GA59 血液の中で見つかるソマチット(1)
Somatid seen in blood (1)

黒月樹人(◇田中タケシ)黒月解析研究所

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 はじめに

 血液の中でソマチットを見つけるのには、いくつかの問題をクリアーしなればなりません。
 一つ目の問題は、血液のいろいろな成分粒子に対して、ソマチットがあまりにも小さいということです。
 光学顕微鏡の接眼レンズを×10とし、対物レンズを×40として、×400としたとき、目視で観察したとしても、ソマチットはほとんど確認できません。
 対物レンズを×100として×1000のときは、視野が狭くなるということと、光量の調節がむつかしく、解像度が悪くなって、ソマチットを探すのは、至難のわざとなります。
 ×400と×1000の中間くらいの、対物レンズ×60か、接眼レンズ×15もしくは×20くらいがあれば、もうすこし可能性は広がりそうです。
 もう一つの問題として、熱などのエネルギーの問題があります。
 ソマチットが血漿中で自由に動き回るというのは、エネルギーの観点につて何らかの条件が整ったときに生じる現象なのかもしれません。
 たとえば、ガストン・ネサンが制作して使っているソマトスコープは、可視光線より周波数の高い紫外線を利用しています。このとき、プレパラートに当てられている紫外線は、可視光線より高いエネルギーを有しています。
 あるいは、気温などによる温度の違いがあるかもしれません。
 冬に観察すると、血漿中を動き回るソマチットが見つからないだけでなく、本来自由に動き回るはずの、白血球の各種(顆粒球やリンパ球など、マクロファージはめったに見つからない)も、ほぼ静止しています。
 このような理由で、動き回る自由ソマチットを見つけるのは難しいのですが、×400で撮影した画像をビットマップ形式で保存し(光学顕微鏡に対応したデジタルカメラではこの形式)、コンピューターのペイントソフトで適度な大きさに分割してから、ゴブリンアートで観察すると、ソマチットらしい、赤みを帯びた小粒子が見つかります。肉眼で探していたときには分からなかったものです。
 今回は、2019年3月1日に、右手小指の腹に、炎で消毒した針を刺して(自分でやると、やはり、痛みを感じて、ちゅうちょしてしまうけれど)絞り出した、わずかな血液について撮影した画像について調べたものを示します。

 解析対象

 次の図1は、2019年3月1日に撮影した13枚の画像のうちのコードナンバー1から切り取った画像1Aです。この原画像1Aのサイズは1579×937ピクセルですが、これはその0.407倍に縮小したものです。

図1 画像1A(この原画像のサイズは1579×937ピクセル、これはその0.407倍)
画像中の赤い枠は [2]倍拡大のための領域

図2 画像1A[2](1Aの中で指定した[2]倍領域の拡大)
画像中の赤い枠は [8]倍拡大のための領域(図3の上左に対応)

 解析対象と解析結果

 図2に描いた赤い枠の中に、赤みを帯びた小粒子があります。その周囲は赤血球や白血球が集まったもののようです。
 図2の中の赤い枠は、[2]倍拡大画像の中での[8]倍拡大領域なので、初めの1A画像からは[16]倍となります。×400で撮影した画像における[16]倍拡大領域の、長辺(長方形の横)の長さは、ほぼ8マイクロメートル(ミクロン)となっています。
 図2の中の赤い枠を拡大したものが、次の図3の上左の画像です。ここに表示するため、かなり縮小していますが、横の長さが8ミクロンとして見てください。
 図3の上右の画像は、上左にある赤い小粒子を中心として[4]倍に拡大したものです。1Aを基準とすれば[64]倍となり、長辺の長さは2ミクロンです。
 そして、この左上の画像を解析対象として、ゴブリンアートのフリーゾーン64解析で調べたものが、下の大きな画像です。色加味64解析やストライプ解析で画像のすべてを調べると、この周りに、細かな間隔でのグラデーションパターンが見られますが、ここでは、それらを無視して、中心部分の複雑でユニークなパターンのところだけ、意図的に色を変えて表しています。

図3 (上左)1A[16]a, (上右)1A[16]a[4]=1A[64]a
(下)1A[16]a[4]_FZ64_4A

 このあと、図3と同じ対応で、bからkまでの、1Aにある小粒子について調べました。
 煩雑になるので、1Aのどこにある粒子かということは指定していませんが、探せば見つかります。

図4 (上左)1A[16]b, (上右)1A[16]b[4]=1A[64]b
(下)1A[16]b[4]_FZ64_4A

図5 (上左)1A[16]c, (上右)1A[16]c[4]=1A[64]c
(下)1A[16]c[4]_FZ64_4C

図6 (上左)1A[16]d, (上右)1A[16]d[4]=1A[64]d
(下)1A[16]d[4]_FZ64_4C

図7 (上左)1A[16]e, (上右)1A[16]e[4]=1A[64]e
(下)1A[16]e[4]_FZ64_4C

図8 (上左)1A[16]f, (上右)1A[16]f[4]=1A[64]f
(下)1A[16]f[4]_FZ64_4C

図9 (上左)1A[16]g, (上右)1A[16]g[4]=1A[64]g
(下)1A[16]g[4]_FZ64_4C

図10 (上左)1A[16]h, (上右)1A[16]h[4]=1A[64]
(下)1A[16]h[4]_FZ64_4C

 次の図11に現れたソマチットノパターンは、こまでのものと少し違っています。
 まるで、茎でつながっている、2つのショウガのようなパターンです。これらは、はたして、2体のソマチットなのでしょうか。

図11 (上左)1A[16]i, (上右)1A[16]i[4]=1A[64]i
(下)1A[16]i[4]_FZ64_4C

図12 (上左)1A[16]j, (上右)1A[16]j[4]=1A[64]j
(下)1A[16]j[4]_FZ64_4C

 次の図13の(上左)1A[16]kの画像には、5つほどの赤い小粒子が写っています。これらの中から、赤い枠で指定したものを k と名づけることとし、これについて解析します。

図13 (上左)1A[16]k, (上右)1A[16]k[4]=1A[64]k
(下)1A[16]k[4]_FZ64_4C

(Written by KLOTSUKI Kinohito, March 2, 2019)

 

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