50としたものが、図4である。


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 この図4をベースとして、ここに写っているものを、「拡大なめらか補間」と「ゴブリンアイ」によって、より見やすくしたものを構成してゆく。

 「河川流域の扇状地」にあるもの

 次の図5から図7では、向かって左の (a) で解析領域を指定する。(b) は、その解析画像である。


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(Written by KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621, March 17, 2012)

 参照資料

[1] PIA11838: Rainy Day at Hotei Arcus (Artist's Concept)
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA11838

  A short but fierce "gullywasher" rainstorm of methane falls on the mountains surrounding the intriguing flows of Titan's Hotei Arcus in this artist's concept by Michael Carroll, based upon radar mapping data from the Cassini spacecraft in orbit around Saturn.

  タイタンの布袋アーク(地名だろう)の、興味をそそる流れ(河川のこと)を取り囲んでいる山々に降りそそぐ、短いが激しい「集中豪雨」のメタン暴風雨は、土星周回軌道にあるカッシーニ宇宙探査機からのレーダー・マッピング・データをベースとして、マイケル・キャロルが芸術的なセンスを加えて描いたものである。(黒月樹人による翻訳)

 (以下の英文コメントの記載は略す。上記サイトを参照してほしい。)
この画像については「イメージ追加日付: 2009-03-24」と記録されている。

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