ChMd184 ゴブリンクォーク9の3C解析で月に擬態したUFOを見ると
When we see the UFO performing mimesis in the Moon
by 3C Analyses of Goblin Quark 9

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 ChMd182「ロンドン上空のUFOの謎(5)」では「謎5」として「ダック(duck)解析やエミュー(Emu)解析によって中央あたりにシンボルマークのようなパターンが現われるが、ロンドン上空UFO以外でも見られるのか」と問いました。
 このことは、他のUFO画像を数多く調べることにより調べることができます。 ためしに多くのケースについて調べたところ、ロンドン上空UFOと同じようなパターンを見せるものが見つかってきました。それらの一つをChMd183「ロンドン上空UFOの謎 (5) 奈良若草山UFO」で紹介し、さらに、このようなケースをいくつも並べてゆこうと、「彦根市のUFO」や「岐阜県大垣市のUFO」のページをまとめていました。
 これらの解析結果をずらりと並べたあと、「ロンドン上空UFOが仮にインチキであって、地球人の誰かがCG製作したとすると、まったく同じ技術をもっている地球人が、日本のあちらこちらにも独立して存在し、しかも、何年も前から、それらの技術を駆使して、ぼんやりとしたUFO画像の中心に、ダック(duck)解析やエミュー(Emu)解析でしか見分けられないシンボルマークを隠していた」ということになりますが、これはきわめて可能性の小さなことであると主張するつもりでした。
 このような展開は、かなりまわりくどいもので、複数のページを総合して論じなければなりません。たとえ、そのような論理の流れが成立したとしても、本物であることを証明するのは、やはり難しいことです。
 このように考え、もっと直接的な証拠を見出すことができないかと、ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析を見直すことにしました。ドルジー($g)解析など、頭文字に$記号をつけていたものが8つあったのですが、これらの利用価値があまりないので、全面的に改良し、名前も付け変えてリニューアルすることにしました。
 さらに、このとき、ゴブリンクォーク9のプログラムをこまかくチェックしてゆく過程で、うまく作用しなかった3C解析のアルゴリズムに、ある種のバグがあることに気づき、ほとんどすべての解析法で3C解析ができるようになり、これまで白黒の解析画像しか得られなかったテキスタイル解析も、3つの色版ごとにそれぞれ解析して表現できるようになりました。
 これらの技法を使って「月に擬態したUFO」について調べようと思います。

 月に擬態したUFO

 「月に擬態したUFO」のビデオは、次のところにあります。

[月に擬態したUFO(1)] 月に擬態したUFOが目撃される…ロシア (画像が左右に縮小されて歪んでいる)
 http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=2298

[月に擬態したUFO(2)]ロシア (左右に収縮されて歪んでいる)
 https://www.youtube.com/watch?t=46&v=WooEdyO5Q_c

[月に擬態したUFO(3)](左右の広がりは正常でUFOは月のように見える)
 https://www.youtube.com/watch?v=XqoVQ5MfYq8

 はじめ、[月に擬態したUFO(1)]から集めた画像を原画像として解析を進めていました。このとき、UFOが月のようには見えず、まるで、とがった両端を少しずつ切ったラグビーボールのような形でした。
 月に見えないのに、どうして「月に擬態したUFO」と呼ばれているのか。このことが気になり、他のビデオ画像を調べることにしました。
 [月に擬態したUFO(2)]は、おそらく、オリジナルのビデオと考えられるものです。画面の中で表示される字幕文字がロシア語のキリル文字です。ビデオのコメントなどもすべてロシア語でした。[月に擬態したUFO(1)]では、UFOが向かって右から左に動くシーンが何秒間かカットされているようなのですが、この[月に擬態したUFO(2)]には、そこのところも保存されています。ここのところに何か問題点があるのかと、じっくり観察しましたが、異常のようなことは見当たりませんでした。ところが、このビデオも左右に少し収縮されており、UFOは巨大な米粒のように見えています。
 [月に擬態したUFO(3)]を見ると、左右の広がりは正常でUFOは月のように見えます。ロシア語でのオリジナルビデオのミスに気づいた人が、それを修正して再投稿したのでしょうか。ただし、見てもらえれば分かるとおもいますが、かなり商業的な設定の編集で再構成されており、信憑性が疑われてしまいかねないものとなっています。


図1 「月に擬態したUFO」のビデオごとの現われ方

 [月に擬態したUFO(1)]と[月に擬態したUFO(2)]では、明らかに、左右の縮尺が変わっていて、中にあるものが細長く変形しています。[月に擬態したUFO(3)]では、上下と左右の縮尺は同じのようで、UFOは満月によく似た円のように現われています。
 一度 [月に擬態したUFO(1)]によって解析を行ったのですが、画像の左右と上下の縮尺が異なっているのですから、これでは解析結果について議論することもできません。
 このあと、UFOが満月のように丸く見える、[月に擬態したUFO(3)]から採取した画像に基づいて解析を進めてゆくことにします。

