ChMd204 ゴブリンアイで見るキャンベラ上空の高速UFO
High Speed UFO over Canberra analyzed by Goblin Eye

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 チリ銅山上空UFOドイツ着陸UFOにつづいて光芒の中のUFOをゴブリンアイで調べてきました。
 光芒の中のUFOの次を調べるため、これまでにストックしてある画像を利用しようとも考えました。まだまだ明らかにしていない画像がたくさんあります。でも、テラ単位でメモリーが使えるようにもなりましたので、とりあえずそれらは保存しておき、ウェブでUFOgenuine(本物)をキーワードとして検索し、それらの画像をざっと見て、作り物ではない可能性が大きなものを探すことにしました。
 オーストラリアの首都キャンベラ上空で飛行機の窓から外を撮影していたところ、後方から高速で追いついて、翼の下を通って追い越していったUFOが記録されたようです。この画像のためのビデオは、はじめ、小さなものでしたが、調べると、もとのビデオの由来が添えられてあり、それをたどると、それもまた別のビデオのコピーらしく、こうしていくつかたどってゆき、これのあたりが初期のものだろうというものを使って、何枚かの静止画像を採集することができました。

 解析対象

 いろいろとサーフィンしましたが、最終的に、次のサイトから画像を採取しました。
 UFO Caught from Plane - Canberra Australia - April 04, 2012


図1 オーストラリアのキャンベラで飛行機からとらえられたUFO
(この画像のコードを 100 とします)

 図1の右下あたりに、小さな繭のようなUFOが写っています。このUFOを中心として、[8]倍に拡大したものをつくり、これをKEEP(一時保存)してから、あらためて[2]倍に拡大したものが、次の図2です。一気に[16]倍しても、ほとんど同じ画像が得られるのですが、そのときは、四角い辺のあたりに、解析できないフレーム領域が広い幅で残ることになり、あとあとの解析のときに、額縁のようなパターンとなってしまいます。ペイントソフトに取り込んで、ここのところを削り取る手間が面倒なので、2回に分けて、2回目を[2]としておくのです。こうすると、フレーム領域が、単なる線となるだけで、あまり気になりません。
 図3は、図2の画像Aについて、UFOを中心として、さらに[2]倍に拡大したものです。こちらは画像A2とします。


図2 UFO拡大(画像A) code = 100[8][2]


図3 UFO拡大(画像A2) code = 100[8][2][2]

 UFO画像コード100の基礎解析

 図2の画像Aについてエミュー解析を行ったものが、次の図4です。
 UFOの周囲を広くとらえておいてエミュー解析を行うと、何も無いように見えているUFO本体の周囲の空間に、なにやら、筆で描いたかのような、かすれているものの、太い帯のようなものが現われることがあります。これが何かということは、まだ明らかではありませんが、物質のようなものが存在しない領域で観測されることから、そこをつらぬく、強い磁場による現象ではないかと推定しています。しかし、これは単なる仮説です。SF小説のプロットのひとつくらいの、根拠のうすいものでしかありません。
 しかし、このようなものが現われているということにより、地球人である私たちの仲間の一人が、人工的に描いたものであるという可能性を小さなものとすることになります。なぜかというと、作者にとって、そのようなものは、消し忘れたものとして、いわゆる、隠しておきたかった「しっぽ」のようなものとなるからです。これまでの地球人は、UFOの周りの、ただの空間にすぎないところに、観測にかかるような何かがあるとは、まず思わなかったことでしょう。もし、そのUFOがジェット噴射をやっていたとしたら、ずいぶん興ざめなこととなります。それほど、理解しにくいものが、特殊な解析によって、観測されたのです。でも、それがいったい何なのかということは、残念ながら、まだよく分かっていません。


図4 画像Aのエミュー解析
code = 100[8][2]_onACI(Emu)32(0)

 図1のようなスケールで、このUFOを見ると、まるで繭のようでもあり、いわゆる円盤のようにも見えます。ところが、遠目には、そのような丸いものの、下のほうの影のように見えた部分には、じつは物質的なものはなくて、太い帯のようなパターンが生み出している暗い部分でしかなかったわけです。これは、おそらく、これまでの地球人たちが想定してきた、円盤型のUFOの考え方を、かんぜんに裏切っています。UFOをそのようなものとして描いているSF映画が、はたして、あったでしょうか。
 UFOの近くの領域について調べるのはこのくらいにして、かたまりとしてのUFOがどのようになっているのかを見てゆきたいので、画像A2の拡大版について解析しようと思います。
 次の図5は画像A2のmole(モグラ)解析です。このような名称のつけかたに深い理由はありません。他と区別するための愛称にすぎません。図5のmole(モグラ)解析では、このUFOが、ある程度かたまりとなっているものの、中心部に(解析に関する)隙間のようなものがあって、それが少しカーブを描いています。
 その下の図6は画像A2のRsigma9解析です。頭につけてあるRは、これがレリーフ解析であることを示すコードです。レリーフ解析では、西洋建築の壁面などにある、半分だけ立体的に見える、レリーフのようなイメージとなります。
 しかし、このときの図6では、このUFOの形状について、あまりよく分かりません。


