ChMd196 本物UFOや偽物UFOの条件について(2)本物UFO探索
On the conditions of genuine UFO or fake UFO(2)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 ChMd195「本物UFOや偽物UFOの条件について(1)」では、偽物UFOの条件について、かんたんに、例をとりあげて説明しました。偽物UFOについては、まだまだいろいろなことを説明しなればなりませんが、そのためには、偽物UFOの対極にある、本物UFOというものについての条件を、おおよそであっても、分かる範囲で語っておく必要があります。

 ドイツ着陸UFO

 ドイツ着陸UFOは、2014年の11月ごろ「ニュースな晩餐会」というTV番組で取り上げられていました。ところが、その番組で、「このUFOビデオについては調べるまでもない」と、あっさり偽物の評価が下され、ほとんど何の証拠も示されないまま、無視されたのです。
 このUFOは遠くから撮影され、手が異常に長い宇宙人が、(おそらく地球のバクテリアなどに対する防護のための服と考えられる、全身をおおった)白い姿で、着陸している円盤の外に出て、手を振っているのか、かなり大げさな動きを見せていたかと思うと、円盤の中へと戻り、それから間もなく、その円盤が離陸して上昇したのです。このとき、円盤から出ていた細い着陸脚はしばらく出たままで、離陸直後には、円盤の底あたりで強く光ったものですから、まるで古典的なSF映画のワンシーンを連想させるものでした。
 だからといって、何の解析もせず、何の証拠も示さず、偽物だと決めつけるのは、科学的な態度ではありません。テレビのプロデューサーが判断したのではなく、大学で仕事をしているという、れっきとした科学者が、このUFOの解析を無視したわけです。これでは疑問が残ります。
 このUFOが離陸するところは、わずか数コマでの変化でした。ここのところのシーンを、とりあえず、注意深く採取しました。それらの3コマが図1から図3です。


図1 UFOの底部が光る(画像A) code = ufo24


図2 光が消えて上昇する(画像B) code = ufo25


図3 円盤の周囲に縦のベルトが見える(画像C) code = ufo26

 遠景の風景はうまく撮影されています。ピントはあっています。
 UFOはというと、すこしピンボケ気味です。これは、UFOが猛スピードで動いているので、当然のことだと考えられます。
 ところが、このあと、いろいろ解析してゆくうちに、ピンボケに見えるのは、単に速く動いているからではないということに気づきました。確かに、着陸脚などの細部ははっきりしません。しかし、UFOの底の面は、比較的くっきりと写っているではありませんか。
 そして、円盤の周囲が縦の太い帯になっているのは、この円盤が鉛直方向に素早く動いているからではなく、ここのところに、別の原因で帯のように見える、何かを生み出しているからだということに気づきました。
 図5は(図3)画像CのレリーフT解析ですが、円盤の縁に筒状のベルトがあります。手前の左から赤、右へ行って黄、向こう側を裏側から見て緑、そして、左に戻って青くなるやつです。
 ところが図4では、まだ手前左の赤のところまでしか、このベルトはできていません。
 このような瞬間が画像として記録されているということが、このUFOが本物だろうと考える最大の理由でした。なぜかというと、仮にこれが偽物ビデオであって、地球の誰かが作ったとしたとき、私たち地球人が理解できないような現象を見込んでおくという動機が考えられないからです。
 図5で筒状のぼんやりとしたベルトが完成しているのなら、図4でも、そのようなデザインを貫きとおしておいたほうが、誰からも何もケチがつかないはずです。


図4 画像BのレリーフT解析 code = ufo25_onAntGry(T)50(161)


図5 画像CのレリーフT解析 code = ufo26_onAntGry(T)40(128)

 このベルトはいったい何なのか。科学的にまだ確かなことは言えませんが、仮説として、これはUFOが飛行するために生み出した、機体周辺の磁場ではないかと考えました。
 それから、このような、機体周辺の磁場を調べる方向で、本物UFO探しの研究が始まったわけです。

 チリ銅山上空UFO

 チリ銅山上空UFOへとたどり着く前の、いくつかのUFO画像は、ほとんどすべてufocasebook.comから採取しました。ufocasebook.comは、世界のUFO画像を厳選して集めているサイトです。そのUFO写真が撮影されたときの状況を、分かるかぎり詳しく調べてコメントとして添えています。
 チリ銅山上空UFOは、ドイツ着陸UFOに匹敵するレベルで、機体周辺の磁場の変化が明らかになったものの一つです。図6はチリ銅山上空UFOの原画像です。図7はそのUFO拡大で、これを画像Dとします。そして、図8が画像Dのグザイ解析です。


図6 チリ銅山上空UFO(原画像) code = chile3 [10]
http://www.ufocasebook.com/2014/chile3.jpg


図7 チリ銅山上空UFO拡大(画像D) code = [10]x32


図8 画像Dのグザイ解析 code = [10]x32_onAntGryII(Ξ)64(64)

