GA03 ゴブリンアートでソマチット画像を調べると…
When I research the somatide images by the goblinart.exe, …

黒月樹人(◇田中タケシ)@ 黒月解析研究所

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 ソマチットって何?

 最近、本屋さんで(トンデモ科学と言われていようが、ともかく)科学的な書物をチェツクしていたら、ソマチットが何とかかんとか、という本が目につきました。ちょっと手にして、ぱらぱらと流し読みしましたが、科学者らしき人の文章ではなかったので、さらに読む気はおこりませんでした。
 森の図書館へいったとき、本のタイトルワードとして、ソマチットを打ち込んで調べると、何冊かがリストアップされました。そのうちの1冊はすぐに借りられましたが、あとの2冊は予約することになりました。
 予約かぁ、ということは、現在読んでいる人がいる、と言うことです。どうやら、最近のトレンドのようです。
 借りて帰った1冊は「古代生命体ソマチットの謎」[1] という本でした。
 これで、ソマチットのことがしっかり分かるだろうと、帰って読んでみましたが、ソマチットのことが書いてあるのは1/3くらいで、残りは、医学知識の整理といった内容です。ちょっとしらけてしまいました。しかし、この本が書かれたのは、かなり以前のことのようで(2004年12月10日刊)、著者や編集者も、書くべき内容をじゅうぶん検討するだけの情報もなく、とりあえず出版しようということになったのでしょう。のこりの2/3に書かれている、免疫と腸内細菌などとの関係も、2004年の段階では、斬新な視点だったのかもしれません。
 数日後、森の図書館からメールがあって、予約していた本の1冊が帰って来たそうです。
 「ソマチット 地球を再生する 不死の生命体」[2] (2010年6月26日刊)
 もう1冊の予約本は、まだ帰っていませんでしたが、とりあえず、この本を借りに行くことにしました。
 この本は、最初から最後まで、ソマチットに関する内容でした。
 途中、展開されている、「二酸化炭素と温暖化」のところは、ここ最近の情報のことが分かっていないようなので、かるく読み飛ばすことにしました。これも、ホッケーステックのグラフに関わる、さまざまな内部メールの暴露という展開が起こる前のものですから、「二酸化炭素と温暖化」が強く結びついていると信じ込んでいるのは、やむをえないことかもしれません。
 ともあれ、この本にはソマチットについてのいろいろなエピソードが記されていて、この情報の「入門書」としては、満足のいくものでした。

 ソマチットとは

 [1] や [2] によれば、ソマチットというのは、人間などの動物や、植物の細胞や組織に存在している、バクテリアのような生命体に近いもののようです。
 しかし、無機的、有機的を問わず、単なる結晶の粒子とは考えられず、自分の意志のようなものがあって、血漿の中などで、自由に動き回っているように見えます。さらには、環境の変化にともなって、さまざまな形に変化することが観察されています。
 DNAのような、複雑な遺伝子を持たないということなので、ウィルスとも違うし、古細菌などの、バクテリアそのものに分類できるかどうかも、よく分かりません。
 仮説段階ということになるのでしょうが、ソマチットの起源は、DNAよりもさらに古いもののようで、生命体の中では、ずうっと古くから共生してきたとされています。
 このような仮説を積みあげて理論を展開してゆく前に、もっと基礎的な研究により、いったいこのソマチットというものが、どのような物質からなっていて、どのような形状をしているか、ということが明らかにされるべきです。
 しかし、現在の状況では、このような基礎研究がまだ不十分であるにもかかわらず、バクテリアサイズでの形態変化や、行動様式のような、応用研究のようなものが、先行しているようです。あるいは、人間の免疫や病気に関する、実用的な研究といったところへ進んでしまっています。

 従来の光学顕微鏡で見たソマチット(1)

 日本のウィキペディアの「ソマチット」 [3] の内容は、明らかに調査不足であり、しかも、偏見に満ちています。ウェブを調べてみれば、ソマチットの「証拠」となる映像は、いくつも見つかります。

図1 マルンガイとソマチット[6] より

 この画像は、日本で撮影されたもののようです。
 血液を観察しています。大きな丸いものが赤血球です。それらは血液の血漿という液体の中にあります。この血漿という液体の中に、光の当たり方によって暗く見えたり明るく見えたりするようですが、小さな粒子(矢印の先のもの)があることが分かります。

 あるいは、次の動画によれば、これらの小粒子は、血漿の中で、一様に流れているのではなく、川に浮かぶゴミが、流れの渦に巻き込まれているような動きでもなく、まるで、そのものの意志に基づいて自由に動きまわっているように見えます。

