GA44 ゴブリンアート(スコープ)の画紋解析
Gamon Analysis in Goblinart(Scope)

黒月解析研究所 & 西尾美術研究所

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 はじめに

 ゴブリンアイズから、いくつかの解析を引き継ぎ、新たに「百色マット」や「百色アート」という、美術的な画像変換を生み出したこともあって、「ゴブリンアート」というソフトを芽生えさせました。やがて、このソフトのねらいを、単なる絵画ではなく、科学的な画像に向けてゆくこととなり、「美術」の意味であった「アート(art)」が、「技術」の意味としての「アート(art)」に変わってゆきました。さらに、一般的な科学画像全般ではなく、光学顕微鏡(microscope)で観察できる、プランクトンやバクテリアのような、微生物について、くわしく調べるというねらいへと変化してゆき、そのための解析法が発展してきました。
 このようになると、「ゴブリンアート」として組み上げてきた、数多くの解析法が、あまりに多くなって、微生物を観察しているときには、ほとんど使わないものがあるということになってきました。そこで、このたび、これまでの「ゴブリンアート」の解析法を整理し、光学顕微鏡(microscope)で微生物を観察するときに役立つものを集めて、「ゴブリンアート(スコープ)」とすることにしました。(参照資料[1])

 画紋解析へ進むところ

 次の図1はゴブリンアート(スコープ)のトップページです。
 説明のため加えた赤い枠のところに、「画紋解析」へ進むスイッチとスイッチ領域があります。
 原則として、上の細い行のスイッチは「本解析」、下の広いところのスイッチ領域は「ガイドページ」となっていますが、この画紋解析ではガイドページがありませんので、スイッチ領域も、「本解析」へと進むものとなっています。

図1 ゴブリンアート(スコープ)のトップページの「画紋」スイッチ
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 単画像モードの画紋解析

 ゴブリンアートの画紋解析では、単画像モードと複画像モードとに分かれています。
 このとき、取り扱う画像は、それぞれ独立したものとなります。
 単画像モードでは、トップページで呼び出してある画像について解析しますが、複画像モードでは、あらためて別の画像を呼び出します。

図2 単画像モードでのスイッチ

 図2では単画像モードが指定されています。このとき呼び出される画像はG.bmpとして保存されます。
 4)色の強さは、図3の画紋グラフにおける、各プロット点の色の強さを変えるものです。この画紋グラフでは、同じ座標に対応する画素数が多いほど、色が強くなるようにしてあります。[MIX] となっているとき、赤色、緑色、青色のデータが、一つの画紋グラフ上にプロットされます。
 5)色値分布は、図3の各色値(灰色は濃淡値)分布重(RGB)色値分布のグラフにおける高さの比率を変えるものです。
 いちばん右に解析対象画像(の縮小版)を表示してあります。この画像の下に、呼び出した画像の名称を表示しています。G<>11A[4]A[4]A.bmp の11A[4]A[4]A.bmpが、このときの画像名です。

図3 単画像モードの [MIX] における画紋解析
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 図4は単画像モードの [PART] における画紋解析です。
 このとき、図3の画紋グラフにおける、青色、緑色、赤色の、それぞれのプロットを別々に表示します。

図4 単画像モードの [PART] における画紋解析
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 複画像モードの画紋解析

 1) 単/複で [2] か [3] を選択すると、複画像モードになります。
 [3] は、トップページの[2] DisplayL) 960×1600が選択されているときだけ選択することができます。
 複画像モードが [2] か [3] かによって、画像呼出のスイッチの数が変わります。
 ここに表示してあるように、これらはG.bmp とは別の名前で保存されます。
 5)色値分布の高さは、P.bmp についての高さが基準となって、Q.bmp とR.bmp のグラフも、同じ高さとなります。このため、グラフの横の分布いかんにより、この高さより上に伸びることがあります。このようなときのために、[0.25] や [0.5] の値が用意してあります。

図5 複画像モードでのスイッチ

 図6は複画像モードの [3] による酵母菌の画紋解析 [MIX]です。
 図7は同、酵母菌の画紋解析 [PART]です。
 このときのP画像(P.bmp)、Q画像(Q.bmp)、R画像(R.bmp)の内容は、次のようになっています。(◇は文章における同値記号です)

 P画像 ◇ 原画像 code=11A[4]A[4]A
     ◇ 画像11のカットAの、[4] 倍のAでの、[4] 倍のA
     ◇ おそらく酵母菌の一種と思われます(この画像の横幅は8ミクロン)
 Q画像 ◇ P画像のゴブリンアイ(X4)解析 code=11A[4]A[4]A_GE(X4)
 R画像 ◇ Q画像のクッキング・サラダ解析(deep 0)
       code=11A[4]A[4]A_GE(X4)_sld(deep0)

図6 酵母菌の画紋解析 [MIX]
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図7 酵母菌の画紋解析 [PART]
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 画紋グラフにおいて、完全な白黒画像のときは、左下から右上への対角線上にプロットがあつまります。左下が黒で、右上が白となります。
 P画像に比べて、Q画像では、画紋グラフの全体へとプロットパターンが広がっています。ゴブリンアイの特徴が、このようなところに現れています。
 Q画像からR画像へ変化すると、画紋グラフのプロットパターンが対角線に近づいて分布しています。クッキング解析では、色の収差を抑える効果を組み込んでいるので、このような現われ方をします。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, December 27, 2017)

 参照資料

[1] 図Aは「これまでのゴブリンアートのトップページ」で、図Bが「ゴブリンアート(スコープ)のトップページ」です。
 「これまでのゴブリンアート」から「ゴブリンアート(スコープ)」に変わるときに、トップページのスイッチから無くなったのは、「光核(MIX)」「コンター」「色焦点」「色変換(G)」「色加味12(G)」「色加味256(G)」「百色マット(G)」「百色アート(G)」です。これらの中で「(G)」とあるのは「ガイドページ」ということですが、これに対応する「本解析」のページも無くなっています。ただし、「光核(MIX)」はストップページのスイッチとして無くなりましたが、「光核の本解析」のところにスイッチが残っています。「コンター」の機能は、少し表現の仕方が変わっていますが、色加味解析やストライプ解析、それらのゴースト解析として残っています。

図A これまでのゴブリンアートのトップページ

図B ゴブリンアート(スコープ)のトップページ

 

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