GA12 イタリアのアイラスカのUFOと宇宙人は本物か
Are “UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy” genuine?

黒月樹人(本名 田中 毅)@ 黒月解析研究所

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 イタリアのアイラスカのUFOと宇宙人

 これはエクスプローラーの記事の一つ [1] として紹介されていました。最初にコマーシャルが割り込んでくる映像ページです。
 このもとネタはトカナとかいうサイトの記事です。
 これらをたどっても、その原典が分からなかったので、キーワードとして、Italy Airasca UFO を使って調べたところ、次のYou Tube 画像へたどりつくことができました。
 UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy [2]
 You Tube 画像だと、スピードを0.25にして観察することができます。これにより、より詳しく画像内容を調べることができます。

 この動画のストーリー

 この動画のストーリーをかんたんにまとめます。
 (1) 夜空に浮かんでゆっくり飛行している、クチビル形に光るUFOが撮影されます。

図1  UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy(1)

 (2) UFOが光らなくなり、全体が暗くなりますが、よく見ると、黒いUFOが近づいていることが記録されています。

図2  UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy(2)

 (3) 突然何も映らなくなったり、クチビル形のUFOが現れたり、全体の明るさが奇妙なレベルとなって、やや小さめにUFOが現れます。

図3  UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy(3)

 (4) 闇の中で、オレンジ色になっている領域へと視野が移ってゆきます。この境界あたりに、何らかの部品のような、機械的に光るものが記録されます(107)。
 (5) しばらくオレンジ色のノイズっぽい画面が続きます。それがおわるころ、上記の機械的に光るものがまた現われます(201)。

図4  UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy(4)

 (6) 闇へと移ったかと思うと、何かがビデオカメラのレンズを覗いているように記録されます。
 (7) その何かは、カメラを地面に置いて、頭らしきものを持ち上げ、他所を見て、そこから立ち去ります。

図5  UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy(5)

 (8) 夜空が写ったままの画像が少し続きます。

 UFOと宇宙人などの解析(1)図1のUFO

図6 図1(c)のウェーブレット (4)解析 wvlt4_58[16][2]

 このUFO画像は「本物」の条件をいくつかもっています。
 次のNslash解析などでは、「本物」らしいUFOは、機体の周囲に特異的なパターンを浮かび上がらせます。

図7 図1(c)のウェーブレットNslash解析 58[16][2]_Nslash(16-64)

図8 図1(c)のウェーブレットking解析58[16][2]_King(16-64)

 King解析は、人間の手によって画像上で作られたUFOを識別するために工夫したものです。「本物」らしいUFOでは、このKing解析で、ほとんど「偽物の証拠」となる「白い帯領域」を生み出しません。

 UFOと宇宙人などの解析(2)図2のUFO

図9 図2(e)の光核解析 101[8]_LC(0-64)GE(M6)

 光核解析で見やすくしましたが、光が少ないので、はっきりとは写っていません。
 この画像の解析では、このときのUFOが本物か偽物か判定する、決定的な「証拠」のようなものは確認できませんでした。
 これだけのサイズで記録できているのですから、ビデオカメラの性能から考えると、もうすこし、情報量は多いはずです。

 UFOと宇宙人などの解析(3)図3のUFO

 このところの動画では、撮影している「世界」全体が、ノイズじみた状態になったり、まったく情報のない、灰色や白になったり、あまりに変化しすぎていますが、それらをいったい、このときのビデオは、どのようなモードで撮影していたのでしょうか。

図10 図3(i) のウェーブレット(4)のガイド解析
Wvlt4_104q[2]

 これは図3の灰色画面 (i) 104q について [2] 倍拡大したものについての、ウェーブレット(4)のガイド解析です。
 どの解析結果を見ても、ここには何の情報も記録されていないことが分かります。
 「白色画面(105)」についても、同じく、何も記録されていませんでした。
 これらの画面はビデオ機器で記録されたものではなく、意図的に(人工的に)制作された画像と考えられます。

図11 図3(k) のウェーブレット(4)解析 wvlt4_105a[2]

 このUFO画像は「本物」の条件を何ももっていません。
 光っている部分に何の変化も現れないということから、このUFO画像は地球人の手によって描かれたものと考えられます。
 これまでの「本物」らしいUFOの解析から、UFOは機体周辺の何かを激しく変化させています。おそらく磁場か何かを変化させているのだと考えられますが、それが周囲の空気に含まれている水蒸気などに影響を及ぼして、ある種の特異的なパターンを生み出していると観察されます。
 しかし、このときのUFO画像には、そのような「証拠」は存在しません。

図12 図3(k) のウェーブレットNslash 解析
105a[2]_Nslash(16-64)

図13 図3(k) のウェーブレットKing解析 
105a[2]_King(16-64)

 このときのKing解析により、このUFOが「何もない」ということを判断すべきか、それとも、「空があまりに何かで密集している」ということを論じるべきか、迷ってしまいます。
 解析前の画像は、一見すると、そっくりですが、図8と、この図13を比較すれば、UFOの描写も、夜空の描写も、まるで違っています。このようなことは、どちらも「本物」である場合には起こらないことです。

図14 図3(l) のウェーブレット(4)解析

図15 図3(l) のウェーブレットNslash解析

図16 図3(l) のウェーブレットKing解析

 これらも、意図的につくられた画像の特徴を示しています。
 図16のKing解析での、背景としての夜空が、これだけ白いということは、意図的に描かれた模様が、たくさん入り混じっているということです。

 UFOと宇宙人などの解析(4)図4の何か

図17 図4(n)の拡大 202[8]

 この物体は金属的な光沢をもっていますが、それらを輝かせている光源が、向かって左上にあるように見えています。しかし、光っているものは、向かって右にしかありません。

 UFOと宇宙人などの解析(5)図5の宇宙人

図18 図5(q)の拡大 206nc[2]

図19 図18のウェーブレット(1)解析 Wvlt1_206nc[2]

 この宇宙人は立体であるとはみなせません。

図20 図18の光核解析 LC-206nc[2]

図21 図20のウェーブレット(1)解析 Wvlt1_LC-206nc[2]

 光核解析で見やすくしましたが、この宇宙人の頭部や胴体などは、立体とはみなせません。単なる「塗り絵」と理解するしかありません。
 このあたりのビデオで不思議なのは、夜空の星が、あまりにくっきりと記録されていることです。
 このビデオのピントが遠景のままであったとしたら、こんなに近くにいた宇宙人は、もっとピンボケとなっているはずです。
 逆に、このビデオが自動的にピントを被写体に合わせる機能をもっていて、それを使って、レンズを覗いてきた宇宙人を撮影したとしたら、夜空の星はぼんやりとしてしまい、こんなにくっきりとは記録できないはずです。
 このどちらもがくっきりと記録されているというのですから、このビデオ機器は、ただものではありません。

 ウェーブレット解析(Wvlt4)の効果



図22 中庭の餌台に来たスズメ(意図的に暗くした) suzume01

図23 図22のウェーブレット(1)解析 Wvlt1-suzume01

 このように、餌台にやってきたスズメという確かな立体であるときは、それと遠景までの何もない空間との違いが明瞭に区別されます。スズメの立体的な情報が、いろいろな解析法でとらえられています。

 まとめ

 ここまでの解析により、このUFOビデオは、図1あたりに記録されている、夜空で光って飛んでいるあたりのUFOについては「本物」の可能性がありますが、図2以降の画像は、巧みにつくられた創作物だと考えられます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, September 5, 2017)

 参照資料

[1] 本物?UFO目撃直後に現れた宇宙人
[2] UFO and alien captured on camera in Airasca, Italy

 

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