RaN163 カダフィ大佐のオーバーリーフ/「魂のチャート」より
Overleaf of Colonel Qaddafi
/On “Chart of Souls(THE MICHAEL HANDBOOK)”

黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI)

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 「カダフィ大佐 死亡か」「リビア42年独裁に幕」
 このような見出しを新聞で眼にした。添えられている画像は、血に染まったカダフィ大佐の死体のようであり、朝のさわやかな気分が、たちまちのうちに、吐き気に近いものとなった。
 カダフィ大佐は、とらえられて、直ちに射殺されたらしい。その国の人間ではないので、そのときの状況について理解することは、私には、できない。自分の父親とか友人が、この男のために殺されたのだと思う人が、おそらく、数多くいたことだろう。
 その写真の汚れたイメージを思い浮かべるのが嫌で、その新聞記事の詳細については、まったく読まずに、私は仕事へと向かった。

 その日の昼休み休憩の時間に、私は、読み続けていた「魂のチャート」[1] という本を広げた。この日は「モード」についての章だった。
 「魂のチャート」という本の原題は “THE MICHAEL HANDBOOK” だそうだ。
 「マイケル(MICHAEL)」というのは、私たちの世界を終えた存在たちが、魂の集合体となって、私たちの世界へと、未知の情報を伝えるときの、その「意識体」のコードネームなのだそうだ。その、魂の集合体の、ひとつの魂が、私たちの物質世界で、最後の人生を送っていたときに、つけていた名前が「マイケル(MICHAEL)」だったとか。
 「マイケル」たちは、中位コーザル界という、私たちが想像もできない世界に存在しているらしい。
 「魂のチャート」というのは、「マイケルからのメッセージ」[2] に代表される、高位コーザル界のマイケルによる情報の中から、「魂の年代」「オーバーリーフ」「ボディタイプ」などを抜き出して、分かりやすく整理して解説したもの。

 「高位コーザル界のマイケル」によれば、私たち人間は、タオから分かれた「意識の火花の断片(魂)」によってコントロールされているようだ。
 「私」という意識は、「偽りの人格」とも呼ばれる。「本当の人格」とは一致していないのだそうだ。
 まるで、演劇やドラマで、役者が、そのドラマにおける「配役」を演じるかのように、「本質」とも呼ばれる「魂の意志」によって、「偽りの人格」というものが設定され、その基本的な性質にしたがって、この現実世界における「役」を演じているのだという。

 「カダフィ大佐」の名前が、ちょうど、その日に読んでいたところの、[「攻撃」のモードの有名人 ] のところに記されていた。
 カダフィ(一九四二〜 リビアの政治家)
 「攻撃」のモードという言葉の、「モード」というのは、「魂が設定した目標を達成するために、魂がとる行動や方法のこと」であるという。
 「魂の目標」には、「支配」「服従」「受容」「識別」「成長」「再評価」「停滞」の7つがある。カダフィ大佐の「魂の目標」は、もちろん、「支配」意外には考えられない。
 「攻撃のモード」を魂が選んだとしても、この「攻撃のモード」の「陽極」を意図するか、それとも、「陰極」を意図するかで、大きく変わってくる。
 「攻撃のモードの陰極」には、次のような説明文がある。
   自分の財産を守るためには他人を攻撃しなければならないと信じている人たち
   恐怖政治を行う国家指導者

 まさしく、カダフィ大佐にぴったり合っている。

 「高位コーザル界のマイケル」によれば、私たち人間は、私たちの「意識の根源」なのか、それとも、私たちに「寄生している」のかは、かんたんには決められないが、私たちの「魂」が選択する、「オーバーリーフ」という、さまざまな条件による「性格」あるいは「役」を引き受けて、この世界へと生まれ出ているらしい。
 とすれば、リビアで「恐怖政治を行う国家指導者」であったカダフィ大佐も、つきつめて言えば、こんな「役割」だということを承知で、この世界における「リビア」という国の変化を促すために、この世界へと生まれてきたのだと、私たちは、見なすことができる。
 「恐怖政治」や「独裁」は、私たちが望んでいたものではないだろう。しかし、過去のどこかで何かが狂って、そうなってしまったということを、私たちが学びとるためには、「カダフィ大佐」のような「悪役」が必要だったのかもしれない。

 本人(の魂)は知らなかったかもしないが、そのような「悪役」を演じてきた「カダフィ大佐」という、「魂」あるいは「偽りの人格」に、「どうもおつかさまでした」という、日本独特の言葉をかけてみたい気分だ。「カダフィ大佐」が、その役割を引き受けてくれたので、私を含めた、他の「魂」もしくは「偽りの人格」が、そのような「オーバーリーフ」を引き受けなくても済んだのかもしれないのだから。

 とはいえ、「カダフィ大佐」は、今回の人生において、多くのカルマを生み出したはずであるから、次の人生からは、それらの「カルマのリボン」を燃やすため、ずいぶんと困難を「しょい込む(背負い込む)」ことになるはず。ご苦労様です。

 ところで、「魂のチャート」は、次のように直す必要が生じた。
 [「攻撃」のモードの有名人 ] … カダフィ(一九四二〜二〇一一 リビアの政治家)
 他にも、いろいろと翻訳ミスや誤植があるのだが、このページのテーマから逸れてしまうので、それについては述べないことにしたい。
 (Written by Kinonhito KULOTSUKI, Oct 28, 2011)

 参照資料

[1] 「魂のチャート」ホセ・スティーブンス& サイモン・ワーウィック・スミス (著), 伯井アリナ (翻訳)、ナチュラルスピリット刊
[2] 「マイケルからのメッセージ」チェルシー・クィン・ヤープロ著、鈴木里美訳、ナチュラルスピリット刊2010

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