科学的リモート・ビューイング(SRV)熟練者は 現代の神秘主義者
Scientific Remote Viewing (SRV) Expert as Modern Mystic

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

PDF 科学的リモート・ビューイング(SRV)熟練者は 現代の神秘主義者

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 「コズミック・ヴォエージ」

 「コズミック・ヴォエージ」というタイトルの本 [1] を読んだ。この「ヴォエージ」という言葉は聞きなれないものであったので、「宇宙の何だろうか」と思ったが、スペリングを見て分かった。Cosmic Voyage なのだから、直訳すれば、「宇宙の旅」ということになる。しかし、エンタープライズ号で有名なスタートレック(Star Trek, 星の旅)にも似た名前だが、この本の中には、宇宙船らしきものは現れない。旅をするのは、肉体をもった何かではなく、「科学的リモート・ビューイング(SRV)熟練者」の「意識」なのである。「リモート・ビューイング」の直訳は「遠隔透視」である。
 ときどき報告される「幽体離脱」そのものではないようだが、その現象によく似て、飛んで行った「意識体」が、そこに存在しているものによって認識されているらしいということも語られることがある。「幽体」も「意識体」も、あまり変わらないのかもしない。ただし、「意識体」が旅をしているとき、肉体は人形のようになっているかというと、そうではないようで、飛ばした「意識体」によって「見る」内容を、報告したり、図として描いたりできるのだそうだ。つまり、肉体をコントロールする「意識」と、飛んでゆく「意識体」とを、同時に感じることができるらしい。
 「コズミック・ヴォエージ」の著者である、コートニー・ブラウンが、この「科学的リモート・ビューイング(SRV)熟練者」の一人なのである。科学的リモート・ビューイングというものが、アメリカでは実用化されている。このようなことの、特殊な能力を開発するプログラムというものが、すでに確立されており、コートニー・ブラウンは、このプロセスに取り組みつつ改良を重ね、自らも熟練者の域に達したという。
 そして、まとめられた「コズミック・ヴォエージ」という本の中には、まるで、19世紀から20世紀にかけて活躍した、ルドルフ・シュタイナーやダイアン・フォーチュンなどの、神秘主義者たちが語っていたことと、ほぼ同レベルの内容に加え、そのころには気がまわらなかった、肉体のままでは、まだまだ行くことが難しい、宇宙の果てにある、さまざまな様子や、近くの宇宙である、月や火星のこと、あるいは、アメリカでは有名な宇宙人である、グレイたちのことなどが調べられてゆく。まるでSF映画にあるシチュエイションのような、「銀河系連邦」の様子や、「火星文明」のことなども語られる。
 「意識体」が飛んでゆくのは、この今のときのどこかだけでなく、ある種の時間旅行もできるということらしく、過去に起こったことの調査も行われる。不思議だが、説得力のある情報が、次々に語られてゆく。

 「地球の低次の生命体」

 「コズミック・ヴォエージ」の第32章は「地球の低次の生命体」となっている。
 科学的リモート・ビューイングの方法には、いろいろなスタイルがあるが、科学的な手順を加えるため、一人で行うのではなく、「モニター」と呼ばれる監督者のもとで行われることが多い。このとき、いったい何について調べるのかということ(目的, ターゲット)は、モニターが記録しておくが、その内容をリモート・ビューアー(遠隔透視者)には教えないでおく。それでも、遠隔透視者の「意識体」は、それが分かっているらしく、目的のところへと飛んでゆき、見えるものを、肉体の意識へと報告するのだそうだ。
 第32章での物語でも、目的の内容は隠されたまま、コートニー・ブラウンの報告が続けられてゆく。
 「このようなサブスペース動物はどこにでもいる。彼らは魚の霊のようだ。(中略)物質的環境が破壊されたとき、物質、サブスペース両界の生命体も苦しめられた。回復したとき、両者はふたたび繁栄する。(後略)」
 このような報告が続き、モニターが「了解、終わりにしよう。コートニー、このターゲットは ”エレメンタルズ” だった」と明かす。モニターは、やはりSRVの熟練者の一人で、この「エレメンタルズ」の観察を続けてきたらしい。
 「エレメンタルズ」のElementals は「精霊」とも訳される。
 私(黒月樹人)は、ここのところの調査がとても気になる。SRV熟練者のコートニー・ブラウンは、物質界と並ぶサブスペース界へと「意識体」を飛ばし、そこに存在しているものについて何度も語っている。その多くは「人間」もしくは「ヒューマノイド」であるが、この第32章では、もっと「低次」もしくは「動物的な精霊」について述べているわけである。「魚の霊のようだ」というのが、物質界の「魚」のことを言っているのか、そのようにもとれる、何らかの未知の生命体(の霊)のことなのか。
 私(黒月樹人)が調べている「空気の精(Air Elemental)」も、感じ方によっては、「魚の霊のようだ」と言えなくもない。この「空気の精(Air Elemental)」は、物質界で撮影した画像の中で観測することができる。しかし、これらが空気中を飛びまわっているらしいが、重さをもつ物質の一種とすれば、その飛行メカニズムがよく分からない。ひょっとすると、物質界には属していないのだが、それも含めて、現代科学の技術に基づく画像に記録されているのではないかと考えてしまう。
 はてさて、それらの「低次の生命体」と、私が観測している「空気の精(Air Elemental)」とは、仲間なのだろうか。それとも、まったく無関係なものなのだろうか。
(Written by Kinohito KULOTSUKI, Dec 26, 2011)

 参照資料

[1] コズミック・ヴォエージ SRV:科学的遠隔透視による宇宙 [謎の大探査] 、コートニー・ブラウン(著)、ケイ・ミズモリ(訳)、徳間書店(刊)1997

 

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