(Cosmic Half 5)衛星エウロパ「氷の平原」にある線状パターンは
まるでロープのように、渓谷の上に浮かんでいる
A Liner Pattern on “Ice Plane” of Satellite Europa
is over deep valley as a rope

黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI, as treeman9621)

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 「氷の平原」の さまざまな線状パターン

 衛星エウロパ「氷の平原」[1] にある、さまざまな線状パターンを観察する。
 それぞれの図において、向かって左に、解析領域の位置を、右側に、その拡大解析画像を並べた。これらの解析画像はゴブリンクォークのフルーツ解析によって、色やコントラストを調整した。



(画像をクリック → 「解析領域の位置」へ進む)



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 考察

 これらの観察から、このような、盛り上がった線状パターンは、決して、氷の割れ目から染み出してきた水が凍ったものではないということが分かる。これらは、どちらかというと、植物の「つる」や「根っこ」に似ている。古いものが死にたえたあとの、その上に、次々とのしあがって、のびてゆく、何らかの巨大な生物が生み出したパターンなのではないだろうか。
 図6の、「吊り橋のような線状パターン」は、どのようにして生じたのだろうか。この画像の状態では、深い渓谷のように見えているが、ここに水がはってあって、凍って硬くなっているとき、その上にのびていったものの、その水が溶けて、内部に染み込んでしまったというストーリーが考えられる。
 これらの線状パターンの全てを、何らかの(小さな)知性体が、いわゆる「土木工事」で作っていったという考え方には疑問が生じる。なぜかというと、あまりに非効率だからである。これらが、「道」か「配管」のようなものだとしたら、もう少し耐久性を考慮して、どんどん、上に作り重ねてゆかないことだろう。
 これらの分布パターンは、それぞれの「生きた線状パターン」のひとつひとつが、本能のようなレベルでの、独自の判断で進路を探していったもののように見える。
 このように判断するのは早すぎるかもしれない。
 それでも、図6の、「ロープか吊り橋のように、渓谷の上で、浮いて、垂れ下がっている 線状パターン」というものが存在するということを、ここで簡単に無視できるものではない。岩石などの構造物として考えることは、おそらく無理なはずだ。エウロパの表面重力と、「線状パターン」の大きさを考慮して、いったい、どれだけの強度が必要なのかということを計算すべきだろう。そこまでしなくても、この地球では、このような構造物を生み出すためには、高度な技術によって作られたワイヤーがいるはずだ。
 はたして、エウロパの「生きた線状パターン」は、そのような強度をそなえた組織を発達させているのだろうか。
 さらなる観察を加えてゆく必要がある。

 (Written by Kinohito KULOTSUKI, as treeman9621, April 9, 2012)

 参照資料

[1] PIA01641
 http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/pia01641
 Double Ridges, Dark Spots, and Smooth Icy Plains on Europa
 エウロパ表面の、2重に重なった隆起線、数多くの暗点、そして滑らかな氷の平面

 

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