地震波形の研究 Earthquake Wave Study
EWS19 本日の地震波形解析ソフトの改良点

黒月解析研究所 黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 本日の地震波形解析ソフトの改良点

 地震波形解析ソフトの eqwavelet.exe の地震データが、大阪府北部地震や熊本地震(1)〜(7)など、同じ地震のものなのに、いろいろなページに収まっていましたので、これらを整理するため、空のページをいくつか設けて、移し替えました。
 もうひとつ、夜になってから、せめて、速度や変位のグラフだけでも、線で描けないかと試みたところ、かんたんにできることが分かりましたので、これまで [iro] としてあったスイッチを [line] と変え、加速度の地震波形も含めて、線で描くことができるようにしました。

 全体像とスイッチ

 本日のソフトにおける全体像は図1のようになります。
 また、スイッチについては、図2のようになります。

図1 全体像(棒グラフによる描写)
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図2 スイッチ(赤い矢印が変更箇所)

 線で描く

 図1の地震波形データについて、線で描くと図3のようになります。
 図4のように、3つのチャンネルを同時に描くときも、線の描写ができます。
 ウェーブレット解析については、棒グラフで描くもののままです。

図3 NSチャンネルの地震波形(線による描写)
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図4 3チャンネルの地震波形(線による描写)
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 あとがき

 地震波形を調べて仕事をしていたころは、こちらの、線で描くものしか見なかったと思います。
 このような表現形式が、今でも使われているのは、地震波形を記録する方法が、紙にペンで描くという方法で行われていたからです。現場にもっていったプリンターのペンは、水性のサインペンのようなものでした。記録紙はもちろん白いロール紙でした。
 やがて、デジタルでデータが保存できるようになり、現場に大量の.3.5インチフロッピーディスクを持って行かねばなりませんでした。それもすぐにMOに代わりました。もう20年くらいたっています。今だと、きっと、内臓のハードディスクに保存しておき、帰ってから、外のコンピューターなどで読み込むのでしょう。
 地震波形を線で描いてみて、なつかしさを憶えましたが、これまで使ってきた棒グラフの方法に比べ、これでは情報をつかみにくいと感じました。
 低周波の振動については、線で描いたものでも理解できますが、高周波の振動については、棒グラフで描いて、とげか針のようになっている状態を見てゆかないと、そのパターンの特性がつかめないようです。
  (Written by KLOTUKI Kinohito, Oct 17, 2018)

 参照資料

[1] 気象庁の「主な地震の強震観測データ」
[2] 気象庁にある北海道胆振東部地震の観測データ
長周期地震動に関する観測情報(試行)
北海道胆振東部地震
「各観測点の加速度ファイル」 ここをクリックして acc.tar.gz を保存して解凍する

 

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