 解析の流れ

 ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析を大きく手直しして、(濃淡値Grayに変換していたため)これまで白黒画像しか得られなかった、すべてのテキスタイル解析を、3つの色版ごとの解析結果を組み合わせる3C解析へと拡張することができました。


図2 月に擬態したUFOが消える前116(b)の (a) GrayモードのΧ15解析と(b) 3CモードのΧ15解析
(a) code = 116(b)[16][4]_onAGI(kai15)32(0)
(b) code = 116(b)[16][4]_onACI(kai15)32(0)

 たとえば、図2は「月に擬態したUFOが消える前116(b)の (a) GrayモードのΧ15解析と(b) 3CモードのΧ15解析」ですが、白黒画像となる(a) Grayモードに比べ、(b) 3Cモードでは、3色に分解されることにより、色のついているところと、白黒のままのところとの、情報の違いが分かりやすくなっています。現在使っているほとんどの解析画像は、あらかじめ反転画像(Ant)として、白く輝くところが黒くなるようにしてあります。このため、黒く見えているところは、3つの色の情報がすべて含まれているところです。
 このほかにも、いろいろなウェーブレット解析システムを改良しましたが、それらについて説明していると(とても)長くなりますので、使うものについては、そのつどかんたんに説明することにします。

 このような改良は、UFO画像の真偽を判定するための、何らかの「決め手」のようなものが見つからないか、と考えたからです。
 最近私は、これまで制作したホームページのリーフページのいくつかを取り下げていますが、これは、これまで使ってきた「決め手」の効力に疑いが生じてきたためです。
 「フランス南部のUFO」と「ロンドン上空UFO」にテーマを絞って調べていましたが、これらのビデオにおける状況証拠も加味して考えてゆきながら、解析画像を解釈してゆくという手法により、何らかの手がかりが得られるのではないかと思うようになりました。
 「解析の流れ」として、いろいろな解析法についての、偽物UFO画像におけるパターンなどについても議論したいところですが、このページの「枝葉」がどんどん広がってしまって、全体像が見えなくなってしまいそうなので、これらについての説明は割愛して、本題へと向かうことにします。

 [月に擬態したUFO(3)]の解析

 [月に擬態したUFO(3)]ビデオから採取した、いくつかの原画像にあるUFOを、次の図3にまとめます。これらの中で示している分類記号での、先頭の数字116は1分16秒での画像から採取したことを示しています。また、[16]などは倍率です。[16][4]というのは、一度[16]倍に拡大したあと、さらに[4]倍したものです。計算上[64]倍と同じですが、このような手順をふむことにより、画像の周囲に残ってしまう未解析の部分が小さなものとなって、扱いやすくなるということと、UFOを画像の中心にもってきやすいので、このようにしています。


図3 月に擬態したUFO(3)でのUFOの変化
(116は1分16秒での画像を示します。[16]などは倍率です。)

 月に擬態したUFOは、はじめ、低い高度の空に位置していますが、しばらく静止していたものの、少しずつ動いて、左右に移動したあと、後退して小さく見えるようになり、やがて、斜めに素早く上昇してゆき、さいごは消えてしまいます。
 116(b)は消える寸前の画像です。比較的明るいUFOが突然に消えるのではなく、撮影していたフレームの外へと出て行ったというのでもなく、このように、とことんまで写りながら、薄くなって、さいごは記録できないものとなり、写らなくなったというストーリーになります。これも状況証拠として考慮に値するものとなるかもしれませんが、はっきりとした証拠にはなりません。
 ちなみに、図4は「消える寸前の116(b)[16][4]についてのダック(duck)解析」です。消える寸前でも立体感があります。


図4 消える寸前の116(b)[16][4]についてのダック(duck)解析
code = 116(b)[16][4]_onACI(duck)32(0)

 このようなダック(duck)解析以外にも、いろいろな解析法で調べてみました。
 次の図5は「月に擬態したUFO(3)でのUFOの3C HM解析」です。UFOでの現われ方を詳しく見るため、図3のサイズより拡大したものがあります。


図5 月に擬態したUFO(3)でのUFOの3C HM解析

 いろいろと変化していますが、ここではかるく見ておくだけになります。

 UFOの左右にある闇とそれを覆う「耳」のような構造

 UFOそのもののパターンに注目しながら、いろいろな解析法をサーフィンして観察していたのでしたが、ふと、思い立って、UFOの左右にある暗いところをおおって、まるで「耳」のように見えるパターンがあるということに気づきました。図5では(d)や(e)に現われています。
 いったい、これは何なのか。UFOそのものの様子は無視して、周囲の様子が分かりやすいものとして、次の図6に3Cモードのエミュー(Emu)解析をまとめました。


図6 月に擬態したUFO(3)でのUFOの3C Emu解析

 (a)や(b)では、まだ生じていませんが、(c)で少しずつ形づくられ、(d)でくっきりと「耳」のようなパターンとなり、(e)ではしっかりと広がって、消える寸前の(f)では片方がなくなっています。
 (c)-(d)-(e)のところは、このUFOがすばやく動こうとしているところです。
 もう少し観察してゆきましょう。次からの図は、(d)についての、原画像や、その解析画像です。


