ChMd76 中国の月面車は、ほんとうの月に降り立っているのだろうか

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 1969年にアポロ宇宙飛行士が月に降り立ったかどうかは、いまでも議論の的である。なぜかというと、そうして撮影されたと報じられている画像が、ことごとく、地球のスタジオで、こっそりと撮影されたものだからだ。
 しかし、人が月の周回軌道を回るとか、機械だけが回ってくるとか、そういうことは実現していたはずである。そうでなければ撮影出来ない画像というものもあるのだから。
 もっと最近のことになるが、日本の月探査による「かぐや」が月面を詳しく撮影したビデオが公開されている。加工されたものもあるし、まったくの作りものというものも紛れ込んでいるが、ほぼ、月の周回軌道を回って撮影したことは明らかだ。
 しかし、あまりに色が薄い。
 意図的に色が弱められているということが分かって、ほんとうであるはずの色の強さにもどしてみると、月は、とてもカラフルな世界だと分かった。
 緑や茶色の色を、新たに開発した「色紋解析」で調べたところ、それらの色と同じパターンは、地球のものとの比較では、植物が生み出すものと一致した。
 月の緑や茶色は、鉱物由来の色ではなくて、植物にしか生み出せないものと同じだったのである。
 さて、2013年には、中国が機械船による探査機を月に送り込んだ。軟着陸に成功し、そこから、月面車を降ろしたというのだ。まるで、その月面車が月の砂地を踏みしめるとき、生きている何かが月面に到着したかのような、感動の拍手が地上の管制センターであがった。
 まさか、こんな時代になって、あいかわらず、地球のどこかのスタジオで、見事な月面車のパフォーマンスを撮影しているとは考えにくい。
 とりあえず私は、月面車が月へと降りるところのビデオ画像を取り込み、これまでの解析に習って調べてみることにした。

 もととなる画像

 「中国 月面車 画像」というキーワードを使って検索したところ、次のところに、月面車が月に降りてゆくところのビデオ画像があった。

   China's first moon rover 'Jade Rabbit' rolls to moon surface
   http://www.youtube.com/watch?v=ht4_hJBHejA

 ちようど、月面車が月に降り立ったところの画像が、次の図1である。


図1 中国の月面車が月に降り立ったところ(画像A)
※切り抜いて「拡大なめらか補間」をおこなったもの
※画像をクリック→拡大画像へ進む

 この画像を観察して気づいたことは、月面に映った、この月面車の影の、周囲のところが少しボケているということである。もし、月面が真空だとしたら、影の輪郭はもっとシャープになるらしい。この現象を説明する仮説は2つある。一つは、この画像が地球のどこかのスタジオで撮影されたというもの。二つ目は、月には、このような散乱現象を起こす大気が存在するというもの。

 色紋解析


図2 画像Aの色紋解析 ※画像をクリック→拡大画像へ進む

 画像Aを色紋解析したところ、色紋グラフのパターンが特異なものであることが分かった。このようなパターンは、地球での、枯れ草や刈り取り前の麦のものと同じである [1] 。また、「かぐや」が撮影した画像の色の強さをほんとうのレベルへと戻したものにおいても、同じパターンが見られている [1] 。
 このことから、月面車が降りたところの土の色は、鉱物に由来するものではなく、植物に由来するものが生み出していると考えられる。もちろん、砂のベースは鉱物なのだろうが、着色しているものは植物としか考えられない。コケあるいは枯草菌のようなバクテリアのものか、地衣類のようなものが細かくひろがっているのだろうか。

 光核解析


図3 画像Aの光核解析(LC96-160) 画像をクリック→拡大画像へ進む

 図3は、もともと0-255の濃淡値にある画像から、96-160の部分だけをとりだして、0-255へと広げたものである。これを見ると疑問がわく。
 もし、この光源が太陽だとしたら、それは、この画像を撮影したカメラの、もっと右上のほうにあるはず。影のパターンから、それは間違っていない。
 しかし、まんなかの色だけを取り出した、この、光核画像によれば、月面の、向かって左が暗いのは分かるとしても、右側も同じように暗いというのは、なぜだろうか。すくなくとも太陽は、左側については、同じか、もっと明るく照らしているはずではないか。
 月を照らす太陽は、なぜ、月世界の一部だけにスポットライトをあてようとするのだろうか。
 ひょっとすると、ここにある光は、月面車をうまく映すため、着陸船から向けられたものかもしれない。追加の光ということか。いや、だったら、その影が正面のほうにあるはずなのだが、それはない。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, Jan 7, 2014)

 この問題についての答えが浮かんできた。
 ここでは、太陽による斜め上からの光とはべつに、月面車をはっきりと見せるための光源があると考えれば解決する。ただし、これがとりつけられている位置が、撮影しているカメラのすぐそばであるという条件が必要となる。このとき、この光源が生み出す月面車の影は、月面車の本体に隠されてしまうので、画像としては観測できない。
 どうやら、そのような位置に人工的な光源があるという可能性が高い。とすれば、図3の光核画像でとりあげた問題は解決する。図2の証拠から、中国の月面車は、月に特有の色パターンを生み出す世界に降り立ったと考えられる。そして、図1の観察により、影がシャープではないので、月面には、光を散乱させるだけの大気が存在するということになる。はたして、中国の科学者たちは、何をどこまで調べることができるだろうか。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, Jan 9, 2014)

 参照資料

[1] 月世界のCX500画像と地球植物画像の色紋解析
http://www.treeman9621.com/ChimeraMind/ChMd72/CX500.html

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