 図7と図8は同じ縮尺です。図7でUFO機体として白く見えている範囲を大きく超えて、図8のピンク色の渦状パターンが広がっています。目には見えないけれど、このような渦状パターンを生み出す何かが存在しているのです。このような条件をみたすものの候補として磁場が考えられます。
 UFOが、機体の周りに強い磁場をもち、それをどのようにしてかは明らかではありませんが、おそらく変化させることにより、重力に打ち勝つ作用力を生み出しているのではないか。そのような仮説を考えることもできます。
 この地球上で、このようなメカニズムが解明されて、すでに使われているとしたら、おそらくTR-3Bなのでしようが、これが実在しているかどうかは、まだはっきりとしていません。
 このようなメカニズムの萌芽のようなものは、先駆的な科学者によって研究され、理論のアイディアあたりまでのことは生み出されていたのですが、ここ何年かの間に、それらの研究者たちが亡くなられてしまいました。
 話を本物UFOの条件へと戻しますが、このチリ銅山上空UFOのさまざまな解析パターンは、今では、本物UFOの基準として使えるまでに信頼性を高めています。次に、いくつかの解析結果を示します。


図9 チリ銅山上空UFO(画像E) code = [3][32][2]


図10 画像Eの3CモードII色swan解析
  code = [3][32][2]_onACII(swan)32(0)


図11 画像EのGrayモードII色egg解析
  code = [3][32][2]_onAGII(egg)32(0)

 図10のswan解析や図11のegg解析は、図9で白く光っているUFOが立体的なものであることを見せてくれています。これまでI色という標準の表現スタイルで解析していたのですが、II色は、もう少し全体がバランスよく明るくなるものでしたので、今回は、この表現方法を使いました。
 図10のswan解析では、解析データの使い方としてのGrayモードと3Cモードで、あまり解析結果は異なりませんが、図11のegg解析の場合、このような緻密な立体像として表現できるのはGrayモードだけで、3Cモードでは平板なものとなります。
 これらのレリーフ状の解析結果を見ると、白く光っているUFOが、絵に描いた平面的なものではなく、実際の3次元空間に立体として存在していることがわかります。このような解析結果は、白く光っている画素の情報に基づいて構成されているので、このことから、白い部分は、微妙に白さが異なっていると理解できます。地球人によって作られた偽物UFOの場合、周囲との境界あたりでの変化だけになってしまっていたり、本体の中央部が空っぽになっていたりすることがあります。
 ただし、3次元の物体として存在している風船や、光の塊としての照明弾、その他の人工的な光源を解析すると、これらによく似た解析結果となります。よって、このような解析結果だけで容易に判断できるわけではありません。


図12 画像EのGrayモードII色King解析
  code = [3][32][2]_onAGII(King)32(0)


図13 画像EのGrayモードII色Queen解析
  code = [3][32][2]_onAGII(Queen)32(0)


図14 画像EのGrayモードII色Joker解析
 code = [3][32][2]_onAGII(Joker)32(0)


図15 画像EのGrayモードII色keel解析
  code = [3][32][2]_onAGII(keel)32(0)

 図12から図15の、King解析、Queen解析、Joker解析、keel解析は、少しずつ表現スタイルが異なっていますが、いずれも、イラストとして作られた偽物UFOに固有の、一様な配色領域を感じとるためのものです。偽物UFOでは、そこに、ハロー(光輝)のようなパターンが現われます。
 チリ銅山上空UFOの解析では、色の濃い部分がほとんど見られません。これは、このUFO像を構成している画素の色に微妙な違いがあって、これらのハロー解析が反応できないためです。このあたりに、本物UFOの条件が見いだされることになります。

 チリ銅山上空UFOから、月に擬態したUFOまでの間

 チリ銅山上空UFOから、月に擬態したUFOまでの間にも、どうやら本物らしいと推定できるUFOがいくつか見つかっています。それらはufocasebook.comのUFO画像の中で、初期のものとごく最近のものを避けた、1970年あたりから2000年あたりのストックの中で見いだされます。
 初期のものは写真技術が未発達で、また、巧みに作られた偽物UFOも多く、本物UFOとみなせる情報が確実に得られる状態ではないのです。
 最近のものとなると、写真技術は十分に発達しているのですが、コンピュータによるデジタル画像の加工技術が発達してきて、巧みに本物UFOらしく化けた偽物画像が数多く進出するようになってきました。
 このようなマイナス要素の谷間となっているのが、1970年あたりから2000年あたりというわけです。カメラの性能もよくなってフィルム写真の解像度も高まり、デジタル画像の技術が発達する前なので、高度な合成技法を使うこともできません。
 このような時代のUFO画像の中に、研究する価値のありそうな、本物UFOらしきものが存在しています。仮分類のためのニックネームとしてつけた、eelやstoneというタイプのものが、偽物UFOのテストをくぐり抜けて、次の解析を待っています。
 これらについての研究と解析の結果は、一部すでに公開していますが、まだ本格的に取り組めていません。

