ChMd82 UFO画像などの真偽を調べるための新しい周波数解析法について
On New Frequency Analytical Method to check the truth such as UFO images

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

ブランチページへもどる

 はじめに

 先日すこしテレビを見ていたら、ウェブでよく見られているUFO画像の真偽をとりあつかった番組がありました。YouTubeのUFO画像のことです。それらのいくつかを取りあげ、大学で画像解析を教えておられそうな人と、映画などの特殊効果に関する仕事をしているらしい人に、それらの解析を依頼したものでした。対象となるYouTubeのUFO画像の幾つかは、私も見たことがあるものでしたので、どのように判断するのだろうかと思ったのです。
 しかし、その内容は、あまり科学的でも論理的でもなく、真偽の判定に要する証拠が、きちんと提示されないまま、いつのまにか過ぎてゆき、その番組の後半は、ウェブで流れている、芸能人やアナウンサーのゴシップ情報というものへと変わってしまいました。まあ、テレビ番組というものは、このようなものかもしれません。
 ところで、この番組の中で、「周波数で画像を調べた」というコメントを聞きました。それがどのようなものかという説明はなく、その解析結果として、どこがどのように違うのかということも示されませんでした。
 「画像の周波数」とは、具体的に、いったい何を意味しているのだろうか。このような疑問がスタートとなって、私は、コンピュータのスイッチを入れ、使い慣れたC++言語で、画像解析ソフトのゴブリンクォークに、新しい解析ページをつくり始めたのでした。

 T解析とX解析

 はじめに作ったのは、T解析とX解析というものでした。T解析は、画像の画素について、縦横の周波数を調べてゆくもので、X解析は、同じことを、斜めに処理したものです。


図1 解析の元となる画像A(スペースシャトル)


図2 画像AのT解析


図3 画像AのX解析


図4 画像AとX解析画像の平均合成

 W解析

 もっと解像度を高めるため、ウェーブレット解析のテクニックを取り込んで、W解析というものを構成しました。次の図5がW解析ですが、図2のT解析や図3のX解析に比べ、かくだんに解像度が高まりました。


図5 画像AのW解析


図6 画像AとW解析画像の平均合成

 NASA宇宙施設はUFOに攻撃されたのか

 テレビ番組では取りあげられていませんでしたが、ウェブで次のようなYouTubeがあります。

 全人類に衝撃映像!!UFOがNASA宇宙施設を襲来!地球侵略も否定できない
 [1] http://www.youtube.com/watch?v=VZiarwflXdo

 ここにある幾つかの画像を取り込み(画像B〜画像E)、それらについてのW解析を行いました。
 W解析などの、画像の周波数解析による画像では、図5で分かるように、立体の様子がきちんと示されます。もとの画像との平均合成では、色による情報で少しまどわされてしまいますが、これらの画像B〜画像EのW解析画像を見ると、立体感がありません。
 図9の画像Cは、おそらく、スペースシャトルにおける機首のようなものとして示されているのでしょうが、図10での、画像CのW解析では、やはり、丸みが感じられません。
 図11の画像Dで、翼のような破片の背景は、おそらく、「地球の海」ということなのでしょうが、海や雲が、まったく違うもののように見えています。
 図13にあるブースターは、いかにも、ほんもののような立体感で描かれているようにも見えますが、図14のW解析画像では、まったく丸みを感じさせていません。
 このビデオそのものは、なかなかの力作だと思います。おそらく、これらのNASAの宇宙施設は、模型などではなく、平面的に描かれたものと考えられます。色がついていると、立体的に見えてしまうようですが、ほんものの立体がもっている、微妙なコントラストのグラデイションというものは、かんたんには再構成できないようです。


図7 画像B


図8 画像BのW解析


図9 画像C


図10 画像CのW解析


図11 画像D


図12 画像DのW解析


図13 画像E


図14 画像EのW解析画像

 まとめ

 テレビのUFO画像を調べる番組では、もっと別のYouTube画像について述べられていました。実は、それらの幾つかについては、すでに知っているものもありましたので、それらの画像を取り込んで調べています。
 テレビで述べられていた「周波数で調べる方法」がどのようなものであるのかは、あまり明確に示されていませんでしたので、よく分かりませんが、あまり強力なものではないのでしょう。仮に、それが強力なものであるのなら、それによる解析画像を示せば、あとは何も語る必要がないはずです。
 今回私が構成した、T解析とX解析や、さらに強力なW解析によって、いったい何が明らかになるのか。もうすこし、これらに取り組んでみようと思います。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Nov 30, 2014)

 参照資料

[1] http://www.youtube.com/watch?v=VZiarwflXdo

ブランチページへもどる