図5 画像A2のmole(モグラ)解析
code = 100[8][2][2]_onACI(mole)32(0)


図6 画像A2のRsigma9解析
code = 100[8][2][2]_onACI(Rsigma9)32(0)

 ここまでの解析のベースとなる図2や図3は、拡大にともなう「色のかすみ」だけでなく、もとからこのUFOがもっていた、周囲にまとわらせている「雲のようなもの」が影響して、ぼんやりとした姿を見せていました。
 このあと、「色のかすみ」や「本物の雲」の影響を取り除くため、ゴブリンアイ解析を試みます。

 UFO画像コード100のゴブリンアイ(+)コントラスト解析

 次の図7は、画像AについてGE(1eYY)というモードのゴブリンアイ解析を行ったあと、コントラスト解析のページに移ってCpdcn16の処理を行ったものを、[2]倍にしたものです。これらの処理の順番に意味はありません。画像A2にGE(1eYY)とCpdcn16を施したものと同じです。
 図3のぼんやりとした、雲のかたまりのようなものの中には、この図7のような、光るものが隠れていたのです。


図7 画像Aのゴブリンアイ(+)コントラスト解析の[2]倍(画像AGC2)
code = 100[8][2]GE(1eYY)Cpdnc16[2]

 図7を画像AGC2と呼ぶことにして、これについてウェーブレット解析を行います。
 図8は画像AGC2のPQ解析です。PQ解析はごく最近に構成したもので、NИ(=Nslash)解析とHM解析の特徴を組み合わせたあと、それにレリーフ解析の性質を付与したものです。NИ(=Nslash)解析は斜めの線情報に敏感で、HM解析のほうは縦横の線に敏感です。それらの特性を引き継ぎつつ、ほんの少しレリーフ解析ぎみにしたというわけです。
 図8のPQ解析の結果より、このUFOの明るい部分が、その周囲に比べて、かなり平坦なパターンとなっていることが分かります。どうやら、図7で行ったゴブリンアイ(+)コントラスト解析の処理が少し強すぎたようです。


図8 画像AGC2のPQ解析
code = 100[8][2]GE(1eYY)Cpdnc16[2]_onAGI(PQ)8(0)

 図9は画像AGC2の15B解析です。また、図10は同じもののχ15解析です。これらは低周波ウェーブレット関数による解析です。PQ解析が高周波ウェーブレット関数によるものであったのに対して、細かなところにこだわらないものとして、これらをとりあげました。これらの色や細かなパターンは、解析の都合で構成したものです。対象物の特徴を調べるためのテクニックにすぎません。たとえば、磁場の様子を調べるため、磁石の上にプラスチックの下敷きや厚紙をおいて、その上から鉄粉をまくようなものです。
 このような低周波ウェーブレット解析により、高周波のものでは見えなかったものが見えてくることがあります。
 図10のχ15解析では、UFOを表現しているものの密度の違いが見やすくなっています。イラストなどにもとづく人工的な描写物では、均一で緻密な模様がベースとなっていることが多く、そのばあいは、白と黒のチョコレートが鍋の中で溶けて混じりあおうとしているようなパターンとなります。しかし、この図10は、そのようなものではありません。
 何故だかよくわかりませんが、ところどころに、密度がきょくたんに小さなところがあります。これは、本物のUFOらしいものに、よく見られる現象です。
 図10のχ15解析で、このUFOの中心あたりに、アーモンド形の何かがあるようにも見えます。これも本物らしい特徴です。偽物UFOのときは、輪郭部分以外は、まったく一様か、あるいは空っぽのようになっていることが多いものです。


図9 画像AGC2の15B解析
code = 100[8][2]GE(1eYY)Cpdnc16[2]_onAGI(15B)32(32)


図10 画像AGC2のχ15解析
code = 100[8][2]GE(1eYY)Cpdnc16[2]_onACI(kai15)8(0)