 ソマチットと赤血球。笑ったり、ヒーリングすると反応☆ [4]


図2 ソマチットと赤血球。笑ったり、ヒーリングすると反応☆ [4] より

図3 (中央やや上の)黒い影のようなものがソマチット
動画では、これらの粒子が血漿中をすいすいと泳いでいるように見える

 ソマチットの不思議さ

 ソマチットが、これまでの微生物と大きく異なるのは、信じられないくらいの高温や低温に耐えるということと、放射線の被ばくによっても死なないということです。
 さらに、周囲の環境が悪化したときに、殻のようなものを作って、その中に閉じこもるのだそうですが、それが、あまりにも強度の高いものであり、ダイアモンドを利用したカッターでも、容易にスライスできないのだそうです。
 このような性質があるので、過去の地球の海で生育していた貝類の、石灰質の貝殻の中に、何千万年も「休眠」していて、そのような貝化石を掘り出して、細かく砕き、酸で石灰質を溶かしたとき、その中から出てきて、再び活動しだす、ということです。
 このような貝化石というのは、自然科学の分類体系の中では、死んだ動物というものではなく、れっきとした岩石です。
 つまり、ソマチット岩石の中でも(死なずに)存在しているのです。
 ソマチットをどのように分類するのかということは、これまで知られている知識では、まだはっきりとしませんが、これが生きているものだとすれば、ソマチットを花粉細胞や血漿などに含む、植物や動物だけでなく、硬い組織の中にソマチットを含んでいる鉱物も生きているということになります。
 ここのところの考え方というか、認識が、これまでのものとは大きく異なってきます。

 従来の光学顕微鏡で見たソマチット(2)

 次の画像は「貝化石に塩酸」動画 [9] の、30秒あたりの画像を固定して取り込んだものです。大きな粒子に見えているものは、石灰成分がまだ溶けきっていないもののようで、小さな粒子が、ほぼソマチットだけのようです。ピントが合っていない、ぼんやりとした粒子も見られます。

図4 貝化石に塩酸030

 この図の右上あたりの領域を、ゴブリンアートのマップで16倍に拡大したものの一つ目(a)が、次の、030[16a] です。
 このような、科学的な画像を調べるときには、サイズのところの機能ではなく、マップのところにある、×2, ×4, …, ×64 などとある、2倍ずつ大きくしてゆく機能を使います。なぜかというと、自由な拡大率で使えるサイズのところのアルゴリズムでは、画像のこまかなところに、拡大による「ひずみ」のようなものが入ってしまうのにたいして、マップでのアルゴリズムでは、このような「ひずみ」が生じないようになっているからです。
 その下にある030[16a]GE(Y3)[2] は、030[16a] に対して、ゴブリンアイ(GE)の暗ゴブリンアイYを3回繰り返してから、さらに[2]倍に拡大したものです。
 もとの030画像からは、[16][2]=[32] 倍に拡大したことになります。

図5 030[16a]

図6 030[16a]GE(Y3)[2]

 このときのソマチットは暗く見えています。その周囲に、やや明るい部分があります。そして、さらに外側に、やや明るくなっている領域があります。
 ここで不思議に思えるのは、この明るい部分が、周囲をずうっと取り囲んでいるのではなく、欠けているところがあるということです。
 ただ、このことは、まだ、観察中というだけのことで、その理由を説明できる段階には至っていません。

 ソマトスコープ

 ソマチットは、もともとフランスの人であったガストン・ネサン博士が調べたのだそうですが、わけあって、(フランス語文化圏のある)カナダへ移住して、現在にいたっているそうです。[8]
 ガストン・ネサン博士は、顕微鏡などを作る工学的な技術者だそうです。
 これまでの光学顕微鏡の、分解能と倍率を、従来のものより、10倍以上すぐれたソマトスコープという装置を開発して、生物の細胞などを観察し、そこで、まるで自由意志を持つかのような粒子が存在することに気づいたということです。

 ソマチットという謎の粒子が「実在」しているのは確かです。ただ、その実態が、まだ詳しく分かっていません。このことに関して、大きな問題点があります。
 日本のウィキペディアでの「ソマチット」[3] が懐疑的なのは、「光の波長の大きさにより光学顕微鏡の分解能の限界が0.1μmである」という主張が「盾」のように使われているからです。

