GA24 マイルドフルーツ解析(マニュアル)
Mild Fruit Analysis(Manual)

黒月解析研究所 & 西尾美術研究所

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 マイルドフルーツ解析

 もともとフルーツ解析は、宇宙探査での仮想カラー画像など、かなり特殊なカラー画像について生まれたものなので、かなり特殊な設定となっていました。
 ここで使っている対象画像は、市販されているキムチの汁を観察して見いだされた微生物のひとつです。横から光を当てて見る暗視野顕微鏡というモードもありますが、下から光を当てて見る、通常の光学顕微鏡(生物顕微鏡とも呼ばれる)では、全体的に明るいものとなります。また、その色も、自然な光によって色づけられたものです。
 このような微生物を強い光のもとで見ようとするとき、これまでのフルーツ解析では、色を変えすぎてしまうこととなり、違和感が生じるものとなります。
 そこで、これまでのフルーツ解析とは独立に、より自然な色合いで、微妙にコントラストなどが変わる、マイルドフルーツ解析というシステムを組み上げることにしました。
 次の図1は、そのマイルドフルーツ解析のガイドページへのスイッチです。

図1 マイルドフルーツ解析のガイドページへのスイッチ
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 マイルドフルーツ解析のガイドページ

 マイルドフルーツ解析の「種類」は、通常のフルーツ解析のどれとも対応しません。
 あえて名づけるとしたら、カキ(柿, Kaki)解析がよいかもしれません。
 アルゴリズムとしては、できるだけシンプルなものとしました。
 このこととは別に、このマイルドフルーツ解析では、プリズム解析のアルゴリズムを組み込むことにしました。このためのスイッチが、図2の「収差」です。
 図2の「効果」で [sharp] と [dull] の違いがありますが、これは本解析での「効果」と対応しています。「効果」の [104] から [144] が [sharp] と、[96] から [56] が [dull] と、それぞれ対応します。

図2 マイルドフルーツ解析ガイドページのスイッチ

 次の図3から図7に、マイルドフルーツ解析のいくつかのガイドページを示します。
 左上の一つは常に原画像です。他のサンプル画像の内容説明は略しています。これらのサンプル画像をクリックすると、これに対応する条件のもとで、本解析へ進みます。

図3 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差4効果sharp)
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図4 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差3効果sharp)
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図5 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差2効果sharp)
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図6 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差1効果sharp)
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図7 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差1効果dull)
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 マイルドフルーツ解析のガイドページ(付録のストライプ解析)

 マイルドフルーツ解析のガイドページには、これらの微妙な変化を見やすくするために、付録としてストライプ解析が加わるようにしてあります。
 別のところにあるストライプ解析で何かを設定しているときも、ここで表現されます。不必要なときは [none] を指定して解除してください。

図8 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差4効果sharp)carbon(step8)
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図9 マイルドフルーツ解析のガイドページ(収差1効果sharp)carbon(step8)
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 マイルドフルーツ解析(本解析)

 マイルドフルーツ解析のガイドページで、サンプル画像をクリックすると、マイルドフルーツ解析の本解析ページへ進みます。

図10 マイルドフルーツ解析(本解析)のスイッチ

 「収差」は、プリズム解析の違いを選ぶものです。4から1へ向かうにつれて、色収差がなくなってゆきます。
 「効果」は、フルーツ解析の違いを選ぶものです。104から144へ向かうにつれて、色の強さが高まり、コントラストが大きくなります。96から56では、その逆に、色の強さが弱まり、コントラストが小さくなります。

図11 マイルドフルーツ解析の本解析(収差4効果144)
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図12 マイルドフルーツ解析の本解析(収差1効果124)
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図13 マイルドフルーツ解析の本解析(収差1効果80)
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 マイルドフルーツ解析では、上記の図12や図13のように、もともと大きな色収差を持っている原画像(図11)に対して、その色収差を小さくしてから、色の強さやコントラストを調整します。
 このような微妙な変化を直感的に判断するのは難しいので、このあと、マイルドフルーツ解析の違いについて、画紋解析で調べました。

図14 画紋解析での比較1 ( org, 4-144, 1-124 )
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 いちばん上のPが原画像(org)です。
 中段がマイルドフルーツ解析の収差4で効果144(o-4-144)ですが、画紋グラフをみると、色のプロットが少し広がっています。
 下段がマイルドフルーツ解析の収差1で効果124(o-1-124)です。画紋グラフでは、色のプロットが、かなり対角線に近くなっています。

図15 画紋解析での比較2 ( 1-96, 1-80, 1-56 )
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 ここで調べている3つの解析図は、マイルドフルーツ解析のガイドページで [dull] と分類されているものです。
 96から56へ向かうにつれて、色の強さについての違いはあまり目立ちませんが、画紋グラフでの色のプロットから、明暗での広がりが小さくなることが分かります。コントラストが鈍く(dull)なるわけです。

図16 画紋解析での比較3 ( 1-104, 1-124, 1-144 )
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 ここで調べている3つの解析図は、マイルドフルーツ解析のガイドページで [sharp] と分類されているものです。
 104から144に向かうにつれて、画紋グラフから分かるように、色のプロットが対角線に対し広がり(色が強くなり)、対角線の軸に沿って長く分布し(コントラストが大きくなり)ます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, November 10, 2017)

 

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