 UFO画像コード100のゴブリンアイ解析

 図3の画像A2に対して、図7の画像AGC2はUFOの存在がはっきりと現れて、これはこれで効果的なのですが、この画像AGC2をベースとして各種のウェーブレット解析を行うと、UFO内部の白く輝く部分が、やや強調されすぎているようです。
 そこで、もう少し微妙な解析を行うことにしました。いくつか試してみたのですが、どうやら、ゴブリンアイ解析は、適度なレベルのものを1回だけ試みたほうがよいようです。コントラスト解析については、今回のケースでは必要ないようでした。解析テストの結果、次の図11のゴブリンアイGE(2eY)をベース画像とすることにしました。これを画像A2Gとします。


図11 画像A2のゴブリンアイGE(2eY) (画像A2G)
code = 100[8][2][2]GE(2eY)
(画像をクリック → 拡大解析ページ)

 上記の解析では行っていませんでしたが、全体のようすが分かりやすいので、図12としてswan(スワン, 白鳥)解析を示します。レリーフ解析としての、立体的な感じがうまく表現されています。これらの盛り上がりのてっぺん部分も、自然な丸みをもっており、なめらかな変化を示しています。どうやら、このような形が、ほんとうのものに近いのでしょう。
 図11の画像A2Gは、ややぼんやりとしていますが、図3の画像A2に比べれば、UFOの形は、かろうじて背景領域から区別されています。ゴブリンアイ解析は、このような調整が必要だという点で、まだ完成の域に達していないのかもしれません。


図12 画像A2Gのswan解析
code = 100[8][2][2]GE(2eY)_onACI(swan)32(64)
(画像をクリック → 拡大解析ページ)

 図11の画像A2Gについて、高周波ウェーブレット解析のPQ解析を行ったものが、次の図13です。HM解析に特有の、背後に潜む太いラインのようなパターンが現われています。まるで、少し細長い峰をもつ小山を、等高線によって描写したような感じです。中央に天守閣があって、右のほうに小さな広場があって、自然な城壁に守られており、平らな部分に堀があるといったイメージでしょうか。


図13 画像A2GのPQ解析
code = 100[8][2][2]GE(2eY)_onACI(PQ)8(0)
(画像をクリック → 拡大解析ページ)

 画像A2Gを低周波15B解析したものが次の図14で、低周波χ15解析したものが、さらに下の図15です。
 このUFOは向かって左から右へ進んでいますから、右が先端で左が後端ということしになります。右の先端部分がやや丸く、左の後端部分は尖っています。右の先端から左へおよそ1/3のあたりに、くびれがあるようにも見えます。


図14 画像A2Gの15B解析
code = 100[8][2][2]GE(2eY)_onACI(15B)32(32)
(画像をクリック → 拡大解析ページ)


図15 画像A2Gのχ15解析
code = 100[8][2][2]GE(2eY)_onACI(kai15)16(0)
(画像をクリック → 拡大解析ページ)

 図10の画像AGC2のχ15解析では、UFOの輪郭線より少し内側に、よく似た形の、内部輪郭線がありましたが、この図15では見られません。どうやら、このような内部輪郭線は、ゴブリンアイ(+)コントラスト解析の効果が強すぎたために生じた偽像だったようです。
 おそらく、確かな特徴として、描写要素の密度が小さいことによる、χ15解析での「空白部分」があるようです。このUFOの左上、中央やや左、下部輪郭のくびれ部分、そして、右端の先端部分の4つです。やや外部のフレア領域まで考慮するなら、もう少し数は増えます。これらが何を意味しているのかというのは、まだよく分かりませんが、人工的なイラスト系の創作物で見られないものですし、そのようなパターンを隠して作るという理由は、どうも考えにくいことです。

 ロシア上空で飛行機から見たUFO

 このような解析を行ってみると、どこかでよく似たUFOを見たことがあることを思い出しました。キメラマインドの139から141にかけて、ロシア上空で飛行機から見たUFO [Russia UFO] について解析しています。


図16 ロシア上空で飛行機から見たUFO

 このUFOのビデオ画像を目視すると、まさに円盤の形で、全体的に白っぽいところの一部が暗くなっていて、それが立体的な陰影だと思い込んでしまいます。しかし、これが記録されている原画像の、背景として写っている雲の陰影のようすを観察すると、このときの太陽の方向が、向かって左の、ずうっと手前のほうであることが分かります。すると、このUFOにある影の位置がおかしいことになります。太陽はもっと手前にあるのですから、このUFOは全体がもっと明るいはずなのです。
 次の図17は画像Rのゴブリンアイ解析GE(3eY)です。少し弱めにして、1回だけ試みています。そして、これを画像RGとしてswan解析を行ったものが、その下の図18です。