 この問題についての、ある種の回答のようなものが、別のところにありました。
 ベンジャミン・フルフォードという人が書いた「闇の支配者に/握り潰された/世界を救う/技術」[7] の「ウィルスも見える/高性能の光学顕微鏡」([7] p112)に、6万倍の光学顕微鏡ロイヤル・レイモンド・ライフという人によって生み出されていた、ということが取り上げられています。20世紀の初頭のころのことだそうです。
 しかし、台頭してきた電子顕微鏡のメーカーによって、いろいろと妨害され、この技術が世の中に出てこなくなったのだそうです。
 「光の波長の大きさにより光学顕微鏡の分解能の限界が0.1μmである」という「盾」は、すでに破られているわけです。
 しかし、この「盾」を打ち破る「矛」は、現在、ガストン・ネサン博士のところに、(世界で)1台しかないわけです。
 ガストン・ネサン博士が生み出して持っている光学顕微鏡は倍率3万倍だそうです。
 この装置は現存していて、それによって観察された画像(動画)も存在しています。
 ソマトスコープが、なぜ、従来の光学顕微鏡の分解能を超えるものとなっているのかというと、どうやら、次のような理由があるようです。

 従来の光学顕微鏡は可視光線だけを使っています。人間が目に見える光の範囲だけです。つまり、赤色光から、黄色や緑色を経由して、青色、紺色、紫色の光までを使うわけです。ところが、光としては、もっと周波数が高く、分解能が高くなる、紫外線というものが、広い範囲で存在しています。
 ガストン・ネサン博士は、通常の可視光の光源からの光と紫外線を生み出す光源からの光を、特殊なフィルターを通すことによって組み合わせ、さらに少し工夫して、顕微鏡の光として使っているようです。
 ガストン・ネサン博士によるYouTube 動画 [5] の中に、次のような解説シーンがありました。それによると、白熱光のランプと紫外線ランプからの2種類の光を使い、それをMonochromatic(単色)フィルターに通して、磁場をかけ(Zeeman効果)、もう一度フィルターを通して、顕微鏡下部の鏡で反射させ、透過光として用いるということのようです。

図7 2種類の光源とMonochromatic filter(単色フィルター)

図8 磁場(Zeeman効果)

図9 ソマトスコープによる光源の模式図

 Zeeman effect(ゼーマン効果)を調べてみると、「単一の波長が細かく分裂する」とあります。詳しいことはよく分かりませんが、なるほど、この現象で、より周波数の高い光が得られそうです。
 理論のことは、もう少し整理して、詰めてゆく必要があるかもしれませんが、実際の画像を調べてみれば、確かに、ソマトスコープによる画像は、従来の光学顕微鏡によるものに比べ、格段に分解能がよいということが分かります。

 ソマトスコープで見たソマチット

 次の動画は、ソマチット(あるいはソマチッド)ではなく、somatid をキーワードとして検索して見つけたものです。ここでは、タイトルごと切り取ってあります。
 Gaston Naessens - The Somatoscope [5]
 上記の、ソマトスコープの光源についての模式図も、ここにありました。
 次の画像は、その動画の7分50秒のあたりのものです。

図10 gn01

 この画像を、上記の、従来の光学顕微鏡による画像と見比べると、次のような違いがあります。

 (1) カラーではなく、単色光に見える。
 (2) 赤血球の輪郭が白く見えている。
 (3) 血漿中のソマチット粒子も白く見えている。
 (4) 赤血球やソマチット粒子の周囲に、ハローのような部分がない。

 上記のソマトスコープ模式図のところで、Monochromatic filter とあるように、自然光の周波数をすべて使っているのではなく、かなり狭い範囲のものだけを使うようにしているようです。
 赤血球の輪郭や粒子が白く見えていることと、次の画像で見えているように、粒子に影のようなものがあることから、どうやら、光を下から透過させているのではなく、上からあてて、その反射光を見ているのだと考えられます。
 このような仕組みにすることで、透過光としたときの、光の回析によるハローを生み出さないようにしたのではないでしょうか。
 次の図(gn01[8])は、上の図(gn01)の右下あたりを8倍に拡大したものです。

図11 gn01[8]

