月明かりの中の「暗い空気の精(Dark Sylph)」
(Oc6)Dark Air Elemental Sylph against Moon Light

黒月樹人(KULOTSUKI Kinohito)

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 月明かりの中の「暗い空気の精」

 暗い空気の精(Dark Sylph)の中心核は、いつも、一様な暗い領域が占めており、その微細な構造が見えなかった。このため、調査の対象が、明るい空気の精(Light Sylph)に偏りがちであった。しかし、明るい空気の精は、なかなか現れない。これに対して、暗い空気の精は、月明りの中で、比較的多く観察される。
 図1は、2012年1月17日の早朝4時半ごろの、ほぼ南の空にかかっていた月である。晴天ではなく、少し、かすみがかった雲が広がっていたが、なんとか月の姿をとらえることができた。これは、SONY HANDYCAMのHDR-HC7のカメラモードで撮影したものの中心部を切り取ったものである。


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 この図1の月明りの領域を詳しく調べてみると、数多くのダークシルフ(Dark Sylph)が現れている。この中の一つを調べてみたが、中心核の様子は、あいかわらず、よく分からない状態であった。そこで、少し考え方を変え、天文学の世界でよく行われている手法に習い、この画像Aの明暗を反転することにした。次の図2である。


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 さらに、この画像A-Revをゴブリンクォーク2のPeach処理で調整したものを図3とする。


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 図3において、黒くなった月の周囲に、小さな白い斑点が幾つも見える。これがダークシルフである。半月の境界線の中心位置から、やや右上に、もっとも明るく見えるダークシルフがある。これをダークシルフ01と呼ぶことにしよう。このダークシルフ01を拡大なめらか補間して、さらにゴブリンアイで処理したものが、次の図4である。中心核の細かな構造が見えてきている。明るい空気の精(Light Sylph)で観察されている「角」もしくは「触角」のようなものも現れている。
 図5は、図4のダークシルフの中心部だけをコンター解析したものである。
 ここまでの画像は、明暗を反転させたものであった。これはダークシルフなのであるから、再度明暗を反転させ、本来の状態に戻しておこう。図6は図4を明暗反転させて、本来の色対応に戻したものである。図7は、この図6のダークシルフの中心部だけをコンター解析したものである。


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 考察

 わずか一例のみの解析であるので、あまり確かなことではないが、暗い画像において観察されるダークシルフについても、このような手法により、中心核についての詳しい情報を得ることができた。図5や図7を見ると、このダークシルフの、やや太く見える部分の中央部に、丸いものがある。そこにつながる、折れ曲がったパイプのような構造と、右上の、まるで貯蔵源のような四角い領域。これらの表現は、かなり比喩がかっており、科学的なものではないが、ダークシルフというものの正体が、まだよく分かっていないので、適当な言葉が見つからない。
 (Written by KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621, Jan 17, 2012)

 

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