GA07 ソマチットの形状変化(2)とサイズ
The change of the somatide shape (2)and its size

黒月樹人(本名 田中 毅)@ 黒月解析研究所

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 この解析ページのねらい

 GA05 ソマチットの形状変化では、ガストン・ネサン博士によるYouTube 動画 [5] に写っているソマチットの一つ(領域Aとして追跡)について、時間をおって、その形状変化を調べました。
 このときのソマチットを領域Aソマチットとすると、今回調べるのは、領域Bソマチットから領域Eソマチットまでの4つです。

 今回の解析では、時間的に最初の画像を、次に示します。
 それらの画像をクリックすれば、時間的に連続した変化の画面に移ります。

 基本的な解析の手法は、次の3つです。
 (1) なめらか補間による [32] 倍の拡大 ([32])
 (2) 暗ゴブリンアイX解析を6回繰り返す (GE(X6))
 (3) 色加味128解析のB配色を「弱(sft)」で (Add128(B)sft)

 原画像での追跡

 まず、原画像の時間変化を示します。
 いずれも動画の7分51秒のところだったので、751a〜715fと、これらの時間変化を添え字のa〜fで示しています。一コマずつ変えられようになっていないので、スタートとストップのスイッチをすばやく押して、1秒程度の時間差で固定することにしました。

図1 原画像751a
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 領域Bソマチットの形状変化

図2 751a[32]B
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図3 751a[32]B_GE(X6)
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図4 751a[32]B_GE(X6)_Add128(B)sft
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 領域Cソマチットの形状変化

図5 751a[32]C
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図6 751a[32]C_GE(X6)
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図7 751a[32]C_GE(X6)_Add128(B)sft
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 領域Dソマチットの形状変化

図8 751a[32]D
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図9 751a[32]D_GE(X6)
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図10 751a[32]D_GE(X6)_Add128(B)sft
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 領域Eソマチットの形状変化

図11 751a[32]E
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図12 751a[32]E_GE(X6)
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図13 751a[32]E_GE(X6)_Add128(B)sft
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 考察

 領域Bのソマチット、領域Cのソマチット、領域Dのソマチット、領域Eのソマチットの4種類について、わずかな時間で変化する 751a → 751b → 751c →751d → 751e → 751f の6コマでの変化を、[32] 倍拡大、そして、暗ゴブリンアイ解析、さらに、色加味128解析(B配色でsftモード)を行って表示しました。
 単純に [32] 倍拡大しただけでは、いずれも、雲をまとったかのような、ぼんやりとしたイメージでしたが、暗ゴブリンアイ解析により、ぼんやりとした「カスミ」の部分がとれてゆき、その中に、白く光る、ソマチットの形状らしきものが現れてきました。
 このあとの色加味128解析は、細部の様子を詳しく見るため、意図的に配色したものです。本当の色ではありません。
 これらの変化の様子を観察すると、ソマチットは、ごく短い時間において、形を変えたり、2つのソマチットが1つのソマチットに合わさったりしていることか分かります。
 これらの意味については、まだよく分かりません。
 さらに多くのケースについて調べることで、これらの変化のパターンが、いくつかに分類できるかもしれません。
 さらなる情報を得るためには、何らかの実験的な操作のもとで、これらの行動パターンが、どのように変化するのかを調べる必要があると思われます。
 しかし、このような実験は、ソマトスコープのような、高い倍率の光学顕微鏡がなければ、推し進めることができないことでしょう。
 ここで、大きな壁にぶちあたってしまいます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, August 11, 2017)

 考察(2)ソマチツトのサイズ

 原画像には赤血球がリングのような形で写っています。赤血球の直径は 7 から 8 ミクロン(マイクロメートル)だそうです。このことから、平らに写っている赤血球の直系を 8 ミクロンとおくと、こときの画像の画素単位(ピクセル)で、108 でした。同じ画像で [32] 倍の領域を示す長方形の長いほうの辺の長さは 49 ピクセルなので、これは 8×49÷108 = 3.63 [ミクロン] となります。
 ここから 1.0 [ミクロン] のスケールを作って、上記の _Add128(B)sft 画像に加えました。
 ソマチットの本体を、どこからどこまでかということを正確に決めるのは、まだむつかしいことですが、上記の解析画像における、中心部で白く光っている、少しとがった形となるあたりだとみなしておくと、最大長としては、およそ 1 ミクロンくらい、小さなものでも、その 1/10 くらいまでのサイズであると分かります。
 従来、このサイズは、もっと小さいと見積もられていたようですが、これは、分解能がよくなくて、ほぼぴんぼけ状態での小粒子を観測していたことと、ひょっとすると識別誤りのため、まったく別のものを見ていた、ためと考えらます。
 ガストン・ネサンのソマトスコープでは、やはりぼんやりとした状態で、やや大きめに写っていたわけですが、ゴブリンアイで解析して、ソマチットの本体らしい姿が見えてきたものを、このように観測すると、上記のように、0.1〜1.0 ミクロンくらいのサイズとなるようです。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, August 15, 2017)

 参照資料

[5] ガストン・ネサン博士によるYouTube 動画
 Gaston Naessens - The Somatoscope

 

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