ChMd93 北イングランドで浮かぶリアルなUFOは本物か
Is genuine Real UFO Over North England?

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 次のサイトにあるUFOビデオについて調べました。[1]
 Real UFO Over North England
 https://www.youtube.com/watch?v=iIRAIBx5GTI


図1  Real UFO Over North Englandの1シーン

 このビデオでは深い霧のためか、UFOの様子がぼんやりとしています。
 最初に森の景色が映し出され、ビデオカメラを動かして、突然、地面から少し上にふんわりと浮いているUFOが見つけられ、このあと、ずうっと、これが記録されてゆきます。このように、肉眼で探すのではなく、ビデオカメラで写しながら探すというシーンがあるというところに、少し違和感があります。しかし、このあとの展開は、とても地味で、ひたすらこのUFOの変化を記録しているだけです。
 この地味なUFOは、地表数メートルあたりのところで、ふわふわと浮いて、まるで池の中のコイのように、ゆっくりと動き、姿勢や向きを少しずつ変えて、やがて、その高度のまま、少し開けたこの森の、奥の方へと向かってゆきます。急にスピードアップするとか、突然消えるとか、強い閃光を放つとかの、ドラマチックな展開は何も起こりません。
 このビデオの解説のところに、次のようなコメントがあります。

  Most of us will agree that this probably isn't real, but if you actually found yourself in this situation, how do you think you'd react? Could you keep the camera steady?
  私たちの多くは、これがおそらく本当のものではないと考えていますが、もしあなたがこの状況にいると分かったら、あなたはどのように反応するでしょうか? カメラをしっかりと向けておけますか?

 誰がコメントしているのかよく分かりませんが、このときのUFOについては、かなり否定的な考えのようです。どうやら、このときの撮影状態が良すぎておかしいと言っているようです。もっと手ぶれがおこっていたり、ズームをかけたり、ピントを外したりするのが普通のことだというのでしょう。
 このように、状況証拠のようなものを考えてゆくと、このビデオの信憑性は低いかもしれません。しかし、もっと確かで強い証拠があれば、これらの疑惑は、あっという間に消えてしまうことでしょう。

 ウェーブレット解析

 このあと、ビデオの31秒のところから採集した2つめの画像(code = NE31(2))を画像Aとして、ここからUFO部分を拡大して、ピーチ解析、◇■(wdbs)解析などを行った結果を示します。ピーチ解析というのは、画像の色バランスを調整して、より見やすく変えるものです。◇■(wdbs)解析のほうは、開発中のウェーブレット画像解析の手法の一つです。


図2 画像A code = NE31(2)


図3 画像Aの8倍拡大の60% → 画像B code = NE31(2)x8


図4 画像Bのピーチ解析 → 画像C code = NE31(2)x8Peach


図5 画像Cと画像Cの◇■解析の平均画像
code = NE31(2)x8Peach_mixAntGryI(wdbs)4(64)


図6 画像Cの◇■解析 code = NE31(2)x8Peach_onAntGryI(wdbs)4(64)


図7 画像Cの◇■解析の左部分×2拡大


図8 画像Cの◇■解析の右部分×2拡大

 図5から図8の解析結果から分かるように、このUFOは、機体周縁のぼんやりとしたところに、◇■解析で現れたような、渦状パターンをもっています。このような渦状パターンは、ビデオを静止させてコピーした元画像の、いずれのUFOからも、すべて現れています。
 次の図9は画像CのX解析(色モード I)で、図10は左部分の×2拡大です。機体周縁の紺色のところに、赤紫色でみごとな渦状パターンが現れています。


図9 画像CのX解析(色モード I) code = NE31(2)x8Peach_onAntGryI (X)160(160)


図10 画像CのX解析(色モード I)の左部分×2拡大
code = NE31(2)x8Peach_onAntGryI(X)160(160)_Lx2

 この図10の解析で、このUFOが本物であることは、ほぼ確かであると言えます。これは、これまでの解析の中で、もっとも確からしい「渦状パターン」です。
 UFOの機体周縁では、何かが起こっていて、そのあたりの空間に何か作用をくわえており、その結果、肉眼ではぼんやりとして見えるところに、このような、渦を連想させるパターンを生み出しているのです。
 このビデオを見れば分かるように、このUFOは、まるで池のコイのように、ゆっくりと動いていますから、このような渦状パターンが、空気の乱流によるものではないと見なせます。これだけ静かに動いているのに、周縁部分だけ、激しい動きであるかのようなパターンが潜んでいるわけです。
 これはやはり、私たち地球人の誰かが、かんたんに創作できるものではありません。このビデオは「2013/11/19 に公開」と記されていますが、私が「UFO機体周縁に渦状パターンが存在する」ということを明らかにしたのは、2014年12月のことでした。それまでは、この地球の誰も、このことを知らなかったはずです。
 他の瞬間のビデオ画像から取り出したUFOについてX解析(色モード I)したものを、さらに示します。機体周縁に、その位置によって色の組み合わせは変わりますが、渦状パターンが存在していることが確認できます。


図11 NE46x8PeachのX解析(色モード I)
code = NE46x8Peach_onAntGryI(X)160(160)


図12 NE104x8PeachのX解析(色モード I)
code = NE104x8Peach_onAntGryI(X)160(160)


図13 NE105x8PeachのX解析(色モード I)
code = NE105x8Peach_onAntGryI(X)160(160)


図14 NE107x8PeachのX解析(色モード I)
code = NE107x8Peach_onAntGryI(X)160(160)

 このビデオのタイトルReal UFO Over North England(北イングランドで浮かぶリアルな未確認飛行物体)は、どうやらGenuine UFO Over North England(北イングランドで浮かぶ本物の未確認飛行物体)と言い換えてもよいかもしれません。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Dec 31, 2014)

 参照資料

[1]  Real UFO Over North England
 https://www.youtube.com/watch?v=iIRAIBx5GTI

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