月食の空に現れた空気の精シルフ(2)
(Oc3)Air Elemental Sylph in Moon Eclipse Sky (2)

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

PDF 月食の空に現れた空気の精シルフ(2)

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 4体のシルフ

 「(Oc2)月食の空に現れた空気の精シルフ」では、「暗い空気の精(シルフ)」と「明るい空気の精(シルフ)」とを、それぞれ2体ずつ取り上げて、詳しく調べた。いずれも楕円状の境界をもって独立しているもののように見えた。内部構造については、まだ、はっきりとは断定できないが、卵の「殻」や「黄身」のような、ある種の違いをもつものであるかもしれない [1]。
 「(Oc2)月食の空に現れた空気の精シルフ」の参照資料に添えたA-1画像をウェブページでクリックして、その拡大原画像を見てほしい(図1でもよい)。これは、何の加工も行っていないものである。月の明るい光が及ぶ領域に、多くの「暗い空気の精」が現れており、月の光が影響していない背景領域には、かすかなものながら、明るい空気の精」と見なされる斑点が、数え切れないほど多く潜んでいる。これらの数の中から、たった4例について調べただけである。これで、いったい、何が分かったと言えるのだろうか。
 もう一度基本に戻って、とにかく、観測できるものを、隅から隅まで調べてみようと思う。

 A-1画像を9分割する

 図1は「参照資料に添えたA-1画像(シルフが現れた月食の空)」であるが、このサイズは横2848×縦2136[ドット]と、画像解析ソフト(ゴブリンクォーク2)で取り扱うには、あまりに大きい。そこで、図2のように9分割することにした。それぞれの分割画像は、およそ横1040 (〜1050)×700 の大きさになった。通常のディスプレイになんとか収まるサイズとなった。これなら画像解析ソフト(ゴブリンクォーク2)で処理することができる。
 このあと、この9分割画像について調べてゆく。


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 9分割画像の明ゴブリンアイ処理

 次の図3は、図2の各9分割画像をゴブリンクォーク2に取り込んで、「明ゴブリンアイ処理」を施したもの。原解析画像の22%サイズとして、図3に表わしてある。ウェブページで、このサンプル22%画像をクリックすると、100%の原解析画像へと進む。「明ゴブリンアイ処理」とは、画像の明るい情報を強調するもの。もともと全体が暗いのであるが、その中で、比較的明るいものが、より明るくなる。暗いものは、そのままにされる。これとは反対に、「暗ゴブリンアイ処理」では、暗いほうの情報が、より暗く調整され、明るいものは、そのままにされる。これらをミックスした「双ゴブリンアイ処理」というものもある。明るいものは、より明るくなり、暗いものは、より暗くなり、中間のものが、そのままにされる。
 処理の強さを決める指標は、レベルOPQとホーンB〜Lの組み合わせによって決める。レベルは(強)O > P > Q(弱)となっており、これらを一つ指定してから、(弱)B < C < … < L(強)を決めると、処理が実行される。図3で選んだのは、「明ゴブリンアイ(明GE)」の「O」と「L」であった。これが、最も明るくなる組み合わせとなる。
 実は、何度も処理を重ねてゆくことができるのだが、図3では、「明GE」「O」「L」の一回だけのものを並べた。


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 図3の拡大原解析画像を見ると分かるだろうが、月の光が影響していない、周辺の暗い領域には、小さな白い斑点が、数え切れないほど写っている。月の光も強くしてしまったので、そのあたりに見えていた「暗いシルフ」は見えなくなっている。

 9分割画像 ( i )を調べる

 9分割領域の (i) について、図4の赤色枠で示した小領域(×8領域)を拡大して調べてみよう。この小領域を(i)×8 Redと名づけることにする。
 図5は、この(i)×8 Redを単純に「拡大なめらか補間」したものである。この図を(i)×8 Red BIGと名づけておく。赤色や青色の、比較的大きな領域を色づけているパターンを背景として、幾つかの、白い小さな斑点がある。まだ、はっきりと確定できるものではないが、これらを「明るいシルフ」と呼んでおこう。
 図6は、図5((i)×8 Red BIG)に対して、飛値8(step 8)でコンター解析を行ったものである。これを(i)×8 Red BIG Cntr8とする。コンター解析として、置き換える色を白としている。「明るいシルフ」とみなされるものは、何重ものコンターの輪に取り囲まれている。


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 図7は、図5((i)×8 Red BIG)に対して、「双ゴブリンアイ処理(Both Goblin Eye)」(レベル「P」とホーン「K」の組み合わせによる)を行ったもの。これを(i)×8 Red BIG BGEと呼ぶことにする。
 図8は、図7((i)×8 Red BIG BGE)について、飛値8のコンター処理をほどこしたものである。何重ものコンターの輪に取り囲まれているものに対してA〜Jを添えた。「明るいシルフ」とよべそうなものは、Bを除いたものだろう。この、赤いBについては、まだ、よく分からないが、かなり明るくなっており、楕円状の境界もあるので、シルフの一種かもしれない。これらを詳しく観察すると、「明るいシルフ」の「色」が微妙に異なっている。背景の色の影響もあるかもしない。

 9分割画像 ( b )を調べる

 図3の9分割画像(b)について、同様の解析を行った。ただし、上記の図5と図6に対応する処理画像は省略した。図9から図11が、その解析結果である。
 この図10と図11を見ると、図11においてNとRで指定したものの形が、楕円状ではなく、十字状になっている。これは、ちょっと異質なものである。


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 9分割画像 ( d )を調べる

 次の図12から図16までは、図3の9分割画像(d)について調べた物である。
 まず、空色枠の小領域(図12)を拡大して(図13)みると、詳しく調べてみたい対象があったので、さらなる小領域T, U, Vを定め、これらを拡大し、暗ゴブリンアイ処理で、画像をくっきりさせ(各(a)画像)、飛値2(step 2)でコンター解析したものである。


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 (Written by Kinohito KULOTSUKI, Dec 24, 2011)

 参照資料

[1] 「(Oc2)月食の空に現れた空気の精シルフ」で観察した明暗4体のシルフ



 

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