かな入力初心者のためのアルファベットキー配列記憶法(1)

黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI, Tree Man on Black Moon)

RaN44 かな入力初心者のためのアルファベットキー配列記憶法(1)

「アルフアベットキー」の配列を覚える手順を提案します。RaN43では2種類と述べていましたが、いろいろと思い浮かんだので、何種類になるかは分かりません。ここでは、それらの一つを説明します。

アルファベット歌法

アルファベットを覚えるとき、反復するための歌を習ったと思います。その歌では、呼吸の都合で、「ABCDEFG」「HIJKLMN」「OPQRSTU」「VWXYZ」と4つに分けました。ここでは、これらの4つのグループに分割して、それぞれについて、キーの位置を覚えることにします。

 @アルファベットキーの配列を紙に書き写します。

 AABCDEFG」「HIJKLMN」「OPQRSTU」「VWXYZ」ごとに色鉛筆でグループ分けをします。

 このあとの説明では、印象が強くなるので、1グループごとに色をつけて観察してゆきます。もちろん、色分けしますから、1枚の紙の上で行ってもかまいません。

 一つ目はABCDEFG」です。

 全体の中で、どのような地域を支配しているかを見てください。おおよそ、左のほうにあります。

 AからB, C, …と順にたどってゆきます。もっとも左にあるAから、最も右のBまで、大きく飛びます(Big jump)。それから、中央(Center)Cへと戻ります。そこからは、Dへと登り、さらにEへと登ると、おしまい(End)ですから、右へと滑り下りてFへと行き、このスロープをGへと向かって、ここで次のグループへと飛びだします。

 二つ目はHIJKLMN」です。

 このグループのトップであるHは、前のグループのラストであるGの隣にあります。

 この「HIJKLMN」のグループは、よくまとまっていて、右のほうにあります。

 Hから順にたどってゆくと、HからIへと行くところで、小さく上にジャンプすることになります。IからJへは、降りつつもどるという動きです。左のHは、もうたどってありますから、そっちへは行けません。そこで、Jから右へとはね返ります。JKLは続いています。Lの右には何もないので、下のMへと降ります。そのままNへ移って止まります。

 このグループで目立っているのはIです。Iは英語で「私」を表します。そこで、キャッチコピーとして、「私だけが浮いている」と考えました。

 三つ目は「OPQRSTU」です。

 このグループの特徴は、ほとんどの文字が最上段にあるということです。一つだけSが、中の段にあります。

 Oから順にたどってゆきます。Oの次のPは右隣にあります。自然な位置です。ところが、次のQは、遠く離れています。このとき、この地図を、コーヒー缶などに巻きつけてください。すると、Pの右側にQがくることになります。コーヒー缶座標では、OPQまで、自然な位置にあるわけです。

 QからRへは2つ飛ぶことになります。Qで休(Q)憩したので、先を急ぐ必要がありました。しかし、Rでリターン(Return)して、少し戻ってSを見つけなければなりません。Sのシンボルとして、Snake(ヘビ)をイメージします。

ヘビが足をもたなくなったのは、地面の中で動き回るときに、じゃまになるからだと言われています。実際に、ジムグリという名のヘビがいます。いつも地面にもぐっているので、ジメンモグリ→ジモグリ→ジムグリと変化したようです。私が教師をしていたころの生徒が、ヘビの卵を見つけたからということで、私にくれました。アクアリウムに土やコケや石を入れて、そこへ、この卵を入れておき、乾燥しないように、ジョウロで水をまいて観察していると、そこからヘビの子供が現れました。小指ていどの大きさの卵だったのに、生まれてすぐの子ヘビは20cm以上もの長さでした。ジムグリは赤と黒の横縞模様で、なかなかカラフルなファッションです。そいつを自然に放してやってから、今の今まで、ジムグリには、一度も出会ったことがありません。地面の中や、落ち葉の下にもぐっているので、ほとんど見つからないのです。

 Sは「仲間はずれ」なのです。SからTへと戻ります。昔RSTと並んでいたのですか、Sが地下へともぐったので、Tはその空席をつめて、今ではRの右隣に並んでいるのです。ただし、この物語は嘘です。記憶のためのSFファンタジーというところ。TからUへと進むとき、ひとつジャンプします。ここの物語は、昔TUと並んでいたのですが、Yが後から、TYは同じ種族だと信じ込んで、割り込んできたのです。実は、数学の分野でのトポロジーによると、TYは同じグループとなるのです。人が足をそろえて立って、両腕を横に上げればTのようになり、斜め上にあげればYとなります。

 四つ目は「VWXYZ」です。

 このグループにも、ある種の特徴はあります。ほぼ左にあって、最上段と最下段だけに位置しています。Vから順にたどってゆくと、VWXYZと、上へ下へと、まるで、壁に球が当たって跳ね返るかのような動きをしています。まるでビリヤードのようです。残念ながらビリヤードのスペルはbilliards (単数扱い)なので、Vから始まるわけではなく、ダジャレは成立しません。動きがバドミントンのシャトルのようにも見えます。こちらのほうが、動きを言い当てているかもしれません。残念ながら、バドミントンもスペルはbadmintonなので、韻は踏めていません。Vの隣にBがあります。VBと見て連想するのは、バレーボール(volleyball)です。相手のコートへダイレクトに返球しているところでしょうか。

 Yは、昔、もっと近くにいたのですが、Tの横に並びたくて、少し遠くへと行ってしまいました。

 予告

 げんみつに言うと「アルファベット歌の息継ぎによる4グループ分割法」となりそうな、この方法についての解説は、ここまでとします。他の方法として、並んでいる二つをペアとして覚える「ペア法」や、一つずつに注目して、その隣を覚えてゆく「連鎖法」を考えています。それらについては、このシリーズの(2)(3)で説明しようと思います。

(2010.05.02 Written by Kinohito KULOTSUKI [@] KULOTSUKI ANALYSIS INSTITUTION>)