図7 原画像109[16][2](部分拡大)

 この原画像を見ると、白く光っているUFOの左右が、とくべつに暗くなっています。背景の空の暗さより、さらに暗いというのは、とても不思議な現象です。なぜなら、ぼんやりとではありますが、強く光っている球体のようなものの、すぐ隣にあるわけです。ここは、もっと明るくてもよいところなのです。それなのに、何にも覆われていないはずであるのに、いちばん暗いのです。私たちの物理世界の法則では理解できないことが起こっています。


図8 109[16][2]の3C Emu解析(部分拡大)


図9 109[16][2]の3C HM解析(部分拡大)

 図8は図6(d)を取り出して部分拡大したものです。
 図9は3CモードのHM解析です。UFO本体の車輪のようなパターンが分かりやすくなっています。この図9を見ると、UFOの左右にある「耳たぶ」のようなリング状のパターンが接しているところに、黒い帯の端が来ているように思えます。
 このような図によく似たものとして、「地球とそのバンアレン帯」を連想しました。ここから私は、このような「耳」のようなものは磁場なのではないかと想像しました。まだ確かな理論ではありませんが、UFOは機体周辺に強い磁場を生み出すことにより、地球などの惑星と同じような状態になると、ある文献で読んだことがあります。
 しかし、そのような仮説を信じ込み、それを暗示するためのイメージを、偽物として生み出したUFOに、付け加えておくという、そんな気のきいたことをするような、地球のコンピュータグラフィックオペレーターが存在するとは考えられません。
 たとえ、そのように仕組んだとしても、大部分のUFO研究家たちは、図7のような画像でUFOの左右が暗くなっていることについてのみ、とても注意深く観察したときに気づくことができるだけなのです。
 それらの暗闇の外側に、バンアレン帯によく似たループ状の何かが存在するということは、このような解析法が生まれる、ごくごく最近まで、分からなかったはずなのです。
 だから、このような現象を、あらかじめ偽物画像ビデオに組み込んでおくということは、まず考えられないことです。


図10 109[16][2]の3C duck解析(部分拡大)


図11 109[16][2]の3C Joker解析(部分拡大)


図12 109[16][2]の3CΧ15解析(部分拡大)


図13 109[16][2]の3C bee解析(部分拡大)

 図10から図13にかけて、さらに異なる解析法による画像を並べました。「耳たぶ」のような構造は確かに存在しています。
 UFOを地球と見なしたときの赤道面に、やや暗い領域が生じて、それを取り囲むように、ループ状の何かがUFOから出ているのです。これは、地球人としての私たちの、誰もが想定していなかったことだと思われます。

 他のケースのUFOでの検証(予告)

 このような現象が、他のUFOのケースで見られるのかどうかを調べてみることにしました。
 その結果ですが、まったく同じようなパターンは見つかりませんでしたが、このような現象の変化パターンであると考えられるようなものが、いくつか見つかりました。たとえば、「山形小学校校長が撮影したUFO」「ロシア上空、飛行機から見たUFO」「チリ銅山上空UFO」「静岡県富士市UFO」「青森県上空UFO」などで、です。
 これらについての解析画像を示したいところですが、区切りがつかなくなってしまいますので、これは「予告」にとどめ、あらためてタイトルづけして説明したいと思います。

 まとめ

 ゴブリンクォーク9のウェーブレット解析における解析法の3Cモードを充実させることにより、UFO画像の真偽を判定するための「決め手」が何か得られるかと期待して、「月に擬態したUFO」を調べたところ、このUFOが本体の外側に暗い領域をもち、それを取り囲むような、まるで「耳たぶ」のような構造が見つかりました。
 これが何を意味しているのかということは、まだ仮説の段階で、はっきりしませんが、仮にこのような画像が、地球の誰かによって作られたものとすると、このような「耳たぶ」にも見える、不思議なパターンを組み込んでおく動機が考えられません。
 地球の誰もが理解できないものを組み込んでおくというのは、偽物UFOビデオ制作者にとっては、自爆を誘導するための「不発爆弾」を埋め込んでおくようなものです。
 このような考察により、「月に擬態したUFO」が「耳たぶ」のような構造をもっていたということで、このUFOが、私たちのコントロールの範囲外のものであるということがいえます。つまり、このUFO画像は、私たち地球人が作ったものとは考えられないということになります。
 すなわち、「月に擬態したUFO」ビデオは創作ではなく、本当に起こったことを撮影した、本物UFOの記録だと考えられます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Oct 25, 2015)

 参照資料

[月に擬態したUFO(1)] 月に擬態したUFOが目撃される…ロシア(画像が左右に縮小されて歪んでいる)
 http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=2298
[月に擬態したUFO(2)]ロシア (左右に収縮されて歪んでいる)
 https://www.youtube.com/watch?t=46&v=WooEdyO5Q_c
[月に擬態したUFO(3)](左右の広がりは正常でUFOは月のように見える)
 https://www.youtube.com/watch?v=XqoVQ5MfYq8

 

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