GA55 もっと多くのソマチットの姿を見ると
When we saw the shapes of other somatids

黒月樹人(◇田中タケシ)黒月解析研究所

ゴブリンアートブランチ2ページへ戻る

 はじめに

 GA54 新しいゴブリンアートでソマチットの姿がくっきりと見えたでは、血液の中で独立していた、赤く色づいた粒子について解析しました。その赤い粒子の大部分は、単純なグラデーションをもつ、丸く盛り上がっていることを思い起こさせるものですが、その中央部に、それまでのグラデーションのパターンを無視した、ユニークなパターンがありました。
 もともと、この赤い粒子は、静止画像として固定する前、ビデオ画像モードでは、自由に動いていたので、これがソマチットと呼ばれているものであると考えられます。
 すると、山頂に開けた神社の建物のような、その周囲と異なるユニークなパターンは、ソマチットの姿と呼ぶのが良いかと思われます。
 次の図1は、千八百色マット解析で浮かび上がらせたソマチット(a)の姿です。ここで使っている(a)は、この解析ページでの識別記号であり、一般的なものではありません。

図1 ソマチット(a)の姿 1A[32]B[2]_18HC_7O_Po

 ソマチット(b)の姿

 まるで「虫」のような姿のソマチット(a)に対して、他の画像などに現れているソマチットが、同じように「虫」のような姿なのかどうか。このことを調べたいと思います。
 図1の解析の原画像は「2018-03-18 対物×40で見た血液画像の1A」なので、異なる日に撮影した血液の画像について調べます。
 次の図2は「2017-12-12の12h30mに撮影した2枚目の画像から切り取った2A」です。

図2 2017-12-12の12h30mに撮影した2枚目の画像から切り取った2A

 この画像2Aの右上のあたり(赤い枠)に、赤黒い点があります。ソマチットと考えられます。その部分を[32]倍に拡大したのが、次の図3です。

図3 画像2Aの[32]倍拡大 code=2A[32]a(画像P)

 この図3を説明のため、かんたんに画像Pとします。
 図4は「画像Pの1800色マット解析」です。百色系マット解析では、色の収差の影響により、部分的に雲のようなパターンが現れます。
 図5は「画像Pのフリーゾーン256解析」です。フリーゾーン256解析というのは、色加味256解析をベースとして、かすかにストライプを入れるゾーン(濃淡値の範囲)を自由に(フリー)指定できるようにしたものです。

図4 画像Pの1800色マット解析 code=2A[32]a_18HC_5R

図5 画像Pのフリーゾーン256解析 code=2A[32]a_FZ_A(64-74)wk

 ソマチット(c)の姿

 図6は画像2から切り取ったBの2Bです。
 ここには遊離ソマチットあるいはフリーソマチットと呼べるような、図3のような赤い粒子は見当たりませんが、赤い粒が集まっているところがいくつかあります。そのグループの一つを赤い枠で指定し、拡大したものが図7です。

図6 2017-12-12の12h30mに撮影した2枚目の画像から切り取った2B

図7 2B画像の[8]倍拡大 code=2B[8]a

 この図7の中で、もっとも赤みが強い粒子を指定して拡大したものが、次の図8です。
 これを画像Qとします。
 この後の図9は「画像Qの1800色マット解析」です。図8の赤色の明暗によるパターンを裏切って、やや広い領域を確保して、ある種のパターンが浮き上がっています。
 図10は「画像Qのフリーゾーン256解析」です。

図8 2B[8]aの[8]倍拡大a  code=2B[8]a[8]a(画像Q)

図9 画像Qの1800色マット解析 code=2B[8]a[8]a_18HC_4P

図10 画像Qのフリーゾーン256解析 code= 2B[8]a[8]a_FZ_B(32-34)wk

 考察

 今回解析した2つのソマチットを加え、これまでに調べたソマチットの姿を図11としてまとめます。

図11 ソマチット(a), ソマチット(b), ソマチット(c)の姿

 さて、こうして3つのケースを並べて見て、何が分かるかというと、ソマチットの姿は色々な形をしています。
 共通点として考えられるのは、(1)周囲のグラデーションパターンとは無関係なパターンとなっていること、(2)比較的大きな領域を占めていること、これくらいしか思い浮かびません。
 これらの配色は後から加えたものです。情報としては、形のパターンを読みとるしかありません。もともとの色は赤ということになりますが、これは、光学顕微鏡による映像なので、赤い色以外は下からやってこないことによるものと考えられます。
 (Written by KLOTSUKI Kinohito, Jan 26, 2019)

 

ゴブリンアートブランチ2ページへ戻る