地震波形の研究 Earthquake Wave Study
EWS11 いまなぜ地震波形の研究をするのか(追加訂正版)

黒月解析研究所 黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 いまなぜ地震波形の研究をするのか

 1995年の阪神淡路大震災のころ、私は東京で、地震波形を調べる仕事にとりくんでいました。
 地震波形といっても、ダイナマイトや特別な震源を使って起こす人工地震によるものでした。
 研究の必要性から、表面波の理論として、古くから知られていた論文を探してきて、読み込みました。
 複雑な地形や地層で、地震波がどのように伝わるかを知るための、シミュレ―ションを行えるようにもしました。
 ほとんど完成の域にあった研究として、地表下のいろいろな地層面で反射してくる波も考慮して、P波初動やS波初動だけでなく、波形全体のパターンを調べて、地下がどのような状態になっているかを、数多くの観測データで、イメージングするようになっていました。
 地中を(ここまでの精度はまだありませんでしたが)CTスキャンするようなものです。
 今使えるデータでは、このようなことは出来ません。観測点が広がりすぎているのです。
 今は今できる範囲のことをするしかしかたがありません。
 1995年の阪神淡路大震災から始まって、この国では、とびきり大きな地震が、たくさん起こってきました。しかし、地震は一瞬のことでもありますし、以前は、よその世界(地方と言う意味)での出来事だと思っていました。
 ところが今は、インターネットが発達しています。みんなスマホを持って、世界中の情報にリンクしています。ここで地震が起こっていなくても、地震が起こったところで、どのような被害が出ているのか、写真や映像で、ただちに分かるようになりました。
 今や、自分だけ知らない、ではすまないようになってきました。

 いくつかの大きな地震が人工地震によるものという疑惑があります

 人工地震というものが、ほんとうに実在するのか。
 この地球で、人間が人工地震を起こしたことがあるそうです。交流電気を広めたニコラ・テスラは、好奇心の塊のような人で、多くの実験を行いました。その中に、人工地震のエピソードがあります。伝記に記されていたと思いますが、実験室の柱だったかに、機械的に振動するもの取り付けて、作動させたところ、近所の人が驚くほどの地震が発生したため、テスラは、その機械をハンマーか何かで壊さなければならなかったそうです[1]。
 どうやら、機械的な共振現象で、ある種の地震が起こせるようです。
 すでに、この星のいくつかの国では、地震兵器が開発されていて、それらを互いに使わないようにしようという条約も結ばれているのだそうです[2]。
 さらには、国会の答弁で、政府の官僚が、他の国が地震兵器などを持っていることは常識だと証言しています[3]。
 まだまだ、このような疑惑は続いてゆきます。
 いったい、この星の、この世界は、どうなってしまっているのかと考えると、むなしくなります。

 P波が無いから人工地震だ、というのは笑い話にもなりません

 たびたび起こる巨大地震の波形を、K-NETや気象庁のサイトで示されるグラフで、時間的に圧縮して表示された、その全体像をコピペして、長さや振幅の点で見えなくなっているからという理由で、P波が無いと判断し、P波が無いから人工地震だ、と言ってしまうのは、あまりに愚かなことです。
 地下核実験の地震波形で大きな振幅に見えている、先端のところは、まさにP波なのです。
 おおざっぱな形だけが似ているからといって、P波が無いというのでは、科学的な知識がないだけでなく、論理的な思考ができないことを示しているだけです。
 冷静になってほしいと思います。
 今起こっている地震が、ひょっとすると、その1回目だけでも、人工地震であるという可能性は否定できません。
 ただし、まだ、肯定するだけの証拠も、そろっていないわけです。

 地震のメカニズムが分からない

 人工地震のメカニズムのことを詳しく考える前に、今起こっている地震のメカニズムが、ほんとうに分かっているのかどうかが、まず疑わしいことです。
 2018年の6月18日の午前7時58分に起こった、大阪府北部地震のメカニズムを調べようとしたら、専門家はよく分からないと答えているそうではありませんか[4]。
 この地震の地震波形を調べてゆくと、普通の地震ではないという特徴がつかめてきます。
 それらをどのように説明してゆけるのか、専門家の方も、真剣に考えてほしいと思います。

