GA19 色加味8解析でソマチットの姿が見えてきた
I saw the appearance of the somatid by add8 analysis

黒月樹人(本名 田中 毅)@ 黒月解析研究所

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 色加味8解析も生きてきた

 ゴブリンアートのアート(art)のところは、さいしょ、美術(art)のつもりでした。
 もともとのソフトとしての、ゴブリンクォークゴブリンライスから、医療画像解析ソフトとしてのゴブリンアイズを組みあげていたのでしたが、あまりなんでもかんでも詰め込んでしまうと目的にそぐわなくなってしまうので、医療画像を調べるのに関係がない解析ユニットをゴブリンアートとしてまとめることにしたのでした。
 このときの「目玉」は、新たなアイディアのもとで構成した百色マット百色アートです。これは、もとの画像の「濃淡値」によって色を変えてゆくのではなく、もとの画像の「色」そのものによって色を変えてゆくものでした。
 やがて、ゴブリンアートの目的として、医療画像ではなく、科学全般の画像を、もっと詳しく調べるために使うことを想定することにしてゆきました。
 そのようなわけで、ゴブリンアートのアート(art)は、「美術」ではなく技術(art)なのだと、言い換えることになりました。
 新たな「目玉」は、色加味64解析色加味128解析色加味256解析といった、色加味解析の配色数の多いものとなってゆきます。
 ここから派生したストライプ変換解析も、もっと細かく見分けることで、観察対象の真の姿が見えてくる、と思って生み出したのです。
 そうすると、ゴブリンアートとして作ってあった色加味8解析色加味12解析アート(色加味16解析のクリアー配色)マット(色加味16解析のマット配色)が「お荷物」となってしまいました。
 「美術」のためなら活躍できたのですが、「(科学)技術」としては、何の役にもたちません。
 これらの「お荷物」をどうするか。
 「美術」専用のソフトをつくることにして、そちらに移してしまうということも考えましたが、ゴブリンアイズでも、歯科用X線画像に対しては、色数が少ないほうが分かりやすいということもあったので、とりあえず、科学解析のための「色の直し」を行うことにしました。
 この「色の直し」というのは、配色のストライプ化ということです。
 こうして、直していった色加味8解析の効果をテストしていたとき、想像していなかったことが起こりました。

 ただの色加味8解析とストライプ化した色加味8解析

 次の解析に用いた対象画像は、ガストン・ネサンのビデオ [1] の一コマ(図1)から取り出した、血液の血漿にあるソマチット(図2)です。

図1 ガストン・ネサンのビデオ [1] の一コマ(画像751a)

図2 画像751aのE領域(画像E)

 この画像Eについて、通常の色加味8解析(4A配色)を行ったものが、次の図3です。
 これに対して、部分的にストライプ化した色加味8解析(4A配色)を行ったものが、その下の図4です。はじめは、全体をストライプ化したのでしたが、このような現象に気づいて、必要と思われるところだけにストライプゾーンを入れたわけです。

図3 画像Eの(ただの)色加味8解析(4A配色)
code=751a[32]e_Add8(4A)V499

図4 画像Eの(部分的にストライプ化した)色加味8解析(4A配色)
code=751a[32]e_Add8(4A)V501

 この図4のような解析結果を見出すまでは、ひたすら、次の図5のような、濃淡値の分割数を引き上げて、明るい部分から暗い部分まで、細かなストライプゾーンを組み込んでいったわけです。
 ところが、上記の図4の現れ方は、図5とは、また違ったものとなっています。

図5 画像Eの色加味128解析(V配色)
code=751a[32]e_Add128(V)

 (部分ストライプ化した)色加味解析でソマチットを見ると

 このような部分ストライプ化は、分割数の多い配色の色加味解析より、少ない配色の色加味解析のほうが、効果的に現われるということが分かってきました。
 ただし、解析対象の色の濃さがいろいろなので、いつも同じ解析法でうまくいくとはかぎりません。
 そこで、比較的色数の少ない、色加味8解析、色加味12解析、色加味16解析(アート解析)についての配色において、いろいろなタイプの部分ストライプ化を組み込んでおき、それらを見比べることにより、適度なものを選び出すことにしました。
 次に、それらの色加味解析で見たソマチットを示します。

図6 I領域 code=751a[32]i

図7 I領域についての色加味8解析(2A配色)code=751a[32]i_Add8(2A)

図8 F領域 code=751a[32]f

図9 F領域の色加味12解析(1C配色)code=751a[32]f_Add12(1C)

図10 J領域 code=751a[32]j

図11 J領域の色加味16解析 code=751a[32]j_Add16(2A)

 (Written by KLOTSUKI Kinohito, October 4, 2017)

 参照資料

[1] ガストン・ネサン博士によるYouTube 動画
   Gaston Naessens - The Somatoscope

 

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