地震波形の研究 Earthquake Wave Study
EWS13 大阪府北部地震は異常な上下振動から始まった
2018年6月18日の大阪府北部地震で不思議なこと(2)

黒月解析研究所 黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 はじめに

 このページでは観測された地震波形を見てもらいます。
 ここでは図1Aと図2Aの、2つの画像しか表示しませんが、それらは、それぞれのシリーズの「入口」となるもので、それらをクリックすると、まず、その拡大画像のページに進みます。
 そして、その拡大画像をクリックすると、表1と表2のリストの順に、それぞれのシリーズの拡大解析画像のページへと変わってゆきます。最後の画像から、このページに戻ってきます。
 これらの解析画像は、取り込んであるデータのすべてではありませんが、ほぼ代表的なものを選びました。

 大阪府北部地震は異常な上下振動から始まった

 2018年6月18日7時58分におこった、大阪府北部地震の観測点データの中から、表1の6つについて観察してください。

図1A 大阪府北部地震 高槻市桃園
(画像をクリック → 拡大画像へ) ※ さらにクリックすると、表1の次の拡大画像へ

表1 大阪府北部地震の拡大画像のリスト



 他の地震の波形ではどのようになっているのか

 表2にあげた、他の18の地震から、比較的震央距離(と震源距離)が近いものについて、それぞれ1例ずつ取り上げました。

図2A 8) k1995神戸の地震(正式な地震名は表2)の観測波形
(画像をクリック → 拡大画像へ) ※ さらにクリックすると、表2の次の拡大画像へ

表2 他の地震の波形の拡大画像のリスト



 ★は先行波があるというマーク 
 (※)は「長周期地震動に関する観測情報(試行)」からのデータ [1]
 他のデータはすべて「主な地震の強震観測データ」から [2]

 考察

 大阪府北部地震のUD波形成分のパターンが、かなり異常なものとなっています。
 表2にあげた17の地震について観察しましたが、大阪府北部地震のように、UD成分のP波部分の振幅が卓越しているものはありませんでした。
 これですべての地震について調べつくした、というわけではありません。じつは、大阪府北部地震のUD波形成分のパターンをもつ地震波形が、他の地震においても存在します。
 このことは、すこし複雑な状況になっているので、あらためてまとめようと思います。
 (Written by KLOTUKI Kinohito, Oct 9, 2018)

 参照資料

[1] 気象庁の長周期地震動に関する観測情報(試行)
[2] 気象庁の主な地震の強震観測データ

 

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