 月に擬態したUFO

 月に擬態したUFOというのは、ごく最近のUFOビデオです。ロシアで撮影されたものです。夜空の低いところに、丸くて内部にやや暗いところを持っているので、まるで月の海の模様にも見えるものが浮いていました。ところが、なんとなく本物の月とは様子が異なることに気づいた人々が、広場に出て、それを眺め、ビデオにも撮影していたところ、それは、月ではなくUFOだということを暴露するかのように、ゆっくりと横に動き出し、少しずつ後ずさりするかのように、遠ざかってどんどん小さくなり、じゅうぶん遠くなったところで、スピードを上げて右斜め上方向に飛び去ってしまったのです。
 このようなUFOビデオが数多くはんらんするような時代になってしまいましたので、多くの人は、これも偽物UFOビデオに違いないと、いろいろな状況についてのケチをつけていました。本物のUFOであるという証拠はほとんど見当たらず、疑えばいくらでも難癖をつけられます。そのUFOを見るために広場に出てきた人がすべてエキストラの役者であるとか、UFOを見ていないとか。
 UFOビデオの怪しげなところについて議論しだしたら、ここでの解析プロセスが進みません。ここからは、月に擬態したUFOが本物UFOであるという可能性が大きくなった現象について語ることにします。
 次の図16はUFOが丸く見えるように、横の長さを正常なものへ直したビデオにおける1分09秒の画像です。これの画像コードを109とします。
 図17はこのときのUFOを[32][2]=[64]倍して、周囲を少し切り取ったものです。このため100倍くらいになっているかもしません。これを画像Fとします。
 最後の図18は画像Fのエミュー解析です。




図17 UFO拡大(画像F) code = 109[16][2]cut(cut = 部分拡大)


図18 画像Fのエミュー解析 code =109[16][2]_onACI(Emu)32(0)cut

 この図18の解析結果は意外でした。まるで、ゆるキャラのぬいぐるみにつけられた耳のようなパターンが現われています。ふりかえって図17を観察すると、耳の穴に対応する部分が、周囲の夜空より、少し暗くなっています。これも理解しがたいことです。中央に白く光るものがあって、それを取り囲む殻のようなものもないのに、その近くの空間が暗いのです。何か不思議なことが起こっています。
 図18で耳たぶに見えている黒い帯は、ひょっとすると磁場のラインであって、図17の暗い耳の穴のようなところは、強い磁場に包まれているために、気体の密度が変化して、光が曲げられて暗く見えているのではないかという仮説を考えました。光は磁場では曲げられませんが、空間を満たす媒体の、密度の変化に伴って屈折します。水に入るときの光がそうです。
 この仮説がどこまであっていて、うまく説明できているかは、まだなんとも言えませんが、図18に現われた耳のようなパターンは、まったく予想していないものでした。
 これが、このUFOが本物だろうと考える理由です。仮に、このUFOビデオを、地球の誰かが作ったとしたら、解析してこのような結果が得られるような、自然な目で見ている人にはわからない構造を、わざわざ隠しておくということが、理解できません。
 このような現象を見出したことにより、これからの研究の道筋が定まります。
 まず、明らかな偽物UFOが、このような、耳のようなパターンを持つかどうかを調べる必要があります。さらに、他のUFO画像で、このようなパターンを隠し持っていたものがあるかどうか。あるとしたら、それらが本物UFOとしての条件をクリアーしてゆくかどうか。このような展開になると思われます。
 このような研究は、始まったばかりですが、いくつかのケースを調べたところ、このパターンが本物UFOの条件の一つとして利用できそうだということが分かりだしてきました。

 つづく

 これまでの研究で見出してきた、本物UFOとみなされるケースの代表的なものとして、ドイツ着陸UFO、チリ銅山上空UFO、月に擬態したUFOの3つを取り上げました。
 偽物UFOの対極としての本物UFOが、まったく何もないということではなく、もちろんまだ推定の段階ですが、本物UFOとみなせるものの画像が得られているわけです。偽物UFOの場合は推定ではなく、確定される段階の画像があります。
 このあとの研究方針は、これらの2極の画像データをいろいろと解析することによって、画像そのものから偽物UFOや本物UFOへと分類することができるかということを調べることです。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, Nov 17, 2015)

 参照資料

[ドイツ着陸UFO] German UFO Landing Dec 6, 2013
   https://www.youtube.com/watch?v=ggriD1YF6nw
[チリ銅山上空UFO] http://www.ufocasebook.com/2014/chile3.jpg
[月に擬態したUFO] https://www.youtube.com/watch?v=XqoVQ5MfYq8

 

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