 人工地震のメカニズムもよく分からない

 ニコラ・テスラが試みたのは、機械的な共振です。
 風の共振で橋が落ちたこともあるそうです。
 次に分かりやすいのが、地下で何かが爆発するというものです。
 あるいは、地下で何かが共振現象を起こせば、地震となるのではないか。しかし、地下37km までボーリング孔を掘るというのは、人類全体にとっても大事業です。
 電磁波を照射して、地下にある水を気化させて、圧力を高めるという、電子レンジ説もあります。これならどこにでも、と思えるかもしれませんが、深い地下までの地殻中は、電磁波は通らないはずです。
 携帯電話が広まる初期の頃、地下駐車場や地下通路やトンネルでは、電波が届かない、というのは常識でした。今は何か工夫されているようです。しかし、地下深くへ電磁波が届くとは考えられません。地面の中を伝わるのは、地震の波だけではなかったでしょうか。音はP波と同じメカニズムなので、音は伝わります。光もX線も無理です。もっと低周波の電波も、無理なはずです。ラジオが山影で聞こえなくなる現象を思い起こしてください。
 このようなわけで、電子レンジ説は疑わしいとなります。ただし、その出力の大きさで、どのような現象が起こるかは、よく分かっていません。
 参照資料を調べたところ、「1991 米でHARRP技術が確立。単純な地下爆弾の域を超えて、地中に穴なしで地震の誘発が可能に」 との情報がありました[5]。
 ここにあるHAARPという言葉は知っていました。しかし、詳しいことは知りませんでした。
 [5] のサイトは、人工地震について、事実(と思われる項目)について、よくまとめられています。
 ここにリンクされたページの内容になると、いろいろな憶測で記されているようですが、推論のためのヒントのようなものを得ることができます。
 たとえば、[6] の内容は、大きな文字が赤く色づけられて、かえって読みにくくなっていますが、コピペして、別のところへ移して読むと、HAARPについて、うまくまとめられていることが分かります。
 この [6] の中で、HAARP が出す電波の周波数が 2.5 [Hz] であると記してあります。
 そこで私は、地震波形の解析のため構成したコンピュータープログラム eqwavelet.exe で使っている、ウェーブレットの周波数を、2.5 [Hz] に合わせるため、これまで、W2, W4, W8, W16, W32, W64としていたウェーブレットを、W2, W5, W10, W20, W40, W80 へと変更しました。このとき、W10のウェーブレットの上下一波が、40ピクセルとなり、1秒が100ピクセルなので、2.5 [Hz] となります。
 W10は青い色のウェーブレット波形です。
 次の図1は、2018大阪府北部地震 高槻市桃園町の 3成分地震波形(黒色)の W10ウェーブレット波形(青色)です。赤い枠のところのP波の先頭部分にW10波形があります。
 これに対して、図2の、2009駿河湾地震 静岡駿河区曲金の 3成分地震波形(黒色)の W10ウェーブレット波形(青色)では、赤い枠のところのP波の先頭部分にW10波形がほとんどありません。
 「2018大阪府北部地震」はメカニズムのよく分からない、人工地震の疑惑もつきまとう地震です。「2009駿河湾地震」は、どうやら、これまでによく知られていた「自然な断層地震」と考えられます。
 ここにあげた2例は、ほんの一部です。これ以外の地震についての解析結果は、タイトルをあらためて説明したいと思います。 。

図1 2018大阪府北部地震 高槻市桃園町の
3成分地震波形(黒色)の W10ウェーブレット波形(青色)
赤い枠のところのP波の先頭部分にW10波形がある
(画像をクリック → 拡大画像へ)

図2 2009駿河湾地震 静岡駿河区曲金の
3成分地震波形(黒色)の W10ウェーブレット波形(青色)
赤い枠のところのP波の先頭部分にW10波形がほとんどない
(画像をクリック → 拡大画像へ)

 あとがき

 多くの地震波形のデータととりくんでゆくとき、科学的な手法に従って考察してゆかねばならないという、自らに課したプレッシャーがあって、正気を保つのがむつかしくなることがあります。
 このページを書いているとき私は、半分狂っているかもしれません。
 しかし、あと半分は正気のはずです。
 まあ、もっと正気で、科学的な何かにとりつかれているときの私が作るページは、私が読んでもむつかしいなあと思うことがあります。
 論理的な整合性を維持しようとすると、踏みしめておかなければならないものがたくさん出てきて、それらを踏みしめて、地盤を固めるために、やらなければならないことが増えてしまうものです。
 まだまだ調べてゆかなければならないことがたくさんあります。
 (Written by KLOTUKI Kinohito, Oct 6, 2018)

 参照資料

[1] ニコラ・テスラは1898年に人工地震の実験に成功し、その技術が1923年の関東人工地震に応用された
[2] 人工地震の”歴史”、”年表” !!マスコミは沈黙してるだけ!!日本でも人工地震実験が行われていた!!
環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約
[3] 国会で語られた地震兵器HAARP(ハープ)の正体
[4] 震源断層は特定できず 複雑な発生メカニズム 地震調査委が評価公表
[5] 1991 米でHARRP技術が確立。単純な地下爆弾の域を超えて、地中に穴なしで地震の誘発が可能に
[6] 世界の真実の姿を求めて!
 (その内容の一部を転載しました)
 そのエネルギーは360万W。アメリカ最大の放送局が5万W。つまり、HAARPはラジオ局の72倍に相当する電力を電離層の一点に送り込んでいる。
 一方、ロシアのHAARPは巨大な無線送信機と呼ばれている。おびただしい量の無線周波数を数年間もアメリカに向けて発信していた。その間に、アメリカには異常気象が発生していた。
 HAARPの180本のアンテナ(高さ22m)から計360万ワットの2.5Hz超低周電波が発せられる。
 東日本大震災の時は、2.5Hzの超低周波が、48時間以上発せられていた。
 360万ワットの電波が、不安定な断層に照射される。48時間以上、2.5Hzの超低周波が震源地に送られたなら、ぎりぎりまで圧力がかかっている断層などに、無線電波のごく小さな刺激でも、地震の引き金となり、エネルギーは解き放たれる。
 HAARPは、元々、断層が存在し、歪が溜まっている領域を狙って広範囲から僅かなエネルギーを集中することで、本来は、もっと先に起こっていただろう地震を誘発する夢の兵器。だから実際に観測された地震は、皆、なぜか断層のずれが見つかっている。
 360万ワットもの電波が不安定な断層に照射される可能性はある。地震の引き金になるもの、それはぎりぎりまで圧力がかかっている所に、低周波を当てること。ごく小さな刺激でも、エネルギーは解き放たれる。

 

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