GA33 血液の中でソマチットを探す(1)
To seek the somatid in the blood (1)

黒月解析研究所 & 西尾美術研究所

ゴブリンアートブランチページへ戻る

 はじめに

 血液を小指の背について傷から絞り出し、光学顕微鏡とゴブリンアートで観察しています。このとき撮影した画像の7枚目が、次の図1です。対物レンズx40として1000万画素のデジタルカメラで撮影したものです。原画像はとても大きいので、ここでは約0.2倍に縮小しています。
 茶色く写っている赤血球がたくさんあり、それらにまぎれて、明るいうす緑色の球体が見られます。これらは白血球のようです。
 赤血球や白血球が集まっているので、その間に血漿が広がっています。透明に見える、その液体部分に、小さな粒子が、ところどころに見えます。
 これらについて、少しずつ調べてゆこうと思います。

図1 画像7(対物レンズx40として1000万画素のデジタルカメラで撮影)

 白い小粒子(1)

 図1は大きすぎて、ゴブリンアートに取り込んで自由に見ることができないので、ウィンドウズOSに付属しているペイント(ソフト)で適度なサイズに切り出したA(1枚目)を用意しました。次の図2の画像7Aです。ここではおよそ0.4倍に縮小しています。

図2 画像7A

 原画像の0.4倍ですが、赤血球と白血球だけでなく、血漿中の白い小粒子が、いくつか見えています。
 今回は、中央やや上にハンバーガーのように重なっている赤血球と、くっついて「陸」のようになっている赤血球群の間に、ぽつりと浮かんでいる白い粒子を取り上げます。

図3 ハンバーガー状の赤血球と「陸」の間にある小粒子
code=7A[4]B(この画像の横幅は33ミクロン)

 図3の白い小粒子をねらって [4] 倍に拡大し([4]A)、色収差を抑えるためプリズム14解析(p14)のあと、光核解析(LC(112-208))を行ったものが、次の図4です。

図4 小粒子の [4] 倍拡大について、プリズム14解析と光核(112-208)解析
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)
(画像の横幅は8ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

図5 (図4の)光核(96-192)解析と、色の強さ2倍
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)_LC(96-192)_Power(200)
(画像の横幅は8ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

図6 (図5の)[2] 倍
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)LC(96-192)Power(200)[2]
(画像の横幅は4ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

 この小粒子は、米粒のような形を保っています。血小板は、もうすこし角ばった形のようです。
 リアルな画像として解析してゆけるのは、このあたりまでかもしれません。さらにマイルド光核解析を重ねてゆくと、明るい部分が残ってゆきますが、デジタル情報の要素が浮き上がって来て、リアルさから遠ざかってしまいます。
 このあとの図7から図9では、この図6をベースとして、ストライプ変換や色加味解析という、特殊な解析を行います。意図的に色を変えて、微妙な濃淡値の違いを見やすくするものです。

図7 (図6の)ストライプcarbon(step4)解析
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)LC(96-192)Power(200)[2]_carbon(4)
(画像の横幅は4ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

図8 (図6の)色加味256解析(配色A) 
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)LC(96-192)Power(200)[2]_Add256(A)
(画像の横幅は4ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

図9 (図6の)色加味64解析(配色G) 
code=7A[4]B[4]Ap14_LC(112-208)LC(96-192)Power(200)[2]_Add64(G)
(画像の横幅は4ミクロン)(画像をクリック → 拡大解析原画像へ)

 これらの特殊な解析によって、図6としてとらえられたものが、なめらかな曲面でとりかこまれつつ、中央あたりに、小さなウイルスのようなパターンをもつ何かを忍ばせているというように見えてきます。
 図9の、中央あたりに見えている、赤土色の領域でつながった、3つか4つの小片が、はたしてソマチットの正体なのでしょうか。
 まだ、よく分かりません。
 ほかのケースについても調べてゆく必要があります。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, November 27, 2017)

 

ゴブリンアートブランチページへ戻る