 ゴブリンアートのゴブリンアイによる解析

 上記のgn01[8] について、ゴブリンアートにあるゴブリンアイという解析システムを使って、さらに詳しく解析します。
 このソマトスコープによる画像では、まるで粒子が四角い塩の結晶であるかのように写っていますが、これは、どうやら、この顕微鏡システムにおける、ある種の、光学的なひずみのようなもののようです。
 これは、あとから生じたハローのようなもので、もともとの対象がもっていた形状に由来したものではないようです。
 このことは、次に示すゴブリンアイ解析によって明らかになりました。
 まず、gn01[8][4] は 上記の gn01[8] について、さらに [4] 倍したものです。
 gn01[8][4]GE(X4) では、gn01[8][4] について、ゴブリンアイの暗ゴブリンアイX解析を4回繰り返しています。gn01[8][4]GE(X4)[2] は、gn01[8][4]GE(X4) を [2] 倍したものです。
 そして、gn01[8][4]GE(X4)[2]GE(X4) では、gn01[8][4]GE(X4)[2] について、 ゴブリンアイの暗ゴブリンアイX解析を4回繰り返しています。
 このように、少しずつやっていますが、画像gn01に対して、この粒子を中心にして、[8][4][2] = [64] 倍して、暗ゴブリンアイX解析を8回繰り返したことになります。
 単純に64倍するだけだと、「色のカスミ」がおおってしまい、解像度はよくなりませんが、このように、ゴブリンアイ解析をほどこすことにより、「色のカスミ」を取り去って、解像度を上げたのと同じ効果が生まれます。
 ソマトスコープによる原画像の倍率が3万倍だとしたら、3×64=192万倍ということになります。

図12 gn01[8][4]

図13 gn01[8][4]GE(X4)

図14 gn01[8][4]GE(X4)[2]

図15 gn01[8][4]GE(X4)[2]GE(X4)

 ソマチットの形状

 ゴブリンアートには色の強弱を調整する解析機能があります。
 このときの解析基準としての、もとの色の強さをPower(100)とします。
 次からの図にあるPower(400)は、もとの色を4倍に強くしたということです。
 ここから、ソマトスコープによる画像は、完全な単色ではなく、かすかに色を持っていたということが分かります。おそらく、紫外線に影響された成分でしょう。
 もっと数多く調べることもできますが、gn01からgn04までの画像を固定し、そこから、観察しやすそうなソマチット粒子を一つ選んで、上記の解析を繰り返しました。

図16 gn01[8][4]GE(X4)[2]GE(X4)Power(400)

図17 gn02[8][4]_GE(Y3)[2]GE(X4) Power(400)

図18 gn03[8][4]_GE(Y4)[2]GE(X4) Power(400)

図19 gn04[8][4]_GE(Y2)[2]GE(X4) Power(400)

 これらの観察結果から、ソマチットの形状は、米粒やラグビーボールに似た、楕円体をモデルとして、先端部がややとがっており、おそらく、ある程度自由に曲げられるものと推定されます。ほんとうに曲げられるかどうかは、動画のコマを少しずつ動かして、一つのソマチットについて解析することで調べることができそうです。(今後の課題としておきます)
 ただし、まだ4例です。上記gn01[8] だけでも、10体以上のソマチットが写っています。さらに調べてゆく必要がありそうです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, August 4, 2017)

 参照資料

[1] 「古代生命体ソマチットの謎」、宗像 久男 (著), 福村 一郎 (著)、イルカBOOKS(刊) 2004年12月
[2] 「ソマチット 地球を再生する 不死の生命体」、福村 一郎 (著)、ビオ・マガジン(刊)2010-06-26
[3] ウィキペディアのソマチット
 ソマチット(ソマチッドの表記もある)とはフランス系カナダ人のガストン・ネサン(1924年 - )が「ヒトの血液中に極微小な生命体が存在する」とした仮説のこと。もしくはその生命体のことを指す。実在の証拠が皆無のため、捏造・エセ科学に分類される。
 ネサンの説 ネサンによれば、自分自身が発明した3万倍率(分解能:150A=0.015μm)の光学顕微鏡(ソマトスコープ)によりソマチットを発見したとする[注釈 1]。
 [注釈1] 光学顕微鏡の拡大倍率は1000倍-1500倍程度が限界である。これは光の波長の大きさにより光学顕微鏡の分解能の限界が0.1μmであることによる。すなわち、ネサンのソマトスコープが3万倍率(分解能:0.015μm)の機能をもつと主張することは、科学の原理ではない別の原理による機器であることを示す[独自研究?]。

[4] ソマチットと赤血球。笑ったり、ヒーリングすると反応☆
[5] ガストン・ネサン博士によるYouTube 動画
 Gaston Naessens - The Somatoscope
[6] マルンガイとソマチット
[7]「闇の支配者に/握り潰された/世界を救う/技術」、ベンジャミン・フルフォード(著)、ランダムハウス講談社(刊)2009-04-22
[8] 「ガストン・ネサンのソマチッド新生物学 完全なる治療」
クリストファー・バード(著)、上野圭一(監訳)、小谷まさ代(訳)、徳間書店(刊)1997-10-31
[9] 貝化石に塩酸

 

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