ゴブリンクォーク4の色加味解析におけるセザンヌカラ―セット
(RaN185) Color Set Add Analysis of Goblin Quark 4

黒月樹人(Kinohito KULOTSUKI, treeman9621)

ゴブリンクォーク4 [0] 入手から、準備・解凍・ライセンスキー・起動まで

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 色加味解析

 色加味解析はコンター解析の手法を拡張したものであった。科学解析画像の中に、表面温度を虹の7色で置き換えたものがある。このような画像をかんたんにつくることをねらいとしていた。


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 ゴブリンクォーク4を編集しているとき、電気店へ行ってデジタルカメラのパンフレットをもらってきた。デジタルカメラを欲しいとは思ってもいたのだが、すぐに買えるほどのお金はもっていない。これまで使っている、旧式のデジタルカメラ(実はデジタルビデオカメラに付属しているカメラ機能)で撮影した画像を、今どきの最新デジタルカメラに装備されている各種のモードによる画像へと、ゴブリンクォーク4で変換してしまおうと考えた。
 多くのデジタルカメラにおいて、「スペシャルエフェクト」などの分類名の中に、「絵画調」や「HDRアート」などと称して、通常撮影の画像を、まるで油絵具で色づけしたような画像へと変換するものがあった。
 「絵画」のような画像というものは、興味深いテーマだ。
 これまでの画像ソフトの中にも、エンボスとかスケッチといったモードをもっているものがあった。しかし、これらによって生み出された画像は、けっきょく同じようなものになってしまう。
 色鉛筆なり油絵具なりで「絵画」を描くとき、しろうとなりに、何らかの「変化」が出て、それが、自分自身のユニークさなのだと思うことになる。
 コンピュータソフトを使って、自分が撮影した画像を変換するときも、そのような「個性」が盛り込めたら、そう思って、ゴブリンクォーク4を編集していた。
 「カラーリスト (COLORIST, 色彩心理ハンドブック)」(小林重順(著), 日本カラ―デザイン研究所(編), 講談社(刊)1997)という本を図書館から借りた。ここに、日本や世界の画家たちの作品における「色相配色」が分析されてあった。
 たとえばセザンヌなら、水色を基調とした、すずしげな配色でまとめられていることが多く、それが、ぱっと見て「セザンヌの絵だ」と判断できる根拠のひとつとなっている。
 それぞれの画家たちが好んで使った絵具の色は限られたものだった。ゴッホの伝記には、油絵具のなんとかがほしいからと、弟のテオに手紙を書いたことが記されていたと思う。
 これらの配色を「色加味」解析ページの「節色」にすれば、どのようになるのだろうか。このように思いついて、ゴブリンクォーク4の「色加味」解析ページの配色リストを修正した。
 このあと、セザンヌ、葛飾北斎、カンディンスキー、モネ、ヴラマンク、ボナールが使った絵具に基づく、「色加味」解析画像を紹介する。

 セザンヌ


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 セザンヌの描いた「大きな松の木のあるサント・ヴィクトワール山」の主要な色は、RGBを16進数で表わしたとき、#336633, #cc9900, 6699ff, cccc99, 99ffffである。「配色」のAに相当する。色加味解析では、7色の「節色」を設定するので、これに、黒(#000000)と白(#ffffff)を加えた。「配色」のBとCは、Aを、RBGから、GBRとBRGへ、サイクリックに値を交換したもの。

 葛飾北斎


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 葛飾北斎の「富嶽三十六景」のひとつ「凱風快晴、赤富士」からの、主要な色のうち、エンジ(#990000)と青(#0033ff)を、版画のように取り扱うため、「節色」の2つずつに配置した。これが配色3のAである。BとCは、RGBのサイクリック交換によるもの。

 カンディンスキー


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 モネ


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 ヴラマンク


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 葛飾北斎の配色を使った図3から、次の、ボナールの配色まで、実は、「範囲指定」のところを変えている。上記のヴラマンクの例で説明すると、0-255の濃淡値のうち、24-176の範囲に限定して、色加味処理を行っている。分かりやすくするため、いずれも「硬」処理である。「軟」や「中」あるいは、それらの下にある「帯スイッチ」で、もとの画像の色との、重みづけ平均処理を行うこともできる。

 ボナール


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 ボナールの配色は7のAである。RGBでのサイクリック交換による、配色7のCも、なかなかバランスがとれていて美しい。次の図8とした。


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 (Written by KULOTSUKI Kinohito, as treeman9621, April 21, 2012)

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