図17 画像Rのゴブリンアイ解析(画像RG) code = [9][32]


図18 画像RGのswan解析 code = [9][32]GE(3eY)_onACI(swan)32(0)

 図18のswan解析を見ると、このUFOの暗く見えていた部分は、このUFOの下にあって、まるでクッションのような存在として見えます。このUFOの本体の底部は青い色となっています。上部には、赤と緑の何かがおおっていて、確かな形として見えていませんが、ともあれ、このUFOの本体の形は、上記のキャンベラ上空のUFOとよく似ています。なによりも大きな共通点は、いずれも、空飛ぶ黒雲のようなものに乗っているように見えるということです。
 おそらく、このようなことは、誰も予想していなかったのではないでしょうか。
 ロシア上空で飛行機から見たUFOキャンベラ上空の高速UFOには、このように、誰もが予測していなかった共通点があります。ひょっとしたら同じ機体なのかもしれません。
 この問題については、タイトルを変えて、さらに詳しく調べようと思います。

 あとがき

 もともとUFOを記録した写真画像やビデオ画像の中でのUFOは、ほとんどが小さなものです。それらを詳しく見ようとして、そのUFOを中心とした領域を何倍にも拡大します。すると、このようなことにともなう拡大なめらか補間により、全体に「かすみ」がかかったかのような、ぼんやりとした画像となってしまいます。写真やビデオの機器が、かつてからデジタルズームと呼んでいた方法です。初期の機器では、何倍かのデジタルズームも使われてきましたが、けっきょくはピンボケ画像にしかならないということに思い至ったらしく、最近の機器で使われるのは2倍のデジタルズームにすぎません。より細かい部分までピントのあった、シャープな画像を得ようとしたら、レンズを使った光学ズームが推奨されるという流れになってきています。
 それらの機器の内部にゴブリンアイが装備されたら、デジタルズームと光学ズームが同じように評価されるかもしない、と夢見ていたのは、もう10年も前のことになります。しかし、そのころのコンピュータの計算スピードはあきれるほど遅く、1回のゴブリンアイ解析について何十秒もかかっていたのです。だから理論的には可能だけれど、技術的には不可能だろうと思っていました。
 それから10年がたち、古くなったコンピュータを買い替えてみると、1回のゴブリンアイ解析の計算時間が、もっとも計算量の多いものでも2〜3秒にまで縮まっています。ビデオ機器の画像なら、まだ無理かもしませんが、1枚ずつ撮影する写真なら、ひょっとしたら、待てる時間なのかもしれません。
 ゴブリンアイについては、これまで半分あきらめていて、感度抜群のウェーブレット解析を使うという方向で、解析の主流の河を泳いでゆこうとしてきたのでしたが、ウェーブレット関数による解析結果では、あまりに敏感すぎて、見なくてもよいところまで表現してしまうということが、逆に、ある種の問題になってしまうということに気がついてきました。
 そこで、一つ目の改革として、ウェーブレット解析や、あまりにきょくたんな光核解析フルーツ解析ではなく、もうすこし人間の目に感じ取りやすい、ちょっとシャープな感じのする画像を得ようとして、(平凡すぎる名前ですが)コントラスト解析というアルゴリズムを工夫することにしました。
 これがなかなかうまく機能しているので、それなら、もう少し微調整して工夫すれば、これまできょくたんな使い方しかできなかったゴブリンアイも、人の目に親しみやすいものになるのではないかと考え、ゴブリンアイ関数のプログラムを詳しく分析し直し、その機能を一新することにしました。
 補助的にコントラスト解析を用い、さらに詳しく見るためにウェーブレット解析へと進むことになりますが、それらの効果のレベルを決めるのは、なんといっても、新しく調整することにより生まれ変わったゴブリンアイです。
 生まれ変わったゴブリンアイを使うと、これまで見えなかったものが、くっきりと見えてきます。これまでは分からなかったことが、次から次へと、明らかになってゆきます。ほんとうに驚いてしまいました。今までいったい何をしていたのだろう。あちらこちらと遠回りして、ほんの目の前にあるものを見逃していたのです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Dec 24, 2015)

 参照資料

[Canberra UFO] UFO Caught from Plane - Canberra Australia - April 04, 2012
https://www.youtube.com/watch?v=8T2f4fEvKEM
[ChMd139] ロシア上空で飛行機から見たUFO (1)
[ChMd140] ロシア上空で飛行機から見たUFO (2)
[ChMd141] ロシア上空で飛行機から見たUFO (3)
[Russia UFO] UFO Caught From Airplane Over Russia
https://www.youtube.com/watch?v=VIwgmg6